コロナ禍の難民キャンプへマスクを。日本とガザをつなごう。
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寄付者
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2021年01月16日 13:28

17. 難民問題の解決とは?グローバルコンパクト

 

世界の歴史をさかのぼると、迫害や紛争を逃れる難民はずっと昔から存在していました。

しかし、難民を国際的に保護するようになったのは、第一次世界大戦を契機としたロシア革命後からであるとされています。

 

1920年に起こった干ばつから続いた寒波で、3000万人もの人々が飢えとさむさと伝染病に苦しみました。そこで国際連盟から派遣されたのが、初代難民高等弁務官であるフリチョフ・ナンセンという人です。

スウェーデン統治下のノルウェーの科学者であり、探検家、国際政治家であったナンセンは、当時の難民のために国際社会に救いを呼びかけるなど、様々な難民保護支援を成功させ、1922年にはノーベル平和賞を受賞し、「難民の父」という愛称を持っています。

UNHCRが毎年主催するナンセン難民賞では、2006年富士眼鏡の金井さんが日本人で初めて受賞されています。

 

 

では、この「難民問題」を、国際社会はどう解決していけば良いのでしょうか。

実は、世界各地で難民が増え続ける一方、難民を受け入れ、支援する国の数は減少しています。難民の6割をわずか10カ国で受け入れているという現実があり、政府の拠出金など別の方法で貢献している国もありますが、その関りも限定的です。

 

 

難民問題が拡大、複雑化する昨今、多様な角度から様々な人たちが連携し社会全体で取り組みを進めていくために、国際社会は手を取り合う事を決めました。

 

 2016年9月、国連総会で難民と移民の保護を促進するための「ニューヨーク宣言」が採択され、難民と移民、それぞれを柱にしたグローバル・コンパクトが提示されることが決定されました。

UNHCRは同宣言に基づいて制定された「包括的難民支援枠組み(CRRF: Comprehensive Refugee Response Framework)」に沿って、先駆的な難民支援を進めている十数カ国をパイロット国に設定し、CRRFのアプローチを実践。

その教訓と成果を踏まえ、UNHCRは2018年1月に「難民に関するグローバル・コンパクト」の採択に向けてドラフトを国連総会に提出。

2018年7月までさまざまな関係者からフィードバックを受けながら改訂が進められ、最終案が提出されました。

 

そして、2018年12月に国連総会で「難民に関するグローバル・コンパクト」が採択されました。

「難民に関するグローバル・コンパクト(Global Compact on Refugees」は、世界が一体となって難民保護を促進していくための国際的な取り決めのことを言います。

 

 

難民問題は、もはや、特定の地域だけが取り組むものではありません。

社会の一人ひとりが責任を分担し、実行に移していくことが求められ、「難民に関するグローバル・コンパクト」がその指針となることが期待されています。

 

 

「難民に関するグローバル・コンパクト」~4つのポイント~

 

難民受け入れ国の負担軽減

〈受け入れ国に対して支援をすること〉

大量の難民の移動は、受け入れ側のインフラや公的サービスに甚大な影響を及ぼします。

人道支援と開発援助が早い段階から連携することで、難民と受け入れ国・地域双方への効果的な支援につながります。

 

 

難民の自立促進

〈難民の受け入れ国と協議して、難民に教育と労働の機会を与え、経済的自立を促進すること〉

子どもや若年層への教育、医療サービスへのアクセス拡大はもちろん、その先の自立に向けた取り組みが重要です。

将来の帰還を見据えた上でも、支援に依存しない自立した生活の実現は必要不可欠であり、受け入れ国・地域に貢献しうる人材育成にもつながります。

難民に移動や労働の自由を与える政策の実行もカギとなります。

 

 

第三国定住の拡大

〈難民キャンプなどで暮らしている難民を、日本を含めた先進国が「第三国定住事業」という形で受け入れること〉

第三国定住は、ふるさとへの帰還、庇護国における社会統合と並んで、恒久的な解決策の一つです。

第三国定住の受け入れ数を増やすこと、さらに、家族が暮らす国での定住、人道ビザの発給、奨学生としての受け入れなど、第三国定住の枠にとどまらない柔軟な対応も求められています。

 

 

安全かつ尊厳ある帰還に向けた環境整備

〈最もハードルが高いですが、難民が逃げ出した国の内戦を終結させ、政治の安定を取り戻し、難民の自発的な本国帰還を可能にする、つまり難民の発生した根本原因を正すということ〉

難民発生国の多くが、紛争の解決やさらなる混乱の回避、貧困対策、食糧安全保障の確保、インフラ整備など、困難な課題を抱えています。

難民が安全に、そして尊厳を維持したまま帰還できる環境を作るためにも、難民のふるさとの現状や課題解決に向けた取り組みの拡大が必要とされています。

 

 

背景にある問題の構造が複雑で、終わりが見えづらい難民問題に対し、

国際社会で一定の解決策を示したことは、難民問題の解決に向けて確かな一歩を踏み出したと言えます。

 

 

〈引用、参考文献〉

https://www.unhcr.org/jp/global-compact-on-refugees

 

https://www.unhcr.org/jp/wp-content/uploads/sites/34/2019/04/Global-Compact-on-Refugees_JPN.pdf

(難民に関するグローバルコンパクト,UNHCR,2018) 

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