プロジェクト概要

この秋、東京パラリンピック開催に向けて、車いす利用者、障がい者や、外国人等の「旅行者に優しいデザイン」をテーマにしたアワード&コンペの募集をします!展示会と表彰式も開催したいと思っています。

 

はじめまして、本多健建築設計室の本多と申します。先日、車いすテニス選手がある店舗で「車いす利用者」であることを理由に、入店を拒否され、不快な思いをしてしまいました。建物は新しくバリアフリーでも、受け入れる人の心がバリア(障壁)だったのかもしれません。

 

来年5月には、車いすテニスの世界大会、国別対抗戦が東京で初開催します。そして、2020年には東京パラリンピックが開催されます。多くの選手、関係者、そして、選手にあこがれる車いすの子供たちが東京に集まります。せっかく日本にきていただいた方々に東京を楽しんでいただきたいと思い、この度はコンペ開催に至りました。

 

このアワード&コンペの優秀案をまとめた冊子を5000冊作り、東京を始め日本中の偏見等による障壁をなくしたい!と考えています。

 

 

 

この様な不快な思いを、他の国の選手や子供たちにさせてはいけないと思い、このバリアレスシティという活動に参加しています。

 

バリアレスシティでは、車いす利用者だけでなく、障がい者、高齢者、外国人も含めて、「旅行者に優しいデザイン」をテーマにアワード(賞)とアイデアを募るコンペティションを開催します。(東京建築士会 日本建築士会連合会の後援、協力で開催しています)建築、インテリア、グラフィック、プロダクトだけでなく、ボランティア活動で、少しでも旅行者に優しい活動であれば、アワードの対象になっています。偏見や無関心など、心理的な障壁を無くすには、幅広い分野の良い事例を伝える必要があるからです。

 

(大会写真)

 

皆が情報を共有することで車いすユーザーにとっても、「普通」に居られるまちをつくりたい。 

 

「車いす利用者である」ということでの入店拒否。この話を聞いたとき、耳を疑いました。このご時世でこんなことがまだあるのかと。車いす利用者は、特別扱いしてほしいとも思っていません。できる限り健常者のお客さんと一緒の扱いをしてほしいのです。お互いただ普通に接して欲しいだけなのに、そこには、お店側と車いすにのる側、ものづくりのプロが、相手の望むものがわかっていないことが一番大きな要因になんていることがわかりました。もっとお互いがわかりあえるだけど、良い社会になるのではないかと気づきました。

 

 

まずは設計者デザイナーの意識を変え、トップランナーの発表の場を設けようと思いました。

 

都市にあるほとんどのものが、建築か土木です。なんらかの形で設計者が関係しています。その集積が都市ですから、まずは、設計をしている我々が意識を変えていかなければと考えました。同じように、すべてのモノにはそのかたちを決めたデザイナーがいます。グラフィックもプロダクトもそうです。そうした設計者やデザイナーなどの、「ものづくりのプロ」の中には、バリアフリーやユニバーサルデザインを深く考えている人がいます。そうした人の発表の場にもなるべきと思っています。

 

 

ボランティア活動にも光を当てたい!企業の取り組みも素晴らしいものがあります。

 

そして、もうひとつ、この活動を通じて、多くのボランティア活動があることを知りました。自分のまちのバリアフリーマップを製作したり、排せつの問題に取り組んだり。ホントに素晴らしい。でも、同時に、活動に取り組むモチベーションの維持が難しいことや、最低限かかる費用の捻出にも苦労されていることを知りました。

 

こうしたボランティア活動も、テーマに沿ったものであれば、広く紹介できる場所が必要ではないのか?という思いもあります。また、企業の取り組みも素晴らしいものがあります。小さな活動でも是非、応募してほしいと思っています。企業、設計者、ボランティア…あまり接点のない人たちが、まちを良くしようと取り組む人たちが出会えると、大きく前進することがあるのではないでしょうか?

 

(コンペ審査風景)

 

 

アメリカはやっぱり進んでいる。滞在中に自分が障害があって、車いすに乗っていることを忘れさせてくれる。そんな住民とまちなんですよ。

 

今回、審査員をお願いしたアテネパラリンピック金メダリスト齋田選手。1996年のアトランタパラリンピック出場から、前回ロンドンまで5大会連続で出場しています。(2004金/2008銅)

 

日本人初の世界車いすテニスプレーヤー賞を受賞するなど、今の日本の車いすテニス界の黄金期を常にけん引してきたレジェンドと称賛されている存在です。42歳になる今もリオオリンピックを目指して厳しいトレーニングをしていますが、その合間に話を聞くことができました。

 

世界30か国以上の国の大会を回っている齋田選手は、各国のバリアフリー事情や国民性を肌で感じていました。例えば、南アフリカの大会では、選手を迎えに来るバスは普通のバンで、スロープもなく、屈強な運転手が車いすごと持ち上げ、車の乗降をするそうです(笑)また、あるアジアの国では、エレベーターを一台やり過ごして、先頭で待っていても、我先にと入ってくる後ろのお客の為に乗れないこともあったそうです。

 

