男/女らしさの境界線をゆるめて自分らしく生きられる世の中にしたい!
支援総額
目標金額 1,850,000円
- 支援者
- 22人
- 募集終了日
- 2020年12月23日
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- 10人
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- 総計
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- 2,000円
- 支援者
- 3人
- 残り
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#子ども・教育
- 現在
- 0円
- 支援者
- 0人
- 残り
- 38日
プロジェクト本文
はじめまして!一般社団法人LGBT-JAPANで代表理事をしている田附亮です。
生まれた時は亮子で、今は亮として生きています!!
物心ついた時から自分の性別に違和感を持ち、今は男性として生きています。
性別は?と聞かれると「田附亮」ですとお答えしています。
普段は多様性やLGBTQ、ダイバーシティに興味を持った方々に向けて、研修や講演会を通して、LGBTQ、ジェンダーやセクシャリティについて理解を深めてもらうための活動を行なっています。
受講者は主に、企業様や教育関係者の方、学生やその親御さんなどになりますが、その中でも特に珍しいとされているのが、LGBTQ当事者に向けてもメッセージを送る研修をしていることです。
人は誰しも何かの当事者になり得ます。その時に社会に変化を求めるだけでなく、自らも変化し、お互いが歩みよることが大切だと考えています。他者とのコミュニケーションを理解していくことで、マイノリティもマジョリティも、全ての人の悩みや生きづらさを解消できると考えています。
今回のクラウドファンディングでは、そうした研修をより良い解決の場にするためにボーダーレスカードの導入と使用マニュアル、啓蒙動画の製作を目指します!
参加した人同士がボーダーレスカードを使い、対話による価値観の交換をする。その中で自身の考えを客観視でき、自分がどう在りたいかのヒントを見つける。
LGBTQという言葉が少しづつ浸透しはじめた今、LGBTQを知るのではなく自分らしさを見つけ、あらゆるマイノリティとマジョリティの境界線をゆるめていきたい。
そのために、ぜひ皆さまのお力をお借りできれば嬉しいです!
この活動をはじめてから長い間、「LGBTQとLGBTQではない人」という住み分けに違和感を持っていました。
生きづらさを持って生活をしている人。
ジェンダー規範によって自己を押しつぶさないといけない人。
こうした悩みはLGBTQだけが感じているものでない。
すべての人に共通したものなのではないか。
様々な立場の方々と出会い、
対話を繰り返す中で、よりこの想いが強くなっていきました。
そんなある時、女子高校生時代を知っている友人からこんなことを言われました。
「田附は今、自分のことを隠さず、自分らしく生きられているのはどうしてだと思う?田附のいままでの経験、失敗したことやうまくいったこと、明るさや自分らしく生きようとする考え方をLGBTQだけにとどまらず、伝えてほしい。しかもそれを楽しく伝えられることは今とても必要なことだと思うよ。」
その友人の言葉は今でもよく覚えています。
自分の中には、たくさんの自分がいて、全部ひっくるめて自分です。
僕が気づくことができたこの感覚を、
他の人にも伝えるにはどうしたらいいか。
そんな考えがこのプロジェクトの始まりでした。
LGBTQに限らず人間は色々なグラデーションで成り立っていて、そこに境界線は本来はないはずです。
けれど、
マイノリティの存在を知ってもらうことも段階としては必要と思い、どう伝えたらいいか悶々とする日々...。
重すぎず、気軽に、楽しく、性に対するアンテナを貼ってない人も参加できるように、ゲーム感覚で始められるツールがほしい。
そうして、僕らが製作を決めたのはLGBTQボーダーレスカードです。
まるで、ゲームのように気軽に参加できる対話のツール、
そしていつでも持ち運びできるということからカードの形を考えました。
今回、皆さまから頂いたご支援で、
・LGBTQボーダーレスカード(対話カード)
・活用するための手引き動画
・LGBTQ/SOGI*に関する基礎情報ガイドブック
・そして自分らしさを見つける記入シートを含んだ冊子(SOGI*自己分析シート)
を作成し、全国の方々(個人から団体/教育機関、企業などご希望の全ての方)へ届けたいと思っています。
※2021年05月31日(月)までに上記の製作が完了したことをもって、プロジェクト完了といたします。
*SOGIとは...
