寄付総額
目標金額 3,000,000円
- 寄付者
- 196人
- 募集終了日
- 2019年8月30日
確かな一歩を踏み出した今年の正月~箱根駅伝を走って~相馬崇史
こんにちは。中長距離ブロック長距離パート3年の相馬崇史です。はじめに、日頃より筑波大学箱根駅伝復活プロジェクトにご支援、応援してくださる多くの方々に厚く御礼申し上げます。僕たち部員一同、皆様への感謝の気持ちと「絶対に箱根駅伝に出場する」という強い覚悟を胸に日々トレーニングに励んでいます。
チームは現在、ほとんどの学生が春のトラックシーズンを終え、いよいよ箱根駅伝予選会に向けた夏の強化練習期間へと移行しようという段階にあります。前半シーズンは、関東インカレでは不甲斐ない結果に終わり、さらには、全日本大学駅伝予選会出場を逃すなど苦戦を強いられました。全日本大学駅伝予選会は出場資格が得られる20位まで僅か6秒(一人0.7秒)という差に、春に記録を伸ばせなかった僕自身の責任は重いと感じています。
冬季トレーニング期間の怪我が長引いてしまったことが原因ですが、言い訳をする気は毛頭ありません。僕自身に足らない部分があることの証明ですから。しかし、このままではいられません。僕は負けず嫌いなので、この悔しさを胸に、チームを引っ張り、3ヶ月後の箱根駅伝予選会に向けて厳しい練習に取り組んでいくつもりです。
さて、改めまして皆様にご報告があります。僕は、今年の第95回箱根駅伝に関東学生連合チームとして5区に出走しました。そのことについて、僕から詳しい発信をしていませんので、今回は、箱根駅伝に関東学生連合の選手(筑波大学の代表)として出場し、体験したこと、そして走り終えて感じたことをお伝えさせていただきます。
昨年の箱根駅伝予選会で筑波大学は残念ながら本選出場を逃しましたが、僕は関東学生連合チームに選出され、個人としてではあるものの筑波大のユニフォームを着て箱根路を走る機会を与えられました。僕は、このチャンスに特別な強い感情を抱いていました。なぜなら、1年生の時にも選出されていながら直前の怪我のために出場を断念した苦い経験があったからです。「今年こそ!」という2年分の思いを込めてトレーニングに励みました。
しかし、その熱い気持ちとは裏腹に、貧血や体調不良が続き、自分が考えるようには身体と心が一致せず、昨年よりも状態が悪いことは明らかでした。予選会がピークだったのか、以降の調子は下がり続け、走りの感覚は一向に上向いていきませんでした。
時には、モチベーションがなくなり、「今年も駄目かもしれない・・」と落ち込んだ時期もありました。それでも、弘山駅伝監督、コーチ、学生連合の監督、そして学生連合チームの仲間が僕を励まし箱根駅伝を走るために力を与えてくれました。それがなければ、今年の正月に小田原中継所のスタートラインに立つことはできなかったと思います。
そして、迎えた1月2日の箱根駅伝当日、僕は5区中継所に立ち、これ以上ない気持ちの昂ぶりを覚えました。中継所は何層にも重なる人々で溢れ、筑波大生としては12年振りの出走ということもあり「筑波大 頑張れ!」という声までも届きます。興奮しないわけがありません。
そんな興奮状態で前の走者がやって来るのを待っていたわけですが、序盤から出遅れた関東学生連合チームは5区で繰り上げスタートとなり、残念ながら僕のところにタスキが来ることはありませんでした。
タスキを受け取れない最後尾からのスタートは想定外でしたが、その現実を受けとめて、意外にも冷静に走り出すことができました。しかし、いざ走り出してみても、やはり調子が完全には上向いていないことがわかるほど序盤から苦しい走りとなりました。
「この調子で天下の剣と言われる箱根の山を登っていくのは厳しいかも」と気持ちが弱気に傾きかけそうになっていく中、その苦しさを忘れさせ、僕を奮い立たせてくれるほどの大声援が途切れることなく続いたのです
僕は、中学・高校時代に駅伝の全国大会に出場していますが、これ程までに凄い声援は初めての経験でした。「これが箱根駅伝なのか!?」と目標であった箱根駅伝を走る中で、その熱気と迫力に圧倒されました。「学生連合 頑張れ!」、「筑波大 頑張れ!」、「前が近づいているぞ!」というように、絶え間なく聞こえる声援が、寒さと厳しい上り坂で疲弊し動かなくなる脚を前へ前へと進ませてくれたのです。
普通であれば諦めるような場面でも、沿道からの声援、仲間の応援、給水係の同級生の喝が、私に力を与え続けてくれました。駅伝は一人ではありません。仲間、支えてくださる方々がいることで、それが大きな力となることを改めて強く感じました。
その後も苦しみながらも、大きな声援に応えるためにも、とにかく急勾配の路面を押し、脚を上げ続けました。序盤は区間順位が最下位だったらしいですが、芦ノ湖にゴールした時の最終区間順位は13位相当まで上がり、無事に走りきることができました。「今の全てを出し切った」と思えるほど、持てる力を発揮できたと思います。
