岡崎市で障がいがあっても好きな作業で輝けるスイーツ工房を作りたい

岡崎市で障がいがあっても好きな作業で輝けるスイーツ工房を作りたい

支援総額

950,000

目標金額 500,000円

支援者
90人
募集終了日
2022年9月3日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

皆さまのお力添えにより、2022年7月20日に目標金額50万円に達成することができました。ここまでのご支援、応援、本当にありがとうございます。

 

残す期間にネクストゴールとして100万円を掲げ、募金活動を続けたいと思います。

 

今回のプロジェクトで、最低限必要な金額は、600万円です。

 

そのうち 改装費用に、360万円。

冷蔵庫や作業台、ガスオーブン、シンクなど作業環境を整えるための備品代に、140万円。それらの費用、合計500万円までは、金融機関からお借りする資金で賄う予定です。

 

残り不足分の費用をご支援いただきたいと考えています。

 

第一目標の50万円は、火災報知器などの設備の取り替え、工事に伴う隣の事業所のの設備移動費用、食器棚、調理道具などの購入に充当させていただきます。

 

今回 ネクストゴールを目指す目的は、

菓子製造者のユニフォーム一式 20万円

菓子販売者のユニフォーム代  5万円

返礼品のの材料代、送代    15万円

運搬備品、ラッピング、販促品 10万円

以上の費用代です。

 

仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合、ご支援いただいた資金で実施できる範囲にて、実施させていただく予定でおります。

 

引き続き皆さまのさらなる支援をいただき、より充実した施設、設備にしたいと思っています。 

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障がい者に働く機会と賃金を

平等に与えられる社会を目指して


私たちアルクスは、就労継続支援B型事業所として、障がいや病気などの理由から「働く場所がない、働き方がわからない」という方々に、就労機会と訓練を提供し、サポートを行っています。2021年2月に愛知県岡崎市に開所し、現在は15名の方が利用しています。

 



就労継続支援B型事業所は、全国的にも増えてきていますが、利用者さんに支払われる工賃(作業に対する成果報酬)は平均して200円前後と、その低い賃金は大きな課題です。

 

厚生労働省ホームページより

 

私たちも、開所当初から工賃アップに取り組み、昨年JAの建物内でカフェをオープンする機会をいただきました。

 

それをきっかけにJAの使用済み米袋をいただき、エコバッグを作るなどオリジナル商品の開発にもチャレンジ。

「自分たちで仕事をつくり、自分たちでお金をつくる」ことに挑戦しています。

 

 

今年の2月に試験販売した「七色のチョコラスク」は、「おいしく食べて社会貢献できる」「見た目も可愛くてプレゼントにピッタリ」 という声もいただき、売り上げも上々。

 

 

何より利用者さんがキラキラした目で取り組み、自分たちの仕事に誇りを持ってくれています。現在は、そのチョコラスクをリニューアルし、夏も販売できるように「七色のアイシングラスク」として開発に取り掛かっています。

 


ですが、本格的にスイーツの製造・販売を行うには、調理場の増設が必要です。また、今の施設では設備が足りず、利用者が作業に携われるのは一部のみ(現在は職員が製造を、利用者がシール貼り等を担当)。利用者さんからも「つくりたい」という声もあがる中、その想いを叶えるために施設の改築を決心しました。そして、そのリフォーム費の一部をご支援いただきたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトを通して、利用者さんの想いを叶えると同時に製造環境を整え、工賃アップにもつなげていきたいと考えています。障がいがあっても、やりたい仕事でお金を稼げる社会に一歩でも近づけるよう、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。



就労支援B型作業所の設立までの経緯とプロジェクトへの想い

 

障がいのある息子の母として

福祉の世界へ


この度は「七色のアイシングラスク」のプロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。 特定非営利活動法人アルクス代表の石塚玲子と申します。

 

 

私が就労支援B型事業所を設立したのは、 私自身、障がいのある息子を持つ母親であることがきっかけです。


障がいがあるとわかったのは、息子が3歳の頃。はじめは他の子よりも成長がゆっくりなのかなと思う程度でしたが、段々と行動がエスカレートしていき 心療内科で診断を受けました。

