憲法9条について対話と熟議の場を作り、メディアに一石を投じる

憲法9条について対話と熟議の場を作り、メディアに一石を投じる

支援総額

1,000,000

目標金額 1,000,000円

支援者
115人
募集終了日
2016年6月5日

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2016年05月19日 11:16

パネリストからのメッセージをご紹介します

みなさま、

 

本プロジェクト「憲法9条について対話と熟議の場を作り、メディアに一石を投じる」にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

 

「公開熟議 どうする?憲法9条」のパネリスト4名からメッセージをいただきましたので、ご紹介します。

 

このReadyFor?の目標額の達成がやや厳しい状況になっております。ぜひ、周りの方々への拡散周知など、皆様のお力添えをいただければ幸いです(なお、1万円以上のご支援は振込でも可能になっております)。どうぞよろしくお願いいたします。

 

左から順に、松竹伸幸さん、伊勢崎賢治さん、井上達夫さん、長谷川三千子さん

 

  • 松竹 伸幸 さん(かもがわ出版編集長)

 私が生きてきた狭い世界の話だし、もう賞味期限切れの昔の話でもある。だが、私のスタンスを理解していただくため、あえて書いておく。
 大学を卒業し(学生運動を続けるという目的だけのため社会学部を卒業したあと経済学部に学士入学までした)、1980年代、いわゆる共産党の青年組織である民青同盟の国際部長として活動していた頃のことだ。当時、すでに社会党と共産党の関係は壊れていて、共闘など問題外のことだった。しかし、青年運動の分野だけは、それ以前の遺産があって、国際関係の一部で共闘が存在していたのである。総評青年部とか社会主義青年同盟(向坂派)の代表と、時として会議をもって議論することがあった。
 とはいっても、親にあたる政党がケンカをしているわけだから、子どもが無事にいるのは簡単ではない。その親からは、「オマエが議論している相手は分裂を企んでいるのだから油断するな」という「指導」があったりもする。顔をつきあわせても、前提に不信感があるものだから、声を張り上げて批判をしあう場面が少なくなかった。
 ある時のことだ。不信感を前提にするのではなく、一度、相手も一緒にやることを望んでいるという見地で議論してみようと思う場面があった。具体的なことは忘れたけれど、相手の誠実さを感じたできごとがあったのだと思う。
 そうしたら、話が通じはじめた。それまで何か月かけても合意できなかった文書に、わずか数日で合意できたのだ。それ以来、少なくとも議論に応じている相手に対して、最初から不信感で接することはやめようと思った。
 今回のシンポジウムで議論する4人は、憲法観が大きく異なっている。同じだったら、わざわざ集まって3時間も議論する必要がない。異なっているからこそ議論が求められるわけである。
 けれども、憲法観は異なっていても、安全保障のことを真剣に考えるという点では、おそらく共通するものがあるのではないだろうか。その真剣さが憲法観への違いを生み出しているのだと感じる。そういう真剣さに共感できる方の発言というのは、学ぶところもあるし、真剣に聞きたいと思うし、敬意をもって議論できると考える。当日が楽しみである。

 

  • 伊勢崎 賢治 さん(東京外国語大学教授)

 憲法の変化をタブー視する勢力のゲットー化と、それに対抗する勢力の過激化。ここに9条問題は停滞しています。それをヨソに、実際の戦争と、それを何とか統制しようとする国際法の環境は目まぐるしく変化しています。相撲のように一対一ではありませんが、日本報道検証機構という最適の「行司」を得ました。もう、待ったなし、です。

 

  • 井上 達夫 さん(東京大学教授)

 改憲派・安倍政権も、護憲派も、それぞれ、自分たちのタコ壺に閉じこもって内輪で馴れ合い、自分たちと対立する論者の見解は無視するか、歪曲して切り捨てる、というのが、悲しいかな、9条と安全保障をめぐる現在の日本の言論状況です。
 政治的に対立する人々が、公正な論争によって論議を深化発展させる政治的公論の文化が、戦後70年たっても、いまだ日本の知識人やメディアにおいて育っていません。9条と安全保障の問題に関して、この未熟さが特に際立っています。
 護憲派、保守的改憲派、新九条論、九条削除論、という異なった立場の論客が、この問題について、公開の場で熟議する今回の企画は、日本の政治的公論の文化を発展させる上で、きわめて重要な試みの一つだと思います。パネリストの一人として、この公開熟議に参加できることを光栄に存じますとともに、大いに楽しみにしております。

 

  • 長谷川 三千子 さん(埼玉大学名誉教授)

 憲法の問題について、意見の異なる同士が相手の言葉に耳を傾けることはおろか、顔を合わせることすらめったにないこの頃、今回の催しは、本当に画期的なものだと思います。ここに参加できることは、この上ない喜びです。
 われわれはちょうど、重病の患者さんを前に、どんな治療をしたら、患者さんが再び元気で自立した生活が出来るようになるか、知恵を絞ってカンファレンスをする医師たちのようなものだと思います。それぞれの提案する治療方針は違っても、目指すところは一致している――聞きに来てくださる方々も、ぜひご一緒に知恵を絞っていただけたら、と願っております。

リターン

3,000


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引換券A

GoHooステッカー
+「安保法制」報道検証レポート

申込数
50
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年6月

6,000


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引換券B

GoHooステッカー
+「安保法制」報道検証レポート
+「公開熟議 どうする?憲法9条」招待券

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年6月

3,000


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引換券A

GoHooステッカー
+「安保法制」報道検証レポート

申込数
50
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年6月

6,000


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引換券B

GoHooステッカー
+「安保法制」報道検証レポート
+「公開熟議 どうする?憲法9条」招待券

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年6月
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