プロジェクト概要

目標金額である100万円を達成しました。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます。募集期間終了までに、次は120万円を目指します!

 

はじめまして。NPO法人APLAスタッフの寺田俊と申します。この度は、私たちのプロジェクトページをご覧頂きありがとうございます。今回みなさんにご支援いただきたいのは、カネシゲファーム・ルーラルキャンパス(KF-RC)という農場兼農民学校で、約6か月間住み込みで学んだ研修生たちが、卒業後に地元で農業をしっかりとスタートできるようにサポートするというプロジェクトです。


このプロジェクトでは、卒業生をサポートするための基金をつくり、そこからローンで子豚と餌を支援します。卒業生はその子豚を育て、3ヵ月後に大きくなった豚を出荷し、その売り上げから、借りた子豚代、餌代等を返済していくというサイクルを続けていきます。農民一人ひとりの生活が豊かになっていけば、ネグロス島全体も変わっていくと信じています。


フィリピン・ネグロス島の若者たちのために、このプロジェクトサイクルを回していく最初の資金をご支援いただけないでしょうか?
 

 

 

■ネグロスより、こんにちは!


現在、私はフィリピン・ネグロス島にあるカネシゲファーム・ルーラルキャンパス(以下、KF-RC)という農場兼農民学校に駐在しています。フィリピンと聞くと、多くの方は首都のマニラをイメージするかもしれませんが、ここネグロス島は緑豊かで自然が溢れ、ゆっくりとした時間が流れています。

 

 

そんなKF-RCのみんなと初めて出会ったのが2013年。大学卒業後でした。大学で地域開発について学び、実際にこの目で現場を色々見てみたい、経験を積みたいと思い、フィリピン・ネグロス島へやって来ました。


今は、KF-RCで研修をする同世代の若者やスタッフたちと共に生活し、農業に触れながら、その若者たちが農民として自立できるように応援する活動をしています。彼らが新たな一歩を踏み出すという人生の転機に携われていることを嬉しく思っています。

 

 

■ネグロスの農村部の若者たち


ネグロス島の農村部では働き口がほとんどなく、多くの若者たちにとって、農民となるか、都市部へ出て仕事を探すという選択肢しかありません。農家の家庭では、子どもの数も多く、経済的な理由もあって高校・大学まで行ける若者はほんの一握りです。町へ働きに出ることを選んでも、高卒ではよい仕事に就くことが出来ずに、結局地元に帰ってくる人が多くいます。


ジョネルくんも高校生のときに、学校の先生になるという夢を諦めてしまった一人です。経済的な理由から大学に行くことができず、町に出て行き、毎日やりたくもない仕事をしながら憂鬱な日々を過ごしていたそうです。そんなときにお父さんからKF-RCに研修生として行ってみないかと話がありました。

 

このジョネルくん、KF-RCの研修を無事卒業し、いまでは立派にKF-RCのスタッフとして働いています。養豚を担当し、約50頭の母豚と年間600匹以上生まれる子豚の世話を一手に引き受け、毎年入ってくる研修生たちに養豚を教えています。学生時代の先生になるという夢を農場の先生になることで叶えることができました。

 

(子豚に薬を投与するジョネルくん)

 

 

■農業技術を教え、若者の夢を育むカネシゲファーム・ルーラルキャンパス


毎年、KF-RCに研修生としてやってくる若者たちは様々な背景を持っています。家が貧しくお金がなくて学校に通えなかった子、ものすごい山奥に住んでいる農家の息子、高校を卒業したものの就職できずふらふらしていた子…。

 

KF-RCはこうした多くの若者にチャンスや夢を与えられる存在でありたいと思っています。

 

5ヘクタールに広がる農場で、養豚と野菜生産を中心とした循環型有機農業を実践して、豚舎から出た糞尿を肥料として畑に撒いています。また、糞尿からバイオガスを取り出し、料理用のガスにしたり、さらに発電をしたりと、エネルギーの自給にも取り組んでいます。

 

 

約6ヵ月の研修を終える時には、ほぼ一人前に養豚と農業を始められるようになります。しかし、KF-RCを卒業したからといって、地元に帰ってすぐに農業で自立できるわけではありません。貧しい家庭で育った彼らには、初期投資のお金がないので、すぐに農業で自立するということは、とても難しいことなのです。研修を受けただけでは学んだことを活かせず、結局は元のように村をふらふらするだけか、町での非正規雇用の仕事に就くことに…。

 

彼らが地元に帰ってから自立した農民への第一歩を踏み出すための仕組みを用意する必要があります。

 

 

■今回のプロジェクトについて

 

卒業生をサポートするために、豚舎建設後、毎月4頭の子豚と餌をKF-RCから各卒業生のもとに送ります。この子豚代と餌代がローンとなるのです。卒業生は、3ヵ月後にその大きくなった豚を出荷できるので、その売り上げから子豚代や餌代などをサポート基金に返済し、残った分が卒業生の収入となる仕組みです。

 

実際にこの仕組みで、自立した農民をめざして頑張っている卒業生がいます。そんな彼らの物語と具体的な仕組みの内容を合わせて説明したいと思います。

 