診断結果は「精神薄弱(当時の知的障がいの呼び名)及び自閉症」
すぐに通園施設に通い始めました。

施設では、たくさんの障がいのある子どもたち、そして障がいを持つ子のお父さん、お母さんと出会いました。 障がいの症状はさまざまでも、親が抱える1番の悩みが、子どもの将来への不安でした。

「私がいなくなったら、あの子はどうなってしまうのか」
「子どもよりも1日でも長く生きなければいけない」
そんな声をたくさん聞きました。 私自身もそう思っていました。

不安な毎日を過ごす中でも、息子のために福祉について正しい知識と情報が必要だと思い、2001年に福祉の通信制大学に編入、 2010年には介護専門学校に入学しました。そして、専門学校を卒業したあと、就労継続支援B型などの福祉現場で支援の仕事につき、そこではじめて、障がい者が働くことの現状を目の当たりにしました。

一般的な企業と社員のように就労契約を結ばないため、就労の対価は工賃と言われ、当時は時給100円前後と、その工賃の低さに驚きました。ですが、障がい者に対して事業所数が圧倒的に少なく、「通えるだけでありがたい」とご本人(利用者)もご家族も口にする方が多い時代でした。

 

障がいを持った方の進路の選択肢を増やし、自立をサポートできないか。

いつしか、そう思うようになりました。

 

同じ志を持つ障がい児の母と
立ち上げた就労継続支援B型作業所

 

2017年8月、今の前身となる就労継続支援B型なないろ工房を立ち上げ、自動車部品やアクセサリーの内職軽作業を中心に、就労支援をスタートしました。

 


「親が先に死んでも地域で生きていけるようにしたい。

そのために障がい者の自立と地域の架け橋になれるような施設を作りたい」
という想いのもと施設を立ち上げました。

就労継続支援B型作業所の運営は、資金面においてたくさん課題がありましたが、自分の給料を削りながらも経営を続け、きちんと工賃を払える仕組みを作っていこうと切磋琢磨してきました。


しかし、2020年3月にコロナが流行し、全ての内職作業がストップ。支援員以上に利用者たちが衝撃を受け、事業所が閉鎖するのではないかと心身に不調を訴え、休む方も出てきました。

 

「このままでは、本当に潰れてしまうかも。」
経営者として、発想の転換をしなければならないと感じるようになりました。

 

この時期の主な作業内容は、ご近所のご厚意で貸していただいた畑での農作業。収穫期には、立派ななすやトマトが採れました。しかし、販売できる量には限りがあり、残って古くなっていく野菜をどうにかして活用できないかと考えていました。

 

 

ピクルスcafeアルクスのオープンという新たな挑戦

 

そんな中、2021年2月に当時の合同会社からすべての業務を移行し、特定非営利活動法人アルクスとして、再出発すると同時に自主運営のカフェをオープンしました。JAの産直市場の建物の中のイートインコーナーにカフェを出店し、畑の野菜をピクルスにして販売するようになりました。

 

 

 

また、売り場の地元野菜もピクルスにして、ピクルスサンドとして売るようになりました。いまでは、「酢の味が癖になる」と常連さんもできました。

 

 

「お菓子作りがしたい」

利用者の声からはじまったラスク作り

 

ピクルスCafeアルクスでの利用者の接客、販売が順調に進む中、利用者が心から楽しめる作業で、さらに利用者の工賃をアップすることができないかと考えていました。

ある日思い切って利用者さんにどんな仕事をしたいか尋ねると、
「お菓子作りがしたい」という声がたくさん上がりました。

設備の条件を満たしていないため、利用者さんは、私たちのカフェの調理場では作業することができないのですが、シール貼りなどの作業を通して、お菓子作りにかかわることは可能です。私自身も、お菓子作りの支援を福祉施設でやっていた経験を活かせるのではないかと思いました。