SOGIとは、Sexual Orientation & Gender Identityの頭文字を取った略語のことです。LGBTQという言葉より、もっと大枠の概念で、日本語では『性的指向と性自認』と訳されます。
性的指向は好きになる性のことで、性自認は自分が認識している自分自身の性のこと。今までは、LGBTQとそうでない人という区別がありましたが、その概念を無くし、異性愛、いわゆるストレートの方も多様な性のうちの1つであるというのがSOGIという概念です。
好きになる性も、自分自身が認識している性も人間の数だけ存在すると僕たちは考えます。
冊子にはLGBTQについての基礎情報、自分の中にある女性・男性・それ以外について、身近なことに例えた多様性の在り方を考える、自分のノーボーダーマップノートが主に書いてあります。
例えば「お出かけするときの服装は?」「好きになる相手は?」など自分を形成するジェンダーを考えて書くことで、可視化して整理します。
人との価値観や感性の相違について、
身近なことに例えた話しでより自分ごとにしていきます。
そして最も大切なこの冊子の目的は、『自分の中にも多様な性が存在していること』に気づけることです。
また、製作する動画では講師がいなくとも、ボーダーレスカードと冊子を準備すれば自分たちでこの体験ができるように設計していく予定です。
|ボーダーレスカードの使い方
①参加者が多い場合は3〜5人のグループにわかれます。
②その後、ボーダーレスカードをテーブルの中央に置き、一番最初にカードを引く人を決めます。
③最初に選ばれた人は、カードを引き、カードに書かれている質問を読み上げます。
④ひとりずつ質問の答えを伝え合います。
※質問に答えるときのルール「質問の答えはすべて正解」「わからないも正解」「他の人の感性(答え)をそうだよね。と受け止める。(批判、否定しない)」
⑤すべての人が答えを伝え終えたら、2番目の人がカードを引き、読み上げ、答えを伝え合います。
※ 時間の許す限り③④を繰り返す
様々な価値観や考え方、感性に触れ、この時間を通して「どのようなことを感じたか?」「この時間を過ごす前と後ではどんな変化があったか?」「日常生活の中でどんなことを意識したいか?」などを伝え合います。
自分の中にある価値観や考え方、他の人の話しなど聞きながら、おなじ時間を過ごしている人と『価値観』をテーブルの上に並べていくつもりで、思いのたけを話し、聞いて、自分を含めた沢山の心に触れあってみてください。
今までのLGBTQやSOGIの研修は、聞くだけの受け身の方法ばかりでしたが、このプロジェクトは今までにない完全参加型の自分らしさをみつける、自分らしく生きるヒントを見つけるツールとして誕生させたいのです。
学校や企業だけでなく様々なところで、無意識に根付いてしまっている『男らしさ、女らしさ』という固定概念。男の子なんだから女の子に優しく!女性は結婚して出産することが人生の幸せ・・などなど挙げていたらきりがありません。
カップルとは男女、男の人は女の人が好き、制服は男性はパンツ女性はスカート...。
学校での何気ない大人の一言で子供たちへの固定概念が生まれ、自由な発想で自分らしく生きられる環境が狭まってしまっています。
企業での制服や結婚観など、何気ない同僚や上司との会話の中で『知らない』というだけでハラスメントに繋がり関係構築がうまくいかなかったり、炎上騒動になったりと企業イメージの低下にまでつながってしまいます。
自分らしく生きられて相手を思いやれる環境づくりとは??
仕事をする以外に必要な働きやすい環境づくりとは??
生物学的な違いだけではなく、自分らしさを育み、生きやすい世の中にするためのコミュニケーションツールとしてもこのカードは役立ちます。
例えば...
学校:
多様性について、性教育、コミュニケーション力をつける授業や自分らしく輝く為の授業の一環として
企業:
LGBTQやSOGIについての研修、ジェンダーバイアスについて、その他多様性についての研修や、接遇応対の幅を広げるヒント、従業員のストレスフリーな環境づくりや生きやすい、過ごしやすい職場環境づくりの一環として
コミュニティ:
サークル内、家庭内、アルバイトと社員などでのコミュニケーションツールとして、一緒に過ごす環境や仲間、そして自分を知る一貫として
各種支援団体:
被災地でのダイバーシティな避難所の設営のヒントや、支援スタッフや避難所でのコミュニケーションづくりのきっかけとして
医療機関:
LGBTQカップルの子供や出産の応対のヒント、様々な性の患者さんへの対応や、多様な人々へのフォローのヒントとして、医療従事者の働きやすい環境づくりの一環として
様々なシチュエーションで自分が置かれている環境や、これからおかれるであろう環境が生きやすく自分らしくいられるように、このプロジェクトで境界線をどんどんゆるめていきたいのです。
じぶんが何者かわからなくて自信がない人。
自分らしく生きたいと思う人。
生きづらさを感じている人。
今後自分らしく輝いてほしいと願う人がいる人。
そんな人たちが、このボーダーレスカードを通して、自分の中にある自分でも知らなかった自分に気づき、固定概念がゆるまり、自分の価値観と感性が広がる体験をする。
そうして、LGBTQとLGBTQでない人、そんな言葉がなくなり、あらゆる境界線が『ゆるまる』ことが理想です。
境界線で隔たっていた価値観が交差しあい、相手をおもんばかることが今よりいっそう広がり、自分にも周りにも優しい世の中が広がっていくのではないでしょうか。
今回のクラウドファンディングが終わったら、そこで終わりではありません。
これに携わってくださった方々との交流会、繋がりを広げる集まりなども継続して開催していきます。
クラウドファンディングを通して少しでも僕たちの活動を後押ししてくださる方々と出会えたら嬉しいです。
どうか皆さま、ご支援のほどよろしくお願いいたします!
