もう一人の主役・ボートハンドラーというポジション

お騒がせしております、絶賛ラストスパート中の井手雅敏です！

今回はコースタルローイング・ビーチスプリントには欠かすことのできない、

ボートハンドラーというポジションの選手や存在について紹介していきます！

これは言わば、モータースポーツにおけるピット作業チームにあたるポジションで、

選手との連携や作業の上手い下手が結果に大きな影響を与えるとても重要なポジションです。

現在日本国内で最も多くの世界大会経験を持つ彼を、今回紹介します！

飯盛 元貴(いいもり げんき)  熊本県出身

熊本学園大学付属高校、日本体育大学

・I have a dream

・ソロモン諸島 

World Rowing Coastal Championships 

CM1x  Heat1

2021年ポルトガルで開催されたコースタルの世界選手権予選にて、メンズソロで出場しました。レースではスタート直後全19クルーを圧倒、250mまで首位でリードしました。しかし、レースは4000mと非常に長い距離を有しており、最後は18位でゴール。世界との壁を感じました。（同レースで同じく日本代表の中野紘志さんは見事予選通過）

当時、応援いただいたYouTube Liveはこちら

1:17:50〜

https://m.youtube.com/watch?v=G9qicWi6o2o&list=FLuldiIRjM16m4-No71ZWaIg&index=8&t=4765s&pp=gAQB

2021年のコースタル世界選手権ポルトガル大会にて出場したことがきっかけです。それまで国内でコースタルの艇にすら触れたこともありませんでした。それだけ始めやすい競技それがコースタルです。

ハンドラーをした選手が勝つと自分自身も嬉しくなります。選手時代に味わった気持ちとはまた違ったものがあり新鮮な気持ちです。

天候に左右される中、艇を保持、送り出すテクニックはまだまだ課題はありますが、これからも色々な海を経験するのみです。

こだわりは、送り出す選手をとにかく楽しませること、そして自分自身も楽しむことです。

最近は国内でも、コースタルに注力し始めているチームが多くなってきました。そのため、コーチをはじめハンドラーやスタッフもそれぞれがチームに帯同する形が望ましいです。

しかし、いざ世界選手権となると予算や職制上の問題で長期間の渡航が困難な状況です。

そのため、事前合宿ではチームの垣根を超えた練習はもちろん、チームJAPANとしてのナレッジの共有や、水上で選手との意見交換を積極的に行いたいです。事前合宿を行った2022年イギリス大会では前年のポルトガル大会と比較し、圧倒的な好成績を残すことができました。今年も更なる飛躍を狙いイタリアに臨む見込みです。

いつもありがとうございます！

これからも、いいもり、飯盛、飯盛元貴をどうぞよろしくお願いいたしします。

その場にいるだけで全体が活気づき、ムードメーカーの飯盛選手。

海外青年協力隊で国外での活動経験も持つ彼が経験した、出会う人だれとでも仲良くなれる能力は、ボートハンドラーとして選手の乗るボートを早く進めるだけではなく、新しい世界に挑戦する同志たちの結束をさらに強固にすることだろう。