プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

読みに困難があると学力が評価されない日本の学校では、勉強を続けられません!

私は中学3年生の息子を持つ母親です。
息子は日本での高校受験をあきらめ、カナダへ留学することに決めました。
苦しい家庭事情の中での留学であるため、留学費用の一部を応援していただきたく、クラウドファンディングに挑戦します。
同時に、

「ディスレクシアの子供が学校でどのように困っているのか?」
「なぜ、息子は日本で受験ができないのか?」
を是非多くの人に知っていただきたいのです。

 

毎日学校で読めずに困っている子どもたちのことを知ってください!

ディスレクシアというのは学習障害の一つで、読みに問題がある状態を言います。
日本では正式な調査がされたことがないのですが、調査が行われた国では人口の10%前後の人が大なり小なりディスレクシアの症状を持っていると考えられています。

(ウィキペディア ディスレクシアのページhttps://ja.wikipedia.org/wiki/ディスレクシア)

(スイセンとクモ:息子撮影)
(スイセンとクモ:息子撮影)


息子の学校生活

息子は小学3年生から学校で支援を受けていますが、 支援のきっかけは字が読めないからではありませんでした。

他の教室に移動するのが遅い、午後の授業になると席を立ってしまう。 隣の子にちょっかいを出す。など、クラスに迷惑をかけている。 と、先生から毎日のように注意を受け、WISCという知能検査をした結果、通級に通うようになりました。 その後、私がディスレクシアの当事者のドキュメンタリーを見て、息子はこれかもしれない! と思ったのがディスレクシアとの出会いです。

(狛江市の発達障害の子供のお母さん達で作った 発達障害を紹介する冊子リーブスの一部)


 

私は読むのがかなり速いほうで、 目がいいのに字が読めないというのはどういうことか? というのはなかなか理解できませんでした。 ここでは、まわりの子が簡単にできることが相当苦労しないとできない。 さらに、訓練してもできるようになるとは限らない。というのをわかりやすく説明するために、「利き手と反対の手で、勉強や仕事ができますか? 」という例えにしてみました。 実際は書く量よりも読む量の方がずっと多いので、本当に大変です。 まず、問題を読むのに時間がかかる。 そして、答えや作文を書いた後は必ず読み返すことをしますよね。 自分の書いた字を読めないとなると、学校のテストは本当に致命的です。

(カタクリの花:息子撮影)



息子の学校での問題行動ですが、 ディスレクシアであることを踏まえて考えると、 教室移動が遅いのは、プリントやノートを書くのが授業中に終わらず休み時間に食い込んでいるから。 午後の授業で席を立つのは、午前中で字を読むことに疲れてしまい、授業に集中できなくなるから。
あと、 図書の時間に借りる本を決めずに、図書室をぐるぐる歩き回る。と言うのもありましたが、これも理由は明白ですよね。

実はこう言った子供の問題行動を見ても、学校の先生はそれが字の読みにくさから来ているとはわかりません。親に再三電話をかけてくるのですが、親も本人にもどうにもしようがないんですよね。



デイジー教科書を使いたい!

通級の先生からデイジー教科書という、読み上げ音声のついているデジタル教科書のことを教えてもらい、さっそく iPadにデイジー教科書や、点字図書館から課題図書のデータをダウンロードして環境を整えましたが、実は息子はデイジー教科書も課題図書の音声データもあまり使いませんでした。
 

(リーブスより、学習障害の子供の気持ちと、対処方法をまとめたページです。)



私はパソコンの修理やセッティングの仕事をしているのもあり、手書きができなければキーボードが打てればいい。 読むのが苦手ならば音声で読み上げればいい。と思う人間ですが、
「みんなと同じようにやりなさい!」「できるように努力しなさい! 」と毎日学校で怒られている息子は、みんなと違う方法で勉強ができたとしても、あまり意味がなかったようです。 
 

(息子9才の時の写真)



