プロジェクト概要

川の課外授業で、ネパールの子どもたちが「泳げる川」を取り戻す!

 

みなさま、ナマステ(こんにちは)!

わたしたち、池崎翔子と宮下和佳は、海外・国内で「地域の人による、誇れる地域づくり」をすすめるNPOソムニードのスタッフです。池崎はネパールのカトマンズで、宮下は日本の西宮で、この「子どもたちから始めるバグマティ川再生」プロジェクトを担当しています。大好きなネパールの人々と共に、カトマンズに美しい川をよみがえらせたい!そんな思いで日々、活動しています。

 

約70人を対象とした川の上流から下流まで移動する1日がかり

の課外授業のために、バス代や昼食代で1回の授業につき6万円

かかります。皆様、どうかご支援頂けないでしょうか。

 

(子どもたちに課外授業を提供することで、

身近な川に対する意識を深めてもらいたいです)

 

古都カトマンズの暮らしが危うい。

私たちの水は、川はどうなるの?

 

ネパールの首都カトマンズは、世界遺産にも指定された、素晴らしく趣きのある街です。古い木造建築の寺院や民家が並ぶ路地から、ふと仰ぎ見れば、天気の良い日にはヒマラヤを望むことができます。

 

でも、そんなカトマンズに異変が起こっています。カトマンズ盆地の北東に水源を持ち、盆地を横切って南方に流れるバグマティ川。それが今、生活排水が流れ込みゴミが投棄される、悪臭を放つドブ川となってしまっています。

農村部からカトマンズへの急激な人口の流入により、この10-20年ほどの間に川の汚染が急激に進んでしまいました。カトマンズ市の人口は、1980年ごろの42万人から2011年の147万人と、30年でなんと3.5倍にも増えています。人口増加に、排水やゴミの処理・対応がまったく追いつけないでいるのです。

 

(大量のごみが捨てられたバグマティ川)

 

バグマティ川は、カトマンズ盆地の生活用水の主な水源になってきました。飲み水はもちろん、人々はこの川から、炊事・水浴び・洗濯など生活に必要な水を得てきました。さらにバグマティ川は、ヒンドゥ教徒にとって「聖なる川」。人々はバグマティ川で沐浴し、亡くなった後の遺灰はバグマティ川に流すのです。

 

(バグマティ川で洗濯している家族。汚れた川の水を

利用することで、人体への悪影響も予想されます。)

 

そんな大切な川が今、死にかけています。国が莫大な借金をして浄水場と送水施設をつくっても水道の普及にはほど遠く、人々は飲み水を「買わなければいけない」状況に追い込まれています。生活用水を購入する余裕のない人々は、汚染の進んだ水を使用せざるを得ず、健康被害も懸念されています。

 

立ち上がれ、子どもたち!五感すべてを使う

体験型・参加型の環境教育をスター

 

「僕たちにとって大事なバグマティ川が、いつの間にか汚れきってしまった。自分が子どもの頃は泳げる川だったのに・・・。今、ネパールの僕たち自身の手で、何かアクションを起こす時なんじゃないか!」ネパールのスタッフ・ディベンドラの切実な提案を受けて、私たちNPO法人ソムニードは、このプロジェクトを立ち上げました。

 

注目したのは、地域の未来を背負う子どもたちです。なぜ、子どもたちなんでしょうか?

ネパールのカトマンズには、民族的・文化的な背景の異なる人々が、互いのことをよく知らず、暮らしています。このため、「バグマティ川の汚染」や「ゴミ・排水処理」といった地域の問題に、一致団結して取り組むことができずにいます。

 

でも、小中学校には、いろいろな民族・文化の子どもたちが集まってきて、一緒に勉強しています。民族や文化の違いに関係なく同じクラスで学ぶ子どもたちが「私たちみんなでアクションを起こして、家の周りのゴミや、汚いバグマティ川を変えていきたい!」と考え始めたら、それを家族に話すでしょう。そして家族もだんだん、ゴミや排水などの環境汚染が、この地域に住む人全員にかかわる問題なんだ、民族や文化の違いに関わらず、同じ地域に住むみんなで取り組むことなんだ、と気づくでしょう。

 

1日かけて川を巡り、それぞれの地点で

違った視点から川について学びます。

 

私たちはまず学校の先生たちに研修をおこない、「川の課外授業」を作り上げました。バグマティ川の上流から下流まで、自分たちの足で歩き、観察し、耳をすませ、(水質を)測り・・・

