リターンアイテム、記念乗車証の制作中

今日も北陸は時折時雨模様でして、補修作業は進んでいません。

ですが、先日は屋根を張り直す鉄板の見積もりを依頼したところです。

かなり多くなると見込んでいまして、予算内に収まるか分かりません。

けれども後継者に委ねる今後に備え、屋外展示でも劣化しないように2.3㎜の鋼板で更新予定です。

車体の鋼板は1.6㎜が基本ですので、たかが0.7㎜だと思われがちですが、全く違います。

2.3㎜だと下打ち作業として、鈑金用ネジの締め込みが出来ます。

この作業が出来るだけで、フレームと屋根板の溶接個所を数十から百数十か所も削減できるほか、どこに接点があるかを外から把握する事が出来ます。

また、屋外作業で溶接の際の歪みを修正する治具が使えないのですが、ビス止めは歪みが発生しないので、施工が簡便です。

結果、綺麗で長持ちする事になります。

何より今の鉄板を剥がすのが主な作業工程なので、絵に描いた餅かもしれませんが…。

 

 

 

もう一つ、記念乗車証としてノベリティに記載していますＣ型硬券も、印刷所に発注を済ませました。

一体どんな見本が送られて来るか、今から楽しみです。

小松の鉄道や歴史に特化したきっぷにさせていただき、一応小松市の所有物であるクハ４８９－５０１との整合性を設けていますが、最近の流行りとは逆行して、テイストは完全に昭和３０～４０年代の、「あの頃の国鉄」を目指します。

 

写真は、ボンネット広場のパンフレットとしてこれまで10年間使用したデータの原版です。

かなり退色してしまいましたが、何とか原色近くまで復原しました。

パンフレットに使った写真が実はクハ489-501じゃないというオチで申し訳ありませんでした。

でも、ちゃんとクハ489-503か-504です。

昭和58年撮影、ということで今から40年前です。

勿論、国鉄時代の写真でした。