一般社団法人LGBT-JAPAN
代表理事 田附 亮
生物学的には女性で生まれるが、自身の事を男性として認識しているトランスジェンダー男性。
2006年にホルモン治療を開始し男性化し、2009年に乳腺乳房摘出手術、戸籍上の名前を亮子から亮に変更。
LGBTQについて社会が変わるのではなく、LGBTQ自らも社会の一員になるべく、お願いするだけではなく、お互いが歩み寄ることが大切であるということを理念に活動。社会とLGBTQの架け橋になり、LGBTQは多様な人々の中のほんの一部でしかないというフラットな姿勢と持ち前の明るさで何でも聞きやく話しやすいとLGBTQだけでなく様々な人から研修・講演会などには定評がある。
<各種メディア出演>
(NHK クローズアップ現代+ 「”改名””100人~私が名前を変えたワケ~」、他LGBT関係メディア、AmebaTVなど)
一般社団法人スポーツリレーションシップ協会
代表理事 藤代 圭一
教えるのではなく問いかけることでやる気を引き出し、考える力を育む『しつもんメンタルトレーニング』を考案。全国優勝チームなど様々なジャンルのメンタルコーチをつとめる。2016年より全国各地に協会認定インストラクターを養成。その数は350名を超える。選手に「やらせる」のではなく「やりたくなる」動機付けを得意とする。著書に”スポーツメンタルコーチに学ぶ「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」(旬報社)”、「スポーツ大好きな子どもが勉強も好きになる本」(Gmail.B.)などがある。http://shimt.jp
こんにちは、藤代圭一です。
「偏見や差別は、知らないことから生まれるんだ」
彼と出会ったことで、ぼくは強くそう思えることができました。
高校時代に彼と出会い、ふざけあったり、たわいもない話をしたり、様々な経験を共にする中で「そういう生き方もあるんだ」と感じる瞬間が大きくあったのです。
でも、ふと考えてみるとぼくはラッキーだったのかもしれません。
身近にカミングアウトしてくれて、理解できないことを素直に聞けて、話してくれる彼がいたこと。
彼がいなければ、ぼくも偏見や差別的な感情を持った1人になっていたかもしれないなぁと思うんです。
もしその仮説が正しいとすると、「知る機会」さえつくることができれば、偏見や差別は少なくなり、ジェンダーの境界線はゆるんでいくんじゃないかな。
いや、ゆるんでいってほしいな。
そんな願いからこのカードの構想がはじまりました。
カードには様々な質問が書かれています。
中には、すぐに答えが浮かばないこともあるかもしれません。
でも、それでいいと思っています。
「いますぐに答えられないこと」も自分であることを目の前の人と対話を通じて共有する。そうした積み重ねが「お互いを知ること」につながっていくんじゃないかと信じているからです。
そしてこれは、LGBTQやジェンダーに限った話ではありません。
僕自身も「自分らしく生きたい」と思っている1人の人間であり、そう感じている方と一緒に、このカードをもとに、いろんなお話しができたら嬉しいなと感じています。
※本プロジェクトの「お名前掲載」のリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
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プロフィール
元々女性で生まれたが男性として生活しているトランスジェンダー 2006年にホルモン治療を開始し男性化。2009年に乳腺乳房摘出手術。戸籍上の名前を亮子から亮に変更。 LGBTQについて社会が変わるのではなくLGBTQ自らも社会の一員になるべくお互いの歩みよりが大切として講演会や企業研修、被災地支援などをしている。 持ち前の明るさと何でも質問しやすい空気から研修、講演会ともに定評がある。 2015年より任意団体LGBT-JAPANとして活動を開始。 2017年一般社団法人LGBT-JAPAN設立。
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リターン
3,000円
プロジェクト応援コースA
・お礼のメール
・HPへのお名前掲載
※ご希望の方はHPに掲載するお名前をご入力下さい。
いただいたご支援は手数料とリターンを除き、全額ボーダーレスカードの製作にご活用させていただきます。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年1月
4,500円
ボーダーレスカードセット
・お礼のメール
・HPへのお名前掲載
※ご希望の方はHPに掲載するお名前をご入力下さい。
・カードセット1つ
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
3,000円
プロジェクト応援コースA
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4,500円
ボーダーレスカードセット
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- 8
- 在庫数
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- 発送完了予定月
- 2021年5月
プロフィール
元々女性で生まれたが男性として生活しているトランスジェンダー 2006年にホルモン治療を開始し男性化。2009年に乳腺乳房摘出手術。戸籍上の名前を亮子から亮に変更。 LGBTQについて社会が変わるのではなくLGBTQ自らも社会の一員になるべくお互いの歩みよりが大切として講演会や企業研修、被災地支援などをしている。 持ち前の明るさと何でも質問しやすい空気から研修、講演会ともに定評がある。 2015年より任意団体LGBT-JAPANとして活動を開始。 2017年一般社団法人LGBT-JAPAN設立。