消えゆく自然の知恵を記録したい！「カンボジア伝統医療」を本に

首都プノンペンでは、外資系総合病院施設ができて近隣諸国なみの医療が受けられるようになりました。ただし医療費を払えば。。。。

一方、街から30分郊外に向かうと、そこは見渡す限りの田園地帯。公立の殆どの医療施設に医師が配置されていないのが当たり前。

そんな状況で、事故にでもあって大ケガでもしたら。。。。

不幸な事態は、金持ちでも貧しくても平等に起こりえます。

カンボジアでは保険制度が整っていません。事故にあって救急車で病院に搬送、手術を受けて入院したら、最低でも数千ドルかかってしまいます。そのような現金を支払える人など田舎にはいません。

そこで彼らが、頼りにするのが昔ながらの「ほねつぎ」です。プロンタエムさん（75歳）の家には老若男女を問わず、事故にあった人が訪問します。地域の病院でさえ患者を彼の元の搬送します。

途上国の医療格差を、熟練の達人が支えています。