【小田急2200系列「ABFM車」とは】第２回（2300形）

今回救出する小田急2200形は、小田急時代の後半は2220形2300形2320形と共通の運用を組まれ、部内ではABFM車（FM車）として廃車時まで運用されました。

しかし、基本性能はほぼ同一ながら、その生い立ちは異なっています。

ここでは後のABFM系列となる2200形、2220形、2300形、2320形について詳細は割愛させていただき、大まかに説明させていただきます。

 

第２回【2300形】

2200形増備中の1955年(S30年)に登場したのが、特急用の2300形です。

当時の特急専用車は３連の1700形３編成で特急運用に就いていて、増え続ける箱根の観光客需要に対応するため、早急に特急用車両を増備しなければならない状況でした。

しかしながらSE車3000形の登場までにはもう少し時間がかかるため、2200形と同様の足回りの特急車2300形の登場となりました。台車や駆動方式は2200形と同じで、1700形より１両多い４両編成で登場して、SE車登場まで特急の任に就きました。

 

2301-2302-2303-2304

オール電動車、直角カルダン、FS203台車

（車体更新については後述）

第３回【2220形】につづく