2019年のプロジェクト終了をご報告いたします
このたびは私たちのプロジェクト「児童養護施設の子どもたちに夏のキャンプ体験を届けたい2019」をご支援くださいまして誠にありがとうございました。期間中にいただいた多くの励ましのお言葉によりスタッフ一同大いに勇気付けられ、活動への原動力となりました。心より御礼申し上げます。
昨年から挑戦している本プロジェクトですが、今回も計画段階から様々な不安があったものの蓋を開けてみれば、多くのご支援により、昨年を上回る18名の子どもたちを招待することができました。会期中は、子どもとキャンプリーダーとが一緒になって仲間作りをし、本気で遊び尽くすことに専念することができました。ときには悲しみや悔しさといったエネルギーがぶつかり合うこともありましたが、対話を重ねることへも注力し関係が深まる濃密な時間となりました。私たちは「人に頼る」ことを肯定的に捉え、子どもたちが困り事を誰かに伝えたり、困っている誰かに手を差し伸べたりすることで相互理解を深めて心地よい関係づくりがスムーズできるよう取り組んでいます。おこがましい表現ですが、今回のプロジェクトに関わった全ての人が、当会のめざす(スローガン)ことの「一人の例外もなく支え守り合う関係」が実体験として得られたのならそれにまさる喜びはありません。
今回のプロジェクト内容について一部ですが、下記の通りご報告いたします。詳しくは後日お送りする活動報告書をご覧ください。
【ご協力いただいた児童養護施設】
●社会福祉法人たかずや福祉会 たかずやの里(長野)
●社会福祉法人 長姫福祉会 おさひめチャイルドキャンプ(長野)
●社会福祉法人 東京都社会福祉事業団 東京都石神井学園(東京)
●社会福祉法人 東京恵明学園(東京)
●社会福祉法人 キリスト教児童福祉会 聖母愛児園(神奈川)
●社会福祉法人 旭児童ホーム(神奈川)
【参加人数】
●18名(女子5名・男子13名)
【参加コース】
●せせらぎ村 4日間
●せせらぎ村 5日間
●せせらぎ村 7日間
●そよかぜ村 9日間
【収支報告】
●ご支援金使途
1、各児童の参加費用
2、報告書制作およびリターン発送費用
3、Ready forへのシステム手数料
【リターンについて】
●報告書を制作のうえ2019年11月末に発送予定
【今後の活動について】
今年のプロジェクトを終えたいま感じていることは継続的な活動の重要性です。昨年の夏と冬、そして今年の夏と合計三回参加してくれた児童がいます。その子は今夏班の中で自ら活躍の場を見出し、仲間を気遣い積極的に行事に参加してくれました。発信し居場所を見出すことや、仲間が受け入れてくれることの居心地良さを感じてくれたのではないでしょうか。これからも私たちはこのような場を子どもたちと一緒に作り上げていきたいと考えています。そしてそれがより良い社会づくりの一助となることを心から願いつつ、リーダーシップを発揮して積極的に周囲を巻き込みながら活動を継続してまいります。
2019年11月18日 アルプス子ども会 丹野 哲郎