許してはいけない！～トラバサミに挟まれ断脚したすみれの保護～

※一部、センシティブな内容が含まれています。

2023年春、ボランティアさんから「自宅の外で鳴いてる猫がいたので見に行ったら何かを引きずってるので捕まえました」と連絡がありました。

捕まえてみると右後ろ脚をトラバサミに挟まれ、トラバサミを引きずって歩いているさくら耳の男の子でした。

こんなことをする人間がいることが、本当に悲しい。信じられない気持ちでした。

トラバサミは違法です！！！！

仕掛けられていた場所ははっきりわかりませんでしたが、動物だけでなく人間のこどもが怪我をする恐れもあるので警察に届けを出しました。

脚の状態から見て挟まれてから何日も経っていると思われます。

怪我はしていますが元気はあり、お腹が空いてたようですぐにちゅーると焼きカツオを平らげました。
シャーは出るものの人馴れしてる様子なので保護することを決めました。

病院で診てもらいましたが、骨が露出して壊死してるので断脚しかないとのこと・・・後日手術を行い根本から断脚することになりました。

名前はすみれ（保護当時女の子と思っていたため女子っぽい名前）と命名。

施設が受け入れできる状態になかったため、退院後は発見してくれたボランティアさんの自宅で長期にわたって献身的なケアをしていただきました。

そしてすっかり傷も回復し右後ろ脚がなくても元気に歩けるようになった頃「このまま家族に迎えたい」と、すみれを新しい家族の一員にしてくださいました。

今では先住猫ちゃんと一緒に楽しく幸せな毎日を過ごしています。