ネパール大地震により倒壊した学校の再建活動終了報告。
2年前の4月25日に発生したネパール大地震。
日本ではメディアにもあまり取り上げられませんでしたが、当団体では「何か力になりたい」という想いから仙台の街中でネパール大地震の募金活動を行いました。
街中では、在日のネパール人も募金活動をしており、その方達に声をかけた事からネパール大地震支援、そして今回の「学校再建活動」に発展していきました。
募金活動をしていたネパール人の1人から「支援をぜひお願いします」と言われ、その方と一緒にネパールまで行き、現地の視察をしながらも米や水などの物資の配布をネパールの各村にて行なっていく中で、一緒に行動していたネパール人の出身の村にも行きました。そこが私たちが学校再建を行なったマイディー村です。
地震直後という事もあり、潰れた家々が目立ち、地震によるショックから自ら命を絶ってしまっている人もおり辛い衝撃しかマイディー村にはありませんでした。
マイディー村の方々に「次回またマイディー村にきた時に何か私たちに出来ることはないか」と尋ねたところ、「学校が壊れてしまったので学校を作って欲しい」と頼まれ「ネパール大地震学校再建活動」がスタートしました。
当初の予定では昨年8月には完成するはずでしたが、日本とネパールの文化の違い、国自体の発展の状態の違いなど様々な問題に見舞われ完成予定日から大幅に遅れが出ました。昨年10月に当団体スタッフとレディーフォーや直接的に活動を支援してくれた方々と共にマイディー村の学校の視察に行き、生徒や先生方と触れ合い地震直後には想像も出来なかった笑顔を沢山見る事ができました。
今年ようやく教室が使える様になり、これまでは地震でヒビの入ったもともとあった教室やトタンと木の柱のみの屋外仮設教室で雨や風が吹き込んできていましたが、ネパール国指定の耐震鉄筋構造で、再び地震が起きた時に避難所にもなる様に頑丈な作りになっています。
この学校が出来たことにより子供たちが安心して毎日勉強を出来るようになりました。
教室を使い始めるその日、朝から生徒たちがみんなで嬉しさのあまりはしゃぎながら新しい教室に机と椅子、そして黒板を運び込みました。授業が始まると真剣そのもの、先生達もいつも以上に熱が入っていました。
今でもまだ窓の一部に扉が取り付けられていなかったり、コンクリートが欠けたりするなどがありましたが、現地にいる当団体スタッフが対処をしており、なんとか完成が見えてきました。
ここまでの事が出来たのも、レディーフォーを通じて支援をしてくださった皆様方のお陰です。
皆さんにも直接マイディー村にある学校へ行ってもらい、600名以上いる生徒たちと触れ合い、日本とネパールの交流が出来ればそれ以上に素晴らしい事はありませんが、時間や仕事の都合上、難しいと思います。当団体ではこれからもネパールのマイディー村やそれ以外の村にも足を運ぶ事があり、その度にツアーとしてフェイスブックやホームページで告知して行きますので、ご都合が宜しければ参加していただけたらと思います。
学校再建を始めてから2年という長い月日が経ってしまいましたが、もう完成します!ご報告が遅れてしまった事を心よりお詫び申し上げます。
また当団体では新たなプロジェクトも行なって行きますので応援よろしくお願いいたします!
=======収支報告=======
皆様からいただいた支援金は、学校再建に必要な材料、またそれらの運搬費、大工への人件費などに全額使わせていただきました。(1万円未満四捨五入)
支援総額:3,285,000円
Readyforからの振込額:2,680,000円
- 材料費(セメント、砂利、ビニールシート、レンガ、コンセント、電球、背負いかご、ドア、窓枠、鉄筋等) ¥2,720,000
- 材料運搬費 ¥60,000
- 人件費・施工業者への支払 ¥620,000
※昨年11月現在までにかかった費用です。
当プロジェクトへのご参加本当にありがとうございました。