走り終えた後は、卒業生、陸上競技部OBOGの方々、大学の教職員、現役の学生、日頃より応援していただいている方々から労いの言葉を沢山いただきました。僕たちは、こんなにも多くの人に支えられ、期待されているのだと改めて知りました。
もちろん結果は、目標には遠く及ばず、とても満足のいくものではありませんでした。普通のレースであれば「悔しい」「また頑張ろう」という程度で終わってしまうかもしれません。しかし、その時の私は、全く別の感情を抱いていました。
それは「この感動を筑波大学として、チームとして味わいたい」というものでした。箱根駅伝に出走したことで一番に感じたことは、やはり「箱根駅伝は凄い」「これほどまでに心を揺さぶられる駅伝は他にはない」というものでした。
この感動は実際に走った選手、出場したチームにしか味わえないものだと気づかされると、今までよりも箱根駅伝に出場したい気落ちが何十倍にも大きくなりました。この感動を皆で味わいたい!と。
今年の箱根駅伝で筑波大生が12年ぶりに箱根駅伝に出走し、筑波大学は確実に一歩を踏み出したと言えると思います。僕が箱根駅伝に出走することができたのは、チームとしての意識、競技レベルの向上、そして日々支えてくださる皆様方のご支援が成果となって表れつつある証拠だと思います。
そうは言っても、未だに皆様のご期待、ご声援に箱根駅伝出場という形では応えられていないのが事実です。申し訳なく、とても悔しい気持ちでいっぱいですが、僕たちは、確実に箱根駅伝との距離を縮め、それが手に届くところまで来ていると感じています。
僕は、今年の正月に、「今度こそ筑波大学が箱根駅伝出場を果たせるよう、僕がこのチームの先頭に立って引っ張っていくんだ」という決意を固めました。その強い気持ちが裏目に出て、春先の故障を招いてしまいましたが、今は“箱根モード”で元気に走っています。
26年振りの箱根駅伝出場という“ただ一点”を見つめて、どんな山があろうとも、僕は真っ直ぐ進んでいきます。どうか僕たちに力を貸してください。よろしくお願いいたします。
ギフト
5,000円
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10,000円
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50,000円
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※記念撮影を希望される場合は、箱根駅伝予選会が終了した直後に「国営昭和記念公園・みんなの原っぱ」の筑波大学の関係者が集まるエリアにお越しください(のぼり旗が目印)
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100,000円
予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
50,000円のギフトに加えて
■ 歓迎!練習見学に来ていただき、選手に激励をしてください
※練習見学や選手への激励を希望される場合は、日時の調整をさせていただきますので、
tsukuba@tsukuba-hakone.win
へ電子メールにてご連絡をお願い致します。
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- 8人
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- 発送完了予定月
- 2019年10月
300,000円
予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
100,000円のギフトに加えて
■ スタッフウェアおよびWEBサイトにサポーターとしてお名前を記載します
■ 箱根駅伝2019に出場が決まった場合、「決起集会」に出席いただき激励していただく
(出場が確定した場合、決起集会の詳細が決まり次第ご案内させていただきます)
- 寄付者
- 0人
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- 2019年10月
1,000,000円
予選会突破の瞬間を共に!箱根を目指す伴走者になる
300,000円のギフトに加えて
■ 筑波大学の箱根駅伝に対する想いを寄せていただき、WEBサイトに掲載させていただく
■ 選手および筑波大学学長からの感謝状贈進
- 寄付者
- 0人
- 在庫数
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- 2019年10月