何より利用者さんたちの「やりたい」という気持ちを第一に考え、その想いを叶えてあげたいと思いました。

ちょうどピクルスCafeアルクスの一周年記念として企画したチョコラスクの試作品を見せると「きれい」「作ってみたい」とみんなが目を輝かせながら答えてくれました。

そして、チョコラスクの販売をスタートしました。

 

 

 

美味しく、見た目も可愛いスイーツづくりに、間接的にでも関わることは、利用者さんのやりがいにもつながり、購入してくださる方からも
「おいしく食べて社会貢献できる」

「見た目も可愛くてちょっとしたプレゼントにピッタリ」 という声もいただきました。

 

 

残念ながらチョコは夏場は販売することが難しく、冬季限定。そこで今回、夏場も楽しめるようにと新たに開発したのが、「七色のアイシングラスク」です。

 

 

▼プロジェクトの内容

 

今回のプロジェクトでは、試験的に販売したチョコラスクをリニューアルし開発した「七色のアイシングラスク」の製造環境を整えるために必要な設備のリフォーム費をご支援いただきたいと考えています。

冬場に販売したチョコラスクは利用者も購入してくれる方からも、評価をいただけましたが、現在の設備では、条件を満たしておらず、実際に利用者が製造の現場に立つことはできません。また本格的に製造・販売をスタートするとなると改築が必要となります。

利用者さんが心から楽しめる作業を提供できるようにしたい。
利用者の工賃をアップし、安定した仕事を提供したい。
そんな想いから、施設の改装を決意し、 利用者が楽しく安全に自主製品を開発できる環境を整えようと思い、このプロジェクトを立ち上げました。

また、今回クラウドファンディングに挑戦したのは、資金の調達という理由だけでなく、障がい者の働きたいという意志について知ってもらいたいという想いがあったからです。

 

 

【七色のアイシングラスクとは?】

”一人ひとりの個性を輝かせる”という想いを込めて名付けた「七色のアイシングラスク」はアイシングクリームでコーティングしたラスクです。

暑い時期でも溶ける心配がなく、常温で持ち運ぶことができ、贈り物にも最適。砂糖に、卵白やフルーツ・野菜などの粉末を混ぜ合わせたアイシングクリームは彩りも美しく、口にするとさくっとした食感と同時に、それぞれの香りや甘みが口いっぱいに広がります。冷たい紅茶やコーヒーなどのお茶菓子にピッタリなスイーツです。



味は七色にちなみ七種類。 バタフライピー・竹炭・プレーン・ハイビスカス(ローゼル)・紅麹・かぼちゃ・ 抹茶を中心に今後、増やしていく予定です。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

 

将来的には、生産量を向上させ、販路を開拓し、多くの方のもとへ商品をお届けします。

生産量が高まれば、それに伴い障がい者に適した作業の量も増加するため、将来的にはより多くの障がい者を雇用できるようになります。

 

また、贈答用アイシングラスク・チョコラスクの製造だけにこだわらず、季節に左右されにくい焼き菓子の製造も組み入れることで、障がい者の賃金の安定・向上に努めて参ります。

 

今回のクラウドファンディングを通じて、これまでアルクスを応援してくださった方々やこれからアルクスを知ってくださる方々と共に就労継続支援B型アルクス・スイーツ工房「賀糖あるくす」を育てていき、「障がいを持った方々が活躍できる場」を増やし、「地域との懸け橋」となり、「誰もが暮らしやすい社会で自立する」ことをここ岡崎から目指していきたいと思います。

 

 

プロジェクト実行責任者:
石塚 玲子(特定非営利法人アルクス)
プロジェクト実施完了日:
2022年9月15日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