下の資料は今年3月に取った息子のWISCという知能検査の結果です。 全体のIQが107とあります。 
IQは全体の真ん中が100というルールなので、普通よりも少し上と 言うことになります。 パーセンタイル順位というので、100人中 一番下から数えて68番目というのがわかります。 2行目の言語理解指標というのが、息子の得意分野です。 IQで 127、100人中上から4番目ということですね。 その後の二つは普通ですね、109と100となってます。 息子の場合は最後の処理速度というのが問題ですね。 IQで78、100人中ビリから7番目です。

息子のWISCの結果



乱暴な言い方ですが、この検査の結果を見ると学校の成績は平均したら4ぐらいが妥当じゃないかと私は思うんです。実際、授業で 何を習ったかについて、家で良く話をしてくれますし、説明も丁寧でわかりやすいです。 で、実際の息子の成績がどうかというと、通知表はオール2なんですね。 テストと、宿題や課題の提出ができないと、いくら内容の理解ができても学校では2しか付けてもらえない。 WISCのテストで言うと、全体の107でもなく、一番高い127 でもなく、 処理速度の78、ビリから7番目というところしか学校の成績に表れないんです。

 

(アマガエル:息子撮影)


 

読むことと書くことが苦手な子供は、 左利きの子供と同じよう に、 苦手な部分を助けることで、無理なく勉強することが大切だと思います。 それがデイジー教科書であったり、テストの時の問題文読み上げだったり、 作文やテストの解答をキーボードで打ち込むことなどです。 テストの読み上げも、先生がやる必要はなく、問題用紙がデイジーになっていれば、 自分で読むのと同じように、読みたい場 所を読みたいスピードで何度でも読めます。 (中学生にもなると、1 人だけ別室でテストを先生に読み上げてもらうというのを恥ずかし いと思う子供がほとんどなので、 結構重要です。) 息子の場合、義務教育の9年間、学校でデイジー教科書を利用したり、 作文や宿題を減らすなどの対応は結局1度もされませんでした。
 

(デイジー教科書利用者の声)


 

上の資料にあるように、 デイジー教科書が大変役に立ったと言われる例でも、 授業での使用が認められていません。 学校側が使用を認めないことが大変多いです。 息子は中学校ではテスト時間の延長をしてもらっていますが、それでも最後まで問題を解き終わらないことが多く、英語なんかは当然綴りが間違っているとバツがつくので、 内容理解とテストの点はどんどん開きが出ています。 あと、報告書の初めと最後に書いてあるのですが、 目が疲れるとどんどん読めなくなるため、テストの後半は、成績がどんどん悪くなる。というのも息子の特徴です。 これも、デイジー教科書を使って耳からの勉強にすることで、 長時間の勉強が可能になります。
 


高校進学はどうしたら?

さて、今、息子は中3ですが、今の成績だと、高校進学はどうなると思いますか?
私はどんな学校に行けるのか? 頑張って受験して高校に行ったところで、はたして息子は自分に合った勉強ができるのか? 大変心配していました。 

今年の冬休みに、息子と進学先について話し合いました。
授業はちゃんと聞いて理解できているとしても、 テストと学校への提出物が出ていないことが原因で成績がここまで落ちているから、 高校受験するならば、 私が学校に提出する課題を半分やって内申を上げるぐらいのことをしないと、 自分に合った高校に入ることはできないよ。 もし課題の提出や受験勉強をどうしてもしたくないというのならば、 高校受験せずに留学することにする? そろそろどうするか決めないと、私が手伝うこともできず手遅れになるよ。 とかなり強く問い詰めました。 息子うーんとうなって、考え込みましたが、 3分ほどで結論は出ました。 高校受験せず、9月からカナダの学校に留学することになりま した。




