古代の都『飛鳥』にオープンする民泊施設に日本画の襖絵を描きたい!

古代の都『飛鳥』にオープンする民泊施設に日本画の襖絵を描きたい!

支援総額

505,000

目標金額 500,000円

支援者
29人
募集終了日
2022年2月8日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 古代の都 ー飛鳥ー の地 

 小さな民泊施設に日本画の襖絵を描きたい! 

 

奈良県の中心部にあたる歴史深い観光地「明日香村」

ここはかつて古代日本の国家が形作られた飛鳥の中心地でした。

現在も数多くの史跡と、日本人の原風景的な景観を残し、ゆったりと時間が流れています。

 

 

私たちサンジミアーノは、この明日香村で小さな宿(民泊施設)をはじめます。

 

私たちはこの宿を訪れた方が、飛鳥の地で積み重ねられた悠久の時間を感じ、驚きと感動を体験できる空間づくりをしたい。

 

そこで、奈良芸術短期大学日本画コースを専攻する在学生の方に御縁を頂き、宿の襖絵を制作してもらえることになりました。

日本画専用の絵の具や和紙を使用するために新たに資金が必要となり、ご支援をいただけないかとクラウドファンディングに挑戦しました。

プロジェクト成功にかける私たちの想いを、ご覧ください。



 ▼ 自己紹介 ▼ 

 

はじめまして。

株式会社サンジミアーノ 代表 樫井 里紗と申します。

 

私は大阪府の南泉州地域で生まれ育ちました。

南泉州地域は、東側は和歌山との県境となる和泉山脈が、西側は大阪湾・関西国際空港があり、自然豊かな地域です。

 

関西国際空港の開業の少し前、私の父が「地域の文化スポットとなるように」と願いを込めて立ち上げたサンジミアーノビル(テナント事業)が、弊社の成り立ちです。

 

私はその活動を見て育ち、現在は古家再生と観光事業が共存する民泊事業に取り組んでいます。

 

▲スタッフと熊取町で営業中の民泊施設にて。

 

 

 ▼ プロジェクトが生まれたきっかけ ▼ 

 

民泊事業は、空港からのアクセス良好な物件の立地もあり、好調にスタート。

以降も民泊運営・民泊開業支援などを順調に進めてきました。

 

泉佐野市と熊取町で営む民泊施設の写真。

▲左写真は空港へのアクセス良好な泉佐野市で、右写真は静かで自然豊かな熊取町で営業中の民泊施設。

 

●左写真の民泊 sano no yado

 

●右写真の民泊 gomon no yado

 

2020年からはコロナ禍で一転、思わぬ悪戦苦闘となりましたが、今日までなんとか稼働してきました。

いまだ続くコロナ禍の中、観光業界は全く先が見えない状況です。

しかし「今後観光が重要な産業になる」と信じる気持ちは揺るぎませんでした。

 

アフターコロナで人々の生活スタイルが変わりつつあるように、今後求められる観光の形も様々に進化すると考えています。

 

新しいものや、外への刺激を求める人が、訪れたことのない場所や見たことのない景色を求めて旅をするのと同じくらい、かつてそこにあった景色や、自身のルーツを発見するような旅を求めるのではないか。

 

そこで、古代日本の国家発祥という歴史があり、古き良き日本の景観を残す、魅力を兼ね備えた明日香村に注目したのです。

 

 

 

 ▼ 明日香村について ▼ 

 

奈良県高市郡明日香村は、橿原神宮や藤原旧跡を擁する橿原市や、弥生時代・古墳時代の前方後円墳などの古墳が多く残る桜井市、桜の名所吉野郡吉野町と隣接した村。

 

明日香村特別措置法により、村内全域が歴史的風土保存の対象となっており、大阪・京都・名古屋方面など都心からのアクセスもスムーズな観光地です。

 

石舞台古墳

▲明日香村の有名な史跡のひとつ「石舞台古墳」。蘇我馬子の墓ではないかといわれています。

 

関西圏にお住まいの方なら、石舞台古墳・飛鳥寺などの主要観光名所には、学生時代に遠足や修学旅行で訪れた、という方も多いのではないでしょうか?