そんな中、アメリカに行くと、自分が車いすに乗っているという事を忘れさせてくれる「普通」の対応があって、車も、人も譲り合うし、店舗で手が届かない棚を見上げると、気軽に声を掛けてくれるそうです。また、車いすトイレの表示が無くても、どんなに小さいレストランでも問題なく用が足せるスペースが一つはあるというのです。

 

多くの移民を受け入れ、旅行者を受け入れてきた、懐の深さ、心の余裕、社会が成熟していることを感じるアメリカの意外な一面を聞くことができました。

また、ハード面では、すべてを壊して新しいものにすれば、解決できるバリアは多くあるだろうけど、ちょっとしたアイデアで同じ効果があるような案が魅力的だとも言います。

 

(齋田選手)

 

2020年オリンピック/パラリンピックの成功の為にも、

来年5月の車いすテニス国別対抗戦に興味を持って有明にきてほしい。

 

もう一人、今回の審査員であり、バリアレスシティの中心となっている本間選手についても話をさせてください。

 

本間選手は、元々大工として1997年まで健常でしたが、建築現場で受傷し、車いすの生活になりました。30歳を過ぎてからテニスを始めると同時に、一級建築士をめざし日々勉強とトレーニングをしたそうです。

 

そして、車いすテニスは世界ランカー(最高位25位)となり、一級建築士も取得し、50歳となった現在でもツアーに参加している鉄人です。

齋田選手曰く、近くに本間さんがいるので、年齢を言い訳にしないようにしているし、まだまだ頑張れると言います。また、車いすテニスの後進(初心者クラス)の指導や、普及活動、県のリハビリセンターでCADを教えたりと、幅広い活動をしており、この点は齋田選手も、巾広い視野の持ち主といい、そして何より、「超いい人」と人柄を挙げていました。また、スポーツカメラマンとしても一流です。

 

本間選手は、来年5月開催の車いすテニス国別対抗戦が、東京初開催であることに不安と期待を持っています。外国人選手は、東京開催をとても楽しみにしていて、ディズニーランドに行きたいとか、原宿に行きたい等、リクエストをしてくるそうです。まぁ何よりも男女とも世界ランク1位を輩出している日本という国に興味があるのは当然かと思います。

 

今まで、日本の大きな大会は、福岡県の飯塚市で開催されていて、大会期間中はホテルと大会会場の往復。終了後は主催者が無料で用意する大宰府のツアーなどがあり、混乱はなかったようですが、東京だと人の多さが違いますし、行きたいところが多数あるでしょう。どんなことになるのか?パラリンピックの実証実験的な要素があると言います。しかし、ここで興味を持ってくれる人が増えることで、まちが変わるきっかけにもなる大会とも思っているそうです。まずは、気が付いた人から、試合を見に来てほしいと思います。

 

                         (本間選手)

 

まず今回は5000冊を製作しようと思っています。

最終目標は、2020年まで続けてまとめた本を選手達に渡したい!

 

車いすテニス国別対抗戦が開催される、来年5月までに、5000冊の冊子を作成して多くの方に配布したいと考えています。

 

この印刷、製作の見積もりが86万円です。

(配布先、置いていただけるお店なども募集しています)

予定している冊子の内容は、

・アワード(実作部門)の入賞者の提案(できる限り多く掲載)

・コンペ(提案部門)の入賞者の提案

・審査員の講評

・齋田選手、本間選手等パラリンピックを目指す選手のインタビュー

・車いすで行けるお店の情報等(本間選手と取材して記事にします)

 

最終的には、2020年まで続けて、パラリンピックの選手たちに配布できるような冊子にまとめたいと思っています。

 

(コンペ冊子)

 

 

パラリンピックという大規模な行事を通し、東京が誰もが住みやすい都市になってほしい!

 

2020年のパラリンピックは、車いすなどを利用する障がい者にとって、まちに出るきっかけがあり、大きな節目の年になると考えています。誰もが町に出て、楽しめる。そんな都市になってほしいと思います。そして、誰もが楽しめる都市は、もちろん高齢者にも有効です。高齢者、障がい者に喜ばれる活動でありたいですし、東京の飲食業、観光業の後押しになると考えています。皆様、どうかご協力をお願いします。

 

本間選手の写真:加藤和孝

その他の写真:本間正広

 

★ 引換券について ★

 

・お礼の手紙

 

・今回製作する冊子  5冊

 

 

・冊子に支援者としてお名前掲載をいたします。

 

・バリアレスシティ デザインスポーツTシャツ

 

 

・審査員 宮崎桂の著書「体感するサインデザイン」
 六耀社 2800円

 

 

・審査員 ケニア人建築家ディック・オランゴが選ぶ
「ケニアのお楽しみお土産」 
2000Ksh(ケニアシリング)程度

 

 

 

・審査員 劒持良美(Sol Style)デザインの

「ガラスの万華鏡」 5400円

 

 

・車いすを受け入れられるレストラン限定-

 

・冊子に広告が載る権利(A5 1/2サイズ)
(本多健が車いすの方と一緒に実際に取材します)

 

 


最新の新着情報