今の学校の勉強方法では、14歳で家を出て留学した方がまし、思うほど、勉強を続けることが難しいと、14歳の本人が感じていると言うことを、 是非多くの人に知ってもらいたいのです。 
現在の日本では、約10%の子供達がディスレクシアのために本来の能力を学校の勉強・成績に活かすことができていません。この状況を早急に変えていきたいと思っています。

正直な話、息子はもう日本の教育とは縁が切れる予定なので、この後日本の法律がどう変わろうと息子への影響は大してありません。 ただ、ディスレクシアを抱え、今学校に通っている子供と親、それからこれから通う子供と親が、わたしたち親子のような経験と 選択をしなくても良いように、情報を提供することが自分の役目だと思っています。
 

(カメレオンと私:息子撮影)


 

保育園の問題もそうですが、いくら当事者と家族が困っていても、その年齢を過ぎると困りが解消されてしまうので、次の世代がまた 同じことで苦しみ、問題はそのまま放置されています。私も息子の進学先が決まり肩の荷が下りてほっとしていますが、このままでは 同じ経験をする子供がいつまでも居続けることになります。 ある意味、子供に合わない教育を9年間も学校で受け続ける(もしくは不登校になる)というのは、子供の立場の問題であるだけでなく、税金のものすごい無駄遣いでもあります。 
是非身近にいるディスレクシアの子供や大人に気付いて、支援を受けて勉強することの大切さを教えてあげられるように、ディスレクシアのことと、今の日本の教育環境についてを、多くの人に知ってもらうための手助けをしてください。

(東京駅:息子撮影)

 

 

 

 

息子の撮った写真で作ったオリジナルカレンダーをお届けします!
 

実は息子は字が読めない分、字に頼らない分野の能力が高いです。
人とのコミュニケーションや、写真が息子の得意分野です。
留学先のカナダで身近な自然の写真を撮って、2019年のオリジナルカレンダーを作成します。
下記写真とリンク先は3年前に息子と2人旅行したときの写真で作ったカレンダーです。
今回は観光地ではないので、それほどドラマチックな写真は撮れないとは思いますが、きっと素敵なカレンダーをお届けできると思います。


下記リンクは2016年のカレンダーのものです。
http://www.interesse.biz/PDFS/2016Nantes%20calendarS.pdf

狛江のお母さん達で作成した発達障害を紹介する小冊子、リーブス最終号(A5サイズ16ページ)も一緒にお届けします。先生や家族への子供の状況の説明、発達障害を知らない人への紹介に使っていただけると思います。

リーブス最終号表紙

(リーブスのデータはどなたでも閲覧、印刷、配布できるので、必要な方は是非利用してください。http://interesse.biz/leaves/index.html)

 

2000円のご支援にはオリジナルカレンダーとリーブス最終号を1冊ずつお届けします。来年1年間、カレンダーを身近に置いてカナダの雰囲気を楽しんでください。

5000円のご支援にはカレンダーとリーブス2冊ずつに加え、調布デイジーのメンバーが執筆した、ディスレクシアの人にどのようなサポートをどうやって提供すればいいかをまとめたブックレット、「読みたいのに読めない君へ」を合わせてお届けします。ブックレット代金(1000円)は全額調布デイジーに寄付します。

知り合いやご家族にも、ディスレクシアの子供の置かれた環境についてを紹介してただける方には、5000円でカレンダーとリーブスを4冊ずつお届けする枠も用意しました。

また、留学を重点的に支援していただける方には、10000円でカレンダーとリーブス5冊ずつのお礼をお届けします。


普段からディスレクシアの人を身近に感じ、少しだけやさしい気持ちになっていただけるととても嬉しいです。

 

 

 

 

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以下の内容で、長男が公立学校に留学したことをもってプロジェクトを終了とする 
留学期間:2018/9/1~2019/1/31 
留学先:カウチンセカンダリースクール カミチャンキャンパス 
※留学期間は2018年9月~2019年6月だが、今回資金を集めるのは2019年1月までの5ヶ月間の費用となります 
※すでに留学することは確定しています

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