同様に「子供の頃に遠足で行ったきり」という方も多いかと思います。しかし、明日香村には老若男女問わず日本人の心に訴えかける魅力があります。

 

明日香村稲渕地区の棚田

▲稲渕地区の棚田。奥飛鳥と呼ばれる稲渕・栢森・入谷は、美しい棚田が広がる集落です。

 

四季折々に花が咲き、さらさらと小川が流れ、見渡す限りの田畑の向こうに見える里山。

「ふるさと」という言葉を聞いたとき、多くの日本人が少なからず目に浮かべる風景と同じものが、明日香村には残されており、それらが悠久の時を経て現代にも名残を残す歴史的な遺産と調和しています。

 

万葉の時代から今も残る、飛鳥川の飛び石

▲万葉集に「飛鳥川 明日も渡らむ石橋の 遠き心は想ほえむかも」と詠まれる、飛鳥川の飛び石。

 

明日香村が持つ多様にして深い魅力を信じ、私たちは民泊施設の開業を足掛かりとした観光事業への取り組みを始めることを決定しました。

 

 

 

 ▼ プロジェクトの内容 ▼ 

 

私たちの物件は、岡地区に位置する小さな一軒家です。

岡地区は、日本最初のやくよけ霊場である岡寺や、明日香村の役場のある村の中心部です。

 

岡地区写真。

 

付近には人気の古民家カフェなどもあり、石舞台古墳、飛鳥寺、橘寺にも徒歩圏内。

バス停も多く、交通網も充実しています。

 

修繕前の物件

 

これが修繕前の物件の写真です。

古い平家で、調査の結果、躯体からの修繕が必要と判明し、現在その修繕工事を行っています。

 

修繕中の写真1

 

小さくこぢんまりとしていますが、訪れた全ての方がくつろげることを大切に、心静かに飛鳥の文化と歴史を感じていただける空間にしたい、と計画しています。

 

小さな建物の中で飛鳥の文化と歴史を感じてもらえる様に、どのような仕掛けをすれば良いだろう?

私たちは完成した居間に新調する予定の四枚の襖をフォーカルポイントとして、飛鳥をモチーフとした絵画を描くことはできないかと考えました。

 

修繕前の写真2

 

こうして民泊施設の襖絵企画を立案。スタッフの永井が、明日香村にほど近い「奈良芸術短期大学」へ企画を持ちこみ、日本画コースの在学生に協力・作品制作を承諾してもらい、晴れてプロジェクトの立ち上げとなりました。

 

 

 

 ▼ なぜ日本画を描こうと思ったのか ▼ 

 

皆さんは「日本画」がどういったものか、正しくご存じでしょうか?

 

実は「日本画」をわかりやすく説明するのはとても難しいとされています。

「日本画」という言葉が生まれたのは、明治時代。結構最近生まれた言葉なのです。

 

ヨーロッパから入ってきた西洋画に対し、日本在来の技法・様式によって描かれた絵画を「日本画」と定義しています。

この「日本画」という言葉には、旧来の技法や様式を守るだけのものではなく、西洋画と対抗できるような「日本の絵画」としてのニュアンスを持っています。

 

しかし当然のことながら日本における絵画の歴史は古く、千数百年以来続いている絵画様式がその基本となっています。

使用する画材も伝統的な素材で、一般的に紙、絹、木、漆喰などに、墨、鉱石を砕いて作る岩絵具や胡粉などの顔料、染料などの天然絵具を用い、膠(にかわ)を接着剤として描きます。

 

これらの画材は、古墳の壁画に使われたものと同じような素材から作られています。

例えば、極彩色壁画で知られる明日香村の「高松塚古墳石室壁画」には、近年の科学調査により、群青(アズライト)や緑青(マラカイト)、辰砂などの鉱石を使った岩絵具で描かれていたと判明しています。

 

「高松塚古墳石室壁画」が描かれたとされているのは7世紀末~8世紀初め。 1300年もの昔に使われていたものと同じ天然岩絵具は、現代日本画にも使用されます。

 

