こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。台風21号の影響はまだ深く停電・断水復旧していません。事務所も屋根が一部飛ばされて今晩からの雨模様、雨漏りも気になりますが・・・

それでもたくさんの人たちが復旧活動に尽力されています。社会のインフラは誰かが守っている。そんなことに感謝しつつ今のブログを書いています。

 

2日間、明かりの無い夜を過ごして思い出したのは2015年にカンボジアの農村エリアを訪問した際にみた中学校の女子寮でした。

これがその内部。もちろん電気も水道もありません・・・そして、私の不便さは誰かの尽力によって今日、明日にでも解消されるでしょう。彼女たちのこの寮での生活は卒業するまでずっと続くのです。不平不満なんて言ってたら罰があたりますね。

 

では見学させていただいた当時の様子をお知らせいたします。

「女子寮見せてくれるの??」と意気揚々の安田。状況を全く知らないので呑気な顔して歩いております。「女子寮」と聞くと、「華やかで楽しい」なんてことを想像してしまう安田なのです・・・

 

到着。数名の女子がお出迎えしてくれていますが・・・安田・・・言葉が出ません。

 

この女子寮・・・・手作りです。杭を打ち、床を作り、壁や屋根を作る。雨季は一面が水浸し(というよりも池のような状態・・・)になるので高床式になっています。

 

これが内部です。ここで3人が自炊しながら生活しています。濡れるのは防げたとしても、「暑い季節に床が水びたし」という環境はかなり厳しい状態で衛生面でも多くの問題を抱えています。

 

寮生活を聞いてみたら、やっぱり環境が悪いせいかあまり楽しくないとのことです。水はけが悪いのでスコールが降ってきたらあたりは水浸し。当然、寮の中まで入ってきます。

 

裏に回るとこんな感じ。まだ雨季のときに降った雨でできた池が残っていました。当然、そこはボウフラ(蚊)などの発生源になっていますし、湿気は寮の壁となっているヤシやバナナの葉なども腐らせます。

 

寮の環境整備はとても重要との話でしたが、学校側もそこまで手が回りません。

 

それでも何人かの子ども達で協力しながら自炊や洗濯をして生活しています。電気ももちろんありませんので暗くなったら勉強することもできません。そして夜はやはり危険だそうで・・・(寮の周りに柵などはなく、誰でも入り放題。真っ暗闇。女子寮・・・それだけで危険さは容易に理解できます。)

安全性にも優れた寮の新設が必要になってきます。日本国内でもいくつかの支援団体や企業からの協力で新しい寮が建てられていますが数は全然足りません。

 

こちらは別の学校にあった新しい寮。何の仕切りもなく大部屋ですが、屋根があり、壁があり、窓があり、床があり、ドアがあり、とにかく夜は戸締りをすれば安全は確保されるし衛生的です。

 

皆さんの協力のもと自転車を通した支援をしていますが、自転車があっても、とても遠くて通えないという子ども達が寮で生活しています。寮のキャパシティにも限界があるので、寮に入れなくて学校に行けないという子ども達もたくさんいます。

 

なんだか、こうして書いていると果てしないものを追いかけている気がしてきますが、一度に解決することはどうみても無理なんで一歩一歩がんばっていきたいと思っています!!

 

今日は電気復旧するかなー!?

関電さんや協力会社の皆さん、本当に暑いところご苦労様です!!

 

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