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半年前までここは荒地でした。KF-RCを卒業した青年は、ここに小さいながら立派な豚舎と豚の糞尿を利用した液肥を作るためのタンクを造りました。青年はこの液肥を有機肥料として活用し、豚舎の周りにはやがて野菜畑が広がりました。

 

 

青年には目標があります。すでにKF-RCを卒業している先輩たちのようになることです。彼らは、自分で育てた豚をすでに出荷していて、その地域の農家の平均以上の月収入を手にしている卒業生もいます。

 

今後、青年も豚を出荷することができます。先輩たちに負けないように毎日一生懸命に豚や野菜の世話をしています。

 

(豚舎も自分たちの手で造ります)

 

ある日青年は思いました。「この液肥を自分だけが使っているのはもったいない。周りの農家の仲間たちにも配って、やがてこの地域全体の農業が盛り上がってくれたら嬉しいな」と。そして、学んだ知識や経験をみんなと共有することにしました。

 

青年の母親は言います。「自分に自信がなく、恥かしがり屋だった息子が、今はまるで別人のようだ」と。青年はなんだかワクワクしていました。ここをどんな畑にしていこうかな。何を植えよう。もっと豚の数も増やしたいな。そんなことを思いながら青年は今日も豚舎に向かいました。

 

(卒業生たちは自分の将来に希望を感じ始めています)

 

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今回のプロジェクトでは、後から続くKF-RCの卒業生たちをサポートするために、基金を構築したいと考えています。これまでは、KF-RC自体が子豚代や餌代等を貸し付けて卒業生をサポートしていましたが、今のままではKF-RCだけでは負担しきれず、卒業生のサポートを続けることが困難なため、「卒業生サポート基金」の設立が必要となりました。

 

 

■卒業生たちは明るい未来に向かって頑張っています。

 

今回の「卒業生サポート基金」を活用して新しいスタートを切ることになる研修生たちも含めると、ネグロス島の各地域で合計9人の若者がKF-RCで学んだ循環型有機農業を実践し、KF-RCのサテライト的な役割をはたしていきます。

 

(ネグロス島の各地域で卒業生たちは頑張っています)

 

すでに地域に戻った4人の卒業生たちは、各地域で循環型有機農業を取り組み始めています。豚を育てて販売し、作物多様化を図ることで、自給率を高めると同時に収入が上がってきました。一人前の農民になるために、また地域の次世代の農業を担うリーダーになることをめざし、日々奮闘しています。

 

■一人ひとりの人生をサポートし、ネグロス島に変化を!

 

ネグロス島では、「無学で貧乏な人は農民になるしかない」という世間のイメージがあります。しかし、KF-RCのスタッフは言っていました。「I am proud to grow my own food. I am proud of being a farmer.(私は自分の食べものを育てることを誇りに思う。農家であることを誇りに思う)」。


荒地だったところに豚舎を建て、草ぼうぼうだったその周りの地には野菜畑が広がる。そして初めて手にする自分の収入。ネグロス島に根強く残っている「農家=貧乏」というイメージはまだまだ変わっていませんが、KF-RCに来る前と後では一人ひとりの意識は大きく変化したはずです。


私たちの活動がネグロス島における地域づくりの「正しいやり方」なのかどうかは分かりません。けれども、研修生たちに関して言えば、一人ひとりが大きく人生を変える後押しができることは確かです。たったひとりの人生ではありますが、ネグロス島各地域に飛んでいった希望あふれる綿毛が、各々の地域で根を張り花を咲かせるように、ネグロスの農業が盛り上がってくれることを願っています。

 

ネグロスの人たちの手で自らの地域をつくっていくという、この活動をぜひ応援してください。 よろしくお願いします!

 

 

 

■引換券について

 

【マスコバド糖】
カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル分が豊富なネグロス島の黒糖です。ネグロス島の小規模農民たちが農薬を一切使用せず、砂糖キビを栽培しています。今回のためだけにその角砂糖をご用意しました!

 


 

【マーヴィンくんのほうき】
卒業生のひとり、マーヴィンくんは、ほうき作りが盛んな地域出身です。そんな彼が今回のために一つひとつ心を込めて、ミニほうきを作ってくれました。ミニサイズなので、デスクやキッチン周りに最適です!

 


 

【タタくんのレモングラスオイル】
卒業生のひとり、タタくんの出身地域は、レモングラス栽培が盛んな地域です。そんなタタくんの地域から皆さんのもとへオーガニックレモングラスオイルをお届けします。

 

 

【サポートした卒業生との文通】
サポートしていただいた卒業生と実際に文通をお楽しみいただけます。皆さんのお手紙を責任持って卒業生のもとへお届けし、彼らの返事をお届けします。

(卒業生1人と1回の文通になります。卒業生は選ぶことはできません)

 


 

【KF-RCの竹で出来たキャンドルホルダー】
ネグロス島を拠点に活躍しているアーティストのラリーさんが、KF-RCの竹を使って作ったキャンドルホルダーです。キャンドルホルダーとしてだけではなく、花瓶入れやペン立てとしてもご使用いただけます。

(デザインはお選びいただけません。ご了承ください)

 


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