新岩絵具 吉祥 岩白緑

▲天然石から作られているために色の種類が限られ、大変希少で高価な天然岩絵具に対し、近年では様々な色合いと耐久性を実現した新岩絵具が開発されました。

 

実際に古代の時代より用いられてきた伝統的な画材を使い、日本在来の技術で描かれる日本画ですが、一般的には美術館や展示会などでしかお目にかかれない、少々縁遠い作品でもあります。

 

Asuka no yado では、そんな日本画を気の向くままにじっくりと鑑賞できる空間にしたいと考え、小さな宿の空間の中で視線の集中する襖に日本画を描くプロジェクトの実現を目指すことに。

そして襖絵の題材には、明日香村で発見された古墳壁画にも見られる「四神」を選びました。

 

 

 

 ▼ 襖絵を描く制作者は40代の美大生 ▼ 

 

当プロジェクトは、奈良芸術短期大学の産官学連携プロジェクトの一環として協力・作品制作してもらいます。

今回襖絵を担当してくださるのは、日本画コース専攻科1回生「永山 政士郎」さん。

 

永山政士郎

1979年2月16日

沖縄県出身。前職は美容師。

幼少よりの絵画への興味もあり、地元の美大予備校兼美術教室(那覇造形美術学院)にてデッサン等を学ぶ。

先生方やクラスメイトの影響により日本画制作に関心を得て、奈良芸術短期大学日本画コースへ進学し、奈良へ。
専攻科の課程を修了後は、芸術学の学士となります。

 

永山さんの過去の作品

以下永山さんのコメント

「今回は産官学連携の企画として、明日香村の古民家空間を活かした襖絵制作のお話をいただきました」

 

「イメージとしては、飛鳥の原風景や歴史ある遺跡群というのももちろんありましたが、もう一つのイメージ、高松塚・キトラ古墳壁画の四神図を源泉に、襖のある空間を演出できたら…と考えました。四神図像の完璧な美しさと本来の意味あい、壁画・古墳の歴史的背景等まで頭を巡らせてしまうと、作品化にはとても恐れ多い感覚もありますが、先生方やクラスメイトのアドバイスもうけつつ、先人へのリスペクトも込めた自分なりの制作ができたらと思います。」

 

「また、一つの生活空間の中で宿泊する方々に気持ちよく使っていただくモノを目指すという事にも、普段の制作とは違う難しさを感じています」

 

▲永山さん制作の襖絵原案図。

 明日香村でキトラ古墳の壁に描かれていた、古来よりの四神の姿をモチーフとしています。

 

 

 

 ▼ プロジェクト達成に必要な費用など ▼ 

 

日本画の制作には日本画専用の絵の具や和紙を使用するため、まとまった資金が必要となり、この度皆様のご支援をいただけないかとクラウドファンディングに挑戦しました。

今回のプロジェクトでの支援金は、主に家屋の中央部に位置する4枚の襖の特注製作費とその襖への日本画の製作費、及び襖絵のオリジナルポストカード制作費に利用します。

また、多くのご支援をいただき想定以上の支援金が集まった場合には、追加事項として「リターンの追加・日本画製作費の追加、永山さんへの謝礼金の追加・襖絵ポストカード追加作成費・襖絵に合う家具の追加」などの費用として利用します。

 

支援金募集金額 【 500,000円 】

 

  内訳:

  • 襖4枚特注製作費       100,000円
  • 日本画襖絵4枚製作費     200,000円
  • 襖絵ポストカード4種作成費  34,000円
  • リターン用宿泊関連経費   100,000円
  • READY FOR 手数料     66,000円

 

 

 

 ▼ 今後について ▼ 

 

今回の襖絵プロジェクトが成功・完成すれば、民泊施設の大きなアピールポイントになります。

襖絵完成後はコロナ禍の状況を鑑みながら、明日香村の観光シーズンが始まる春の開業を目指し、襖絵を中心とした広報を展開します。

 

