プロジエクト終了に伴うお礼と結果のご報告
1 本プロジエクトは、カンボジア北西部のかっての内戦時に埋められた地雷や残置された不発弾を除去し、安全になった畑に農作物を植え、収穫して加工し、地場産業を発展させて、優れた製品をカンボジア国内はもとより、海外に流通させることにより、カンボジアの自立発展を目指した活動を進めるために、地元のクマエ蒸留会社に委託していますが、今回のコロナによって製品が売れなくなり、クマエ蒸留会社に入る収益が90%減になったことで、この活動の継続ができないとの判断から、Readyfor様のご協力を得て、皆様からのご支援をお願いすることになりました。
2 上記の事情から、皆様にご支援、ご協力をお願いしたところ、活動の趣旨をご理解いただき、216人の方から3,000,000円の目標額に対して、3,645,000円がご寄付下さり、お陰で畑の管理費や農作物を製品に加工する費用に使わせていただいています。お一人お一人の温かいお気持ちが伝わってきました。応援メッセージにも「心から応援しています」、「カンボジアの自立復興のために頑張って下さい」などと心を込めたメッセージばかりでした。資金面での応援はもちろんですが、多くの方から勇気を頂く励ましによって、コロナ禍の厳しい状況ではありますが、お陰様でその後の活動も継続できています。皆様からのご支援、ご協力に心からお礼を申し上げます。
3 結果については、3,000,000円の目標額に対して、3,645,000円のご寄付が寄せられ、その内手数料14%に当たる510,300円をReadyforにお支払いし、残りの3,134,700円が認定NPO法人国際地雷処理・地域復興支援の会(IMCCD)の口座に振込まれて、以降地場産業の発展を支援する事業を委託しているクマエ蒸留会社に委託費に必要な経費として運用させていただいています。
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5 収支については、216名の皆様からご支援いただいた資金の内、IMCCDの口座に振込み頂いた3,134,700円は、全額を地場産業の発展を支援する事業を委託しているクマエ蒸留会社の活動のための経費として使用いたしました。内訳は、畑の管理費85万円、作物の種購入費53万円、加工製品製造費76万円、愛媛県から無償提供頂いたトラクターの輸送費の不足分35万円、乾季に使う水の溜池を掘る資金の不足分13万円、クマエ蒸留会社の社員の人件費40万円、村人の畑仕事のアルバイト人件費10万円、円ドルレート差益雑費14,700円などに使用いたしました。
円ドルレート平均値は、1$=107円 3,134,700円=29,296USドル
現地決済は、バーツ、リエル、USドルにて決済し、一部日本での支払いに円を使用しました。
6 リターンについては、寄付型のプロジエクトで行わせていただきましたので、ありません。
7 今後についてですが、活動は何とか工夫しながら、継続して実施してまいりますが、いつにコロナの状況によるところが大きいと思います。このコロナの時代には、できるだけやれることをやって準備しておくことに活動の主体を持っていきます。例えば、米の焼酎など引き続き製造して貯蔵タンクに保管します。蒸留酒ですので年数がたてばたつほど製品の品質は高くなります。その他の農作物も経費の許す範囲で製造を続け、カンボジア国内の可能な範囲で流通させていきます。日本においても流通システムを検討して頂いている会社もありますので、引き続き連携してご協力を頂けるように努力いたします。
必要経費は、IMCCDの一般会計費から捻出できる最小限の経費を当てながら活動を継続して参ります。今次のご協力、誠に有難うございました。 以上」
【今後について情報発信を行いましょう】
READYFORでのプロジェクトはこれで一区切りがつきますが、
実行者の方の活動や夢はこれで終わりではないはずです。
引き続き支援者の方からの応援を頂けるよう、
今後の活動についての告知や呼びかけも最後に行っていきましょう。
※なお、新着情報は引き続き使用可能です