人々の日常を奪う暴力の連鎖｜アフガニスタンで起きていること

アフガニスタンでは急激な情勢悪化に加え、2020年からの新型コロナウイルス感染拡大により、早急な人道支援が求められています。
今年6月、シャンティが国内避難民が多く暮らす地域で食料や衛生用品の配布支援を行った際、紛争で父親を亡くし、自身も自爆攻撃に巻き込まれたという男性とその家族から、話を伺いました。

 

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「私が小さい頃は、よく父と丘や山に登って木の実を取ったり、木を伐採したりして、市場で売ることで毎日の食費を稼いでいました。

私たちの訪れていた山には反政府軍が配置されていました。そのため、私たちが山に出入りする時、軍は食べ物や、時にはお金を持ってくるよう要求してきました。毎日がその日暮らしだった私たちは、山に行かないわけにもいかず、彼らの要求に応じることしかできませんでした。当然貯金もできない中で、ある日、最悪な日が訪れました。

私が父についていかなかったあの日、遺体が家に運ばれ、泣き叫ぶ声も聞こえてきたのです。それは、父の変わり果てた姿でした。どうして、食べ物やお金を渡すなど、彼らの要求に答え続けてきた私の父が惨殺されなければならなかったのでしょうか。」

 

 

その後男性も、仕事の賃金を受け取るため首都の銀行を訪れた際に爆弾攻撃に巻き込まれ、両足を失いました。この爆発では数百人もの市民が犠牲となりました。

現在、男性の母親が家計を支えるため、山で木を伐採したり野菜を育てて販売したりしていますが、日々の暮らしは厳しい状況が続いています。

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この家族のように、脆弱な状況に置かれている人々のために、シャンティとしてできることを精一杯取り組んでまいります。

 

10月15日が最終日です！

【残り22日、目標金額達成まで776万7,000円】

緊急支援｜最悪の人道危機が迫るアフガニスタンの避難民を支えたい

https://readyfor.jp/projects/Shanti_Afghanistan2021

 

皆さまのご支援により目標金額の22％を達成しています。

 

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引き続き応援のほど、宜しくお願いいたします。