▼オープン予定民泊施設の詳細

  • 施設名:「asuka no yado(仮)」
  • 種類:住宅宿泊施設(民泊施設)
  • 宿泊人数:1~5人
  • 想定する客層:主にカップルや家族・友人グループによる1~2泊の宿泊を想定。
    その他、1週間~1ヵ月、又はそれ以上の長期滞在も可能とし、そのための設備を備えます。
  • 開業予定時期:2022年3月中頃
  • 予約サイト:Airbnb等オンライン予約サイトを利用予定

 

現状コロナ禍はまだ続いており、海外の旅行状況は不透明なため、海外旅行客の利用はしばらく見込めません。

 

しかし、明日香村を訪れる観光客は主に国内旅行客が多い為、問題はありません。

将来的に海外旅行客の需要が増えてきた際には、奈良市内や高野山など、奈良県各観光地との位置関係の良さをアピールに加えながら、新たな旅行者層を獲得したいと考えています。

 

また、今回の民泊施設を第一弾とし、開業後、第二弾の民泊等の開業を企画しています。

来年度のコロナ禍状況を鑑みながら、その先の観光事業を模索していきます。

今回の小規模な民泊施設となりますが、第二弾、第三弾と開設・連携することで、私たちの観光事業はもちろん、地域観光との大きな相乗効果も期待できるでしょう。

 

今後私たちは、観光事業を通して、この地にある日本の良さを訪れた人々に感じていただき、新たな観光の流れを生み出していきたいと思います。

応援をどうぞよろしくお願いします。

プロジェクト実行責任者:
樫井 里紗(株式会社サンジミアーノ)
プロジェクト実施完了日:
2022年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

株式会社サンジミアーノは明日香村に民泊施設を開業します。クラウドファンディングで集まった資金は、主に宿泊施設のビューポイントとしての日本画の襖絵作成に利用します。 支援金募集金額 500,000円 内訳: 襖4枚特注製作費 100,000円 日本画襖絵4枚製作費 200,000円 襖絵ポストカード4種作成費 34,000円 リターン用宿泊関連費 100,000円 READY FOR 手数料 66,000円 また、多くの支援金が集まった場合には、追加事項として、リターンの追加経費・日本画製作費の追加応援費・襖絵ポストカード追加作成費・襖絵に合う家具の追加費用として利用致します。

リスク&チャレンジ

リターンを実施する上で必要になる資格や許認可について
住宅宿泊事業の宿泊施設の開業に必要な、施設の住宅宿泊業の認可が未取得です。内装工事等の終了後2022年2月ごろに知事の認可を取得します。
リターンを実施する上でのリスクについて
開業用の住宅は取得し躯体工事を実施中。内装工事も確定し、順調に開業準備は進行中。開業は3月予定。 大阪府内での民泊開業経験はありスムーズに進む予定だが、工事や認可等の遅れにより開業が遅れる場合がある。または認可の取得ができず開業が大幅に遅れる場合がある。認可の取得ができなかった場合には、プロジェクトは無効とし返金予定。

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プロフィール

株式会社サンジミアーノ 代表 大阪府在中。インテリアコーディネーター・宅建士。 泉州で不動産の仲介や管理、民泊運営などをしています。 皆様のご相談にのる中、古家の改装や活用に注力することも増えてきました。 今後は、積極的に活用に動き、民泊などの自社運営も視野に活動しています。

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リターン

2,000


感謝のメール

感謝のメール

活動報告メールと完成報告メールを送信します。物件や作業の写真を添付します。

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

5,000


感謝のメール Ⅱ

感謝のメール Ⅱ

活動報告メールと完成報告メールを送信します。物件や作業の写真を添付します。

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

2,000


感謝のメール

感謝のメール

活動報告メールと完成報告メールを送信します。物件や作業の写真を添付します。

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

5,000


感謝のメール Ⅱ

感謝のメール Ⅱ

活動報告メールと完成報告メールを送信します。物件や作業の写真を添付します。

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月
1 ~ 1/ 8

プロフィール

株式会社サンジミアーノ 代表 大阪府在中。インテリアコーディネーター・宅建士。 泉州で不動産の仲介や管理、民泊運営などをしています。 皆様のご相談にのる中、古家の改装や活用に注力することも増えてきました。 今後は、積極的に活用に動き、民泊などの自社運営も視野に活動しています。

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