「3粒のブドウ家族」のあらすじ 

人々が立ち入らない山奥に、ブドウがたくさんなっていました。

その中に一房だけ、3粒のブドウがありました。この一房は3粒家族です。

 

粒は大きく美味しそうな紫色。ですが、中身はとにかく苦い、どんな時も自己中心的なお父さんブドウ。

子供のことはそっちのけ、ステキな水色と赤のしましま皮を着ているズル賢いお母さんブドウ

そして、皮は真っ黒で形もデコボコ。

でも、とても甘い香りのする息子ブドウの「アオシ」がなっていました。アオシは、いつもアリ達と遊んでいます。

 

お父さんは、いつもアリや弱い虫をいじめ、息子のアオシにもいじめています。

暴力ではなく、陰険な言葉で心をネチネチと傷つけます。

 

時には、アオシ宛の手紙までも無断で封を開けて読んでしまうのでした。

でも、自分より大きくて強いイノシシ達には、ニコニコと愛想良くしています。

 

それは、強い動物達に自分が思いやりのある良いブドウだと想われたいからです。

お母さんも、イノシシ達に「ウチのお父さんは、1番だわ!」と

ちょっとさびしげに自慢するのでした。

お母さんは、形がデコボコのアオシを愛したくても、愛し方がわかりません。

 

家族を頼れないアオシは、仲間を自分で見つけるしかありません。

ある日、アリからアオシ宛に手紙が来ました。

 

けれど、お父さんはアオシに断わりもなく、また勝手に読んでしまうのです。

「この手紙はなんだ?‼役に立ちらない手紙だなぁ~」と言い、お父さんは捨ててしまうのでした。

 

翌日アリは、アオシに

「この間の手紙よんでくれた?!」

と聞きました。

 

それを聞いた辛抱強いアオシは、ついに・・・・。