愛知県岡崎市の特定非営利活動法人アルクスの就労継続支援B型アルクスの作業所の一部を改装して、スイーツ工房「賀糖(がとー)あるくす」を作ります。クラウドファンディングで集まった資金は、工房改装費の一部(本プロジェクトが達成した場合で予算の約16%)や備品・材料購入費に充てさせていただきます。 プロジェクト実施のためには、食品衛生法上の菓子製造業の許可が必要となります。当該許可取得のための保健所との打ち合わせは既に行っており、工事終了後、保健所の実地調査を経て許可を得る見込みです。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
プロジェクト実施のためには、食品衛生法上の菓子製造業の許可が必要となります。当該許可取得のための保健所との打ち合わせは既に行っており、工事終了後、保健所の実地調査を経て許可を得る見込みです。
リターンを実施する上で必要になる資格や許認可について
プロジェクト実施のためには、食品衛生法上の菓子製造業の許可が必要となります。当該許可取得のための保健所との打ち合わせは既に行っており、工事終了後、保健所の実地調査を経て許可を得る見込みです。
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要資金と目標金額の差額は、自己資金にて補填予定です。

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プロフィール

愛知県岡崎市の特定非営利活動法人アルクスです。 令和2年12月法人設立。 令和3年2月就労継続支援B型アルクス、日中一時支援B型アルクスをスタートしました。

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リターン

3,000+システム利用料


感謝のメール

感謝のメール

感謝のメールをお送りします。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

5,000+システム利用料


感謝のメールと米ばっく

感謝のメールと米ばっく

・感謝のメールを送ります
・アルクスの米ばっく(自主製品)を送ります
・実際に使用された米袋をアップサイクル。柿渋を塗って乾燥後に4重に重ねたうえで縫製した、とてもしっかりとした米ばっく(マイバッグ)です。

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

5,000+システム利用料


感謝のメールとラスク詰め合わせ(5本入)

感謝のメールとラスク詰め合わせ(5本入)

・感謝のメールを送ります
・ラスクの詰め合わせ(5本入)を送ります
※ラスクは一本あたり350円で販売する予定です。

支援者
31人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

5,000+システム利用料


感謝のメールとティーセット券

感謝のメールとティーセット券

・感謝のメールをお送りします
・ピクルスCafeアルクス(愛知県岡崎市)のティーセット券をお送りします。(有効期限:発行日から6か月以内)
・宮ザキ園の三河わ紅茶と、ラスク1本のセットを店舗でお楽しみいただけます。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

10,000+システム利用料


感謝のメールとラスク詰め合わせ(10本入)

感謝のメールとラスク詰め合わせ(10本入)

・感謝のメールをお送りします
・アイシングラスクの詰め合わせ(10本入)をお送りします
※ラスクは一本あたり350円で販売する予定です。

支援者
23人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

10,000+システム利用料


感謝のメールとランチ券

感謝のメールとランチ券

・感謝のメールをお送りします
・ピクルスCafeアルクス(愛知県岡崎市)のランチ券をお送りします
 (有効期間:発行日から6か月以内です)
・ピクルスサンド2つと、小鉢2種類、コーヒーor紅茶のセットを店舗でお楽しみいただけます

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

30,000+システム利用料


感謝のメールとラスク1ヶ月分

感謝のメールとラスク1ヶ月分

・感謝のメールを2022年10月にお送りします
・アイシングラスクの詰め合わせ一か月分(30本入)を11月にお送りします
※ラスクは一本あたり350円で販売する予定です。

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

100,000+システム利用料


感謝のメールとラスク半年分

感謝のメールとラスク半年分

・感謝のメールを2022年10月にお送りします
・ラスクの詰め合わせ一か月分(30本入)を11月から、毎月一回、半年間お送りします
※ラスクは一本あたり350円で販売する予定です。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

200,000+システム利用料


感謝のメールとラスク1年分

感謝のメールとラスク1年分

・感謝のメールを2022年10月にお送りします
・ラスクの詰め合わせ一か月分(30本入)を11月から、毎月一回、1年間お送りします
※ラスクは一本あたり350円で販売する予定です。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年10月

プロフィール

愛知県岡崎市の特定非営利活動法人アルクスです。 令和2年12月法人設立。 令和3年2月就労継続支援B型アルクス、日中一時支援B型アルクスをスタートしました。

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