能登半島地震の惨状から復興の経過を絵画記録で残し、将来へ伝えたい
能登半島地震の惨状から復興の経過を絵画記録で残し、将来へ伝えたい

支援総額

204,000

目標金額 200,000円

支援者
11人
募集終了日
2024年4月10日

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2024年03月14日 06:51

3月13日 最も肝を潰した1日

かなり被災箇所を回ったつもりだったが、今回の能登半島地震にはまだまだ見せつけられた。
完全に肝を潰してした1日だった。

▼ まだとんでもない被災箇所が隠れている。。

珠洲市街地から国道249号を北に折れて概要の方に向かう。
途中で通行止めになるところまでは知っているので、ここからは迂回路を進むが、完全に迷路だ。


さらに悪いのは第一回の被災地入りの時に、カーナビが故障してスマホに頼るしかないのだが、中継局が故障しているため、電波の入りが悪く、殆ど当てにならない。

 

通行止めの標識も追いついていないため、ちょっと間違うととんでもない被災箇所に出てしまう。

※このような場所は二次災害の遭遇する可能性が非常に高いので、描かずに早々に立ち去ります。
※GoogleMapsで見ると2024年2月には崩落していないので、最近崩れた可能性もありそうです(場所は公表できません)


やっとのことで外洋側の大谷海岸に抜けると、そこは山崩れの巣……としか言いようがない惨状でした。


とりあえず行けるところまで入ってみようと塩田のある西方面へと向かいます。

この辺りも崖崩れはありますが、なんとか交通は確保されているようです。

【N-No.15 「鯖折」 石川県珠洲市仁江町】

珠洲市の仁江集落まで来ると、国道は完全に崖に重れている崩落している。


ここまでで一旦引き返そうと車を反転させようとするが、ちょうど崩落した崖が一望できるため、車を降りて俯瞰する。

 

百メートル以上ある崖の最頂部から崩落は始まっており、ここだけでも熊本地震で見た阿蘇大橋の崩落よりも遥かに大きい。


描かねばならないとの決意と、正直ここから帰れるのか?との不安からやや小さめのカンバスを取り出し描き出す。

 

ここに来る人は殆どいない。
ただ、警察の車だけが通り過ぎていく。

 

描いているときに、一人の女性に声をかけられた。
「実家がすぐそこにあるのですよ。建物は残っているのですが、中はもうめちゃめちゃでとても住めるような場所ではありません」
当日もここで被災したというのでその話を伺うと、やはり孤立集落となってしまったとのことで、脱出は地震発生から6日後のことだっという。

 

「ここから見る夕日は本当に美しかったのですよ。あの岬の先端に鯖尾岩という岩があって……」
しかし、指差す先を見ると、そこに岩らしきものは見えない。


「今回の地震で崩れてしまったのですよ。ここはもう誰も住めない辺境の地なのだから、もう復旧なんてしなくていいのではという声も聞きます。しかし私にとってここは大切な故郷なのです。その故郷がなくなってしまうことがどれほど悲しいことか……そういう人たちにはわかってほしい」

その言葉に返す言葉はなかった。

 

【N-No.16 「塩田」 石川県珠洲市清水町】

私がこれまで持っていた能登のイメージといえば、千枚田と塩田……そして恩人の筒井先生が描く能登朝市であった。


しかし、千枚田と塩田に向かう国道249号の殆どは通行止めになっていて立ち入ることはできない。

珠洲市街からなんとか迂回路を通り抜けてやっと東の塩田集落である大谷集落へとでるが、やはりとんでもない惨状だ。


通行止めとなっていない沿岸の道路を僅かに走り、「道の駅 すず塩田村」まで出る。

その隣には国指定重要無形文化財に指定されている「揚げ浜塩田 角花家」の塩田がある。


塩田には「入浜式」と「揚浜式」があって、入浜式は波が穏やかな割に満干潮時の差が大きい瀬戸内海で主に行われ、揚げ浜式は、海水を塩田に運び上げる塩田だ。

 

やはり北前船による主な運搬物といえば、塩であり、塩運びのルートは歴史上重要な要素であるため、かねてより非常に興味深く思っていた。

 

正直初めて揚げ浜式塩田の施設を見たが、現在はタンクを使っているようだが、やはり海から塩を運び上げるのは簡単なことではなかっただろう。

 

見た限りは大きな被災はなさそうだが、半島北部の隆起は凄まじく、1.5mには隆起しているだろう。
塩田と海岸の距離は倍以上は離れてしまった。

リターン

1,000+システム利用料


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