山田町に仮設倉庫を建てて、漁師さん達が生計を立てられるようにする

山田町に仮設倉庫を建てて、漁師さん達が生計を立てられるようにする

支援総額

1,134,000

目標金額 975,180円

支援者
90人
募集終了日
2013年3月12日

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2013年03月12日 15:42

「山田町応援団」のご紹介

 

みなさんこんにちは!
本日2回目の更新です。
 
さっそくですが、みなさんは「山田町応援団」というボランティア団体をご存知ですか?
全国に約80万人もいるという「山田さん」で、人口2万人の山田町を応援しよう!と呼びかけているおもしろい団体です。
 
山田町応援団のホームページでは山田町の魅力をわかりやすく説明してあります。
 
昨年12月より、「山田町復興チャリティーマラソン」を開催。
また、「山田町を食べて応援しよう!」というイベントを、
山田町ご出身の夫婦が営む居酒屋「きさらぎ」にて定期的に行っています。
 
 
ブログ「山田新聞」は、山田マチさんという作家さんが編集長となり、山田町の情報を発信されています。
 
 
山田マチさんは、クスリと笑える短い物語を書く作家さん。
「やまだまち」と同じ名前であることがきっかけで、震災後に山田町を何度も訪れ、オリジナルの山田MAPを制作されました。
山田町で行った展覧会「山田の書きもの展」で、町のみなさんと一緒につくった手づくりの地図。
今回、支援金額が10,000円以上の各種リターンに、この地図もあわせてプレゼントします。
 
 
 
山田マチさんも参加する「山田町応援団」は、以前、この復興ドームを支援してくださったことがあります。
 
メンバーのひとりの女性が、作業スペースがほしいという漁師さんの声を聞きました。
寄付された運動会用のテントなどがありましたが、吹きっさらしの海辺というロケーションでは、風で飛んでしまいます。
木製の小屋を自分たちでつくろうとしましたが、素人ではすぐにはできません。
 
もっと何かいいものはないか?とネットで検索したところ、たどりついたのがこの「DIY復興ドーム」。
山田町応援団は、寄付を集めたお金で、テツヤ・ジャパンからドームを買い取りました。
 
「テツヤ・ジャパンは材料を持っていくので、道具と手伝ってくれる人をお願いします」とお伝えしていたのですが、山田町に行って驚きました。
 
設置当日、待ち合わせ場所には、大きなツアーバスが到着。
そのバスには、建設会社の社員さん40名ほどが乗っていました。
 
応援団の女性、高松さんは、震災復興ツアーを山田町で行っていました。
参加者には、そのとき必要なボランティアをやっていただき、山田町を観光して帰る、という内容。
そのツアーでは、どろかき、がれき撤去、木工品づくり、そして「復興ドーム」と、チームを分けて作業することに。
 
山田町の漁師さんとその仲間、建設会社の「復興ドーム」チームのみなさん、私たちテツヤ・ジャパンのスタッフで設置作業をはじめました。
屋根と壁部の立ち上げの瞬間は、ちょうどお昼時とかさなったため、建設会社のみなさん40人全員が復興ドームの現場に戻ってきて、みんなで一緒に立ち上げました。
 
現在の「復興ドーム」の様子は、「山田新聞」でも報告されています。
 
 
 
-----
 
 
この機会に復興ドームを受領した、佐々木俊男さんご夫妻にインタビューしました。 
 
 
ー復興ドームはどんなことにつかっていますか?
 
佐々木さん:普段は物置と、作業小屋として。大変助かっています。津波の前は2階建ての小屋で牡蠣を殺菌して、殻付きのまま出荷してたんです。津波でなんにもできなぐなっだのよ。津波で牡蠣自体がやられちゃったから、育つまではあと3~4年はかかってしまう。
 
奥さま : 水槽が4つあったのよ。
 
 
 
ー今はどうしてるんですか?
 
佐々木さん:今はね、半成貝(成貝になる手前の、小さいサイズのもの)を買ってくるの。それで秋に、穴を立てていって、買ってきたちっちゃいの(半成貝)を吊るすのよ。去年の正月くらいに仕掛けたのが、いま(7月)出荷。その(半成貝を縄に吊るしていく)作業をここでやんのよ。外でこの作業は無理だ。
 
奥さま :冬が一段落してからでないとね。だから、小屋がない人はまだできなくて、困っているの。共同でテントの作業場をつくって、そこでやったりもしてたんだけどね。
 
 
 
ー毎日ここで作業をしているんですよね。
 
佐々木さん:ほとんど毎日。午前、午後、はっはっは。ごぜんごごってね。材料さえあれば、(復興ドームを)自分で作れるかもしれないと思ったけど、これだけ風が強いから、まずテントじゃだめ。頑丈に作って、冬はストーブつけてな。
 
奥さま :こうしてみれば、けっこう広いのよね。(復興ドームがあって)ほんとうに安心したっていうんだか。
 
 
 
ー「倉庫がなくてもできる仕事があるのでは?」という意見もあるようですが、実際どうでしょうか。
 
佐々木さん:うーん、そういうのは無理だねえ。たとえば、何をするにも物を置く場所が要る。食べ物として牡蠣やウニを出荷するために、殺菌をしないといけないでしょ、そのためには屋根がないといけないし、水も必要。色々考えないといけない。
 
奥さま :ここは水道引こうと思えばすぐにできると思う。水道があればここで煮炊きもできるべね。あとはトイレがあれば、いいなと思うけど。
 
 
 
ーDIY復興ドームがあることで、仕事がしやすくなりましたか?
 
奥さま :その、気持ち的な面が、精神的な面が、一番だねえ。ほっとする場所ができた。
 
佐々木さん:そうそう、そうだべな、それが一番だでべす。それに、海に近くて良いねえ。忘れ物してもすぐに取りさ行けるし。海で使うものは海の近くにないとだめだし、なに年をとれば、すぐ忘れるからね。だから津波の心配があっても、家を建てるときは、本当だったら海の近くに建てたいくらいですよ…。
 
 
 
ーでも、また津波が来る可能性は、ゼロではないのではないでしょうか…。
 
奥さま :それでも、海のそばで仕事をしてなくてはなんねえべから、高台に移るのはちょっと……やっぱり考えてしまうねえ。
 
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2012年の7月に入ってから佐々木さんご夫妻を訪ねました。
 
 
▲釣り竿が置かれていた
 
 
 
▲その後、トイレが設置されていた
 
 
 
 
 

リターン

3,000+システム利用料


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※大漁旗のポストーカードを1枚
※DIY復興ドームから制作した木片キーホルダーを1つ
※DIY復興ドームまでの道のりを記載した地図を1枚
※設置したDIY復興ドームに、支援者の方の氏名を記載

上記をお送り致します。

支援者
56人
在庫数
制限なし

10,000+システム利用料


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※上記に加え、山田町ローカルガイドブックを1冊お送り致します。

支援者
21人
在庫数
制限なし

20,000+システム利用料


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※上記に2点に加え、DIY復興ドーム設置体験及び現地ツアーへの招待券を1枚お送り致します。

支援者
16人
在庫数
9

160,000+システム利用料


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※上記に3点に加え、復興ドーム命名権を付与致します。

支援者
1人
在庫数
5

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