今までネパールでは実践されてこなかった、体験型・参加型の授業です。(→学校の先生たちが授業を作り上げていった様子はこちら

 

「川の課外授業」では、子ども達や保護者が、橋の上からしか見たことのなかったバグマティ川の川岸に足を運び、上流・中流・下流の3つの地点で学びます。(3つの観測地点の様子はこちら

 

(熱心に水質検査を行い、数値をメモする子どもたち)

 

掬い網やバケツを使って、川の中の植物や生き物を観察したり・・・

簡単な測定機器を使って水の中の酸素濃度を計ったり・・・
水質検査キットで、それぞれの地点の水の汚れ具合を数値化して比較したり・・・

下流では、汚れきった水や強烈な臭い対策にゴム手袋やマスクを装着して、果敢に観察・観測をおこないます。

 

そして、「何が原因で汚れているのか?」、「どうしたら水質をきれいに、ゴミを少なくすることができるのか?」観察や観測した事実を材料に、考えていきます。子どもたちや保護者がバグマティ川を検診し、診断結果をまとめ、そして処方箋を考える過程を、学校の先生たちが導いていく・・・それが「川の課外授業」です。(「川の課外授業」の様子はこちら

 

(ネットを使用し、川の生き物を観察します。)

 

インパクト大!「川の課外授業」を、もっと広めたい

 

川の課外授業に参加したことは、子どもたち、そして保護者に強烈なインパクトを与えました。

 

生徒のゴウタム君

「(上流の)スンダリジャルを流れるバグマティ川周辺はとても綺麗でしたが、水は少し汚れていました。カトマンズ市民は、このスンダリジャルを流れるバグマティ川を飲料水として活用しているのに、適切な汚染処理が施されていないなんて信じられません。また、今回の授業で最も楽しかった点は、カトマンズという首都の中でこれほどまでに自由に移動し学ぶ機会が与えられたという点です。一緒に参加してくれた両親、そして先生、クラスメートとバグマティ川に行ったことで、より環境について感じ、身近な気持ちになりました。」


保護者のギータさん

「バグマティ川がこんな状況になってしまったのは、私たちのせいなんですね。・・・私たちはネパールの市民として誇りを持っていますが、この課外授業に一緒に参加させてもらって、川を汚したのは私たちなんだということに気がつきました。とても悲しく感じます。」

ある学校では、学校で出るゴミを分別するようになり、それが生徒たちの家庭にまで広がり始めています。(→アクションを始めた子ども達・学校の様子はこちら

 

日々ふくれあがる人口と環境の悪化に悩まされ、諦めかけているネパール・カトマンズの人々。このプロジェクトは、美しい川・誇れる街を取り戻そうと、子どもたちがアクションを起こしていくための第一歩となる「川の課外授業」を実施するものです。

 

(自分たちの手で、バグダティ川をきれいにします!)

 

子どもたちの、地域の人々のアクションを引き出していくため、これから、もっともっと多くの学校で、この授業を実施したいと思っています。また、この授業を実施するためのテキストブックを作成・配布する計画です。一回でも多くの「川の課外授業」を実施することで、カトマンズ中に環境教育が広がります。子どもたちが地域の人々を動かし、ドブ川を再生させる挑戦が各地でスタートしていきます。

私たちの挑戦を、そして子どもたちのアクションを、ぜひ、応援してください!

 

*先生たちへの研修や課外授業のモデル実践は、JICA(国際協力機構)草の根技術協力事業「環境教育とコミュニティー主体の環境保全活動を通した地域コミュニティーの強化」プロジェクトとして実施してきました。

 

引換券のご案内


・ネパールからメッセージカードを送付致します

 


 

・ネパールの先生やスタッフによる報告会(2014年10月岐阜にて開催)のUstream視聴チケット(500円相当)

 

・ネパールの手工芸品1点をプレゼントいたします

 

・これから作成する「川の課外授業」用の教材にお名前を掲載いたします

 

・ネパールの先生やスタッフとの交流ディナー(2014年10月岐阜にて開催)にご招待いたします(食事代は自己負担)

 

・上記4点に加え、2日間の現地視察にご招待致します。(ネパール現地集合、旅費実費は自己負担)

 

(バグマティ川近くにあった神様の像。色粉が

ついていることから、人々がお参りしているのがわかります)


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