今日もまたうれしいニュースが届きました。11月16日付の読売新聞宮城版に、私たち朝市センター保育園の存続に向けた一連の取り組みが掲載されたのです。保護者の方の声も取り上げていただくなど、経緯や現状を丁寧に取り上げていただきました。大変ありがたいことです。これを機に私たちの存続に向けた活動への認知が進むことがあればうれしい限りです。

 

 さて、今日も園内の様子をお届けしましょう。近頃は都市化が進み、なかなか自然のままの姿の生き物に触れる機会が失われつつあります。朝市センター保育園も街なかにあるため周りは人工的に作られた緑地ばかり、自然のままの姿にはなかなか触れられないのですが、それでもアリやセミ、ミミズ、ダンゴムシなどなどの小さな虫たちとの出会いは意外と多く、驚きの発見や感動をもたらしてくれます。

 

 今年のかぜのこ組(2歳児)では、生き物とも積極的に触れ合いたいという思いから、職員の家庭菜園に自然発生したカタツムリを捕まえてきてもらい、飼ってみることにしました。
 他の虫と違って動きのゆったりしているカタツムリ、虫の苦手な子、触れない子たちでもちょっとずつ距離を詰めるには都合がよかったようです。おっかなびっくりチョンっと触ってみてはツノを引っ込める姿にうひゃーっとなったり、でもまたツノを伸ばしてくる姿を間近で見たりと少しずつ距離を縮めていました。
 カタツムリの食事風景にも興味津々。市場でもらってきたキャベツやレタスの切れっ端をモソモソ食べる様子を飼育ケース越しに眺め、「たべてるよー」「はっぱはたべてるけどこっち(芯の方)はたべないのかなー?おいしくないのかなー?」と真剣に見つめる子どもたち。ウンコをして汚くなっていれば保育士よりも早く気づいて「ばっちくなってるよー」と教えてくれる姿まで。
 そのうち卵が生まれて、その小ささにもビックリ。そして中から出てきた赤ちゃんカタツムリが小さいながらにちゃんとカタツムリの形をしていることにもすぐに気がつき、「(目が)のびてるー」「ちっちゃいねー」とマジマジ見つめるのでした。
 しばらく一緒に過ごしたカタツムリたちでしたが、寄生虫が出てしまい、最初は60数匹と飼育カゴの中いっぱいにウジャウジャしていたのが一匹また一匹と減ってしまい、最後は10匹以下に。全滅する前にと近くの公園まで連れて行き、最後の別れをしたのでした。今でもキャベツやレタスを見るたびにカタツムリたちを思い出す子どもたち。「(カタツムリも)はっぱたべるんだよねー」「こうえんでバイバイしたよねー」と思いをはせながら日々を過ごしています。

 

 カタツムリたちの犠牲はありつつも、そのおかげもあってカタツムリだけじゃなく、他の虫たちにも触れられるようになって来た子どもたち。一緒に過ごした日々はちゃんと子どもたちの中で糧になっているのでした。

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