プロジェクト概要

 

2018年3月16日推定時刻17時、

約2000人の貧困層が不法に住む

セブ島のニューパラダイス地区で火災発生。

 

緊急車両が通れる道がなく、

どんどん火は燃え移り全焼。

 

避難路を奪われた人々は海へ……

4時間もの間、自分の家が焼けていくのを

ただ、見ているしかありませんでした。

 

このような悲劇を生み出さないためにも、

緊急車両が通れる生活道路を建設したい。

 

 

二度と彼らが居場所を失わないよう、セブ島のスラム街に生活道路を。

 

はじめまして、 NPO法人セブウィッシュの増田です。

 

私は1991年よりセブ島に移住し、27年間に渡り個人的に貧困地域への支援を行ってきました。現在は法人に所属し、ストリートチルドレンへの学費補助や貧困家庭の人々への手工芸品の指導など、安定した収入を得られるようにお手伝いをしています。

 

3月16日の悲惨な火事は、小さな子どものろうそくによる火遊びがきっかけで、私たちが支援する地域のすぐ隣で起こりました。

 

約2000人が住む被災地域は、セブ国際空港のあるラプラプ市パホ区のニューパラダイス地区と呼ばれる貧困層が不法に住む、いわゆるスラム街と言われるエリアです。

 

もともと、空いている土地にどんどん家を建てていたため、火災当日は緊急車両が入れず、多くの人が家を失い、2人の幼い命が亡くなりました。

 

今後、このような事態を二度と起こさないためにも、地域の中央に十文字型の生活道路を建設します。必要資金500万円のうち、一部を集めるために皆さまのお力をお貸しください。

 

 

この火災だけではなく、相次ぐ火災により家を奪われていく人たち。

 

普段、私たちが支援をしている地域は「スクワッターエリア」と呼ばれる場所です。私有地や国有地などに生活に困った貧困層が不法に住み着き、生活をしています。

 

ここに住む人たちは、教育を十分に受けていない大人も多く、まともな仕事に就くことが出来ずに他人の土地に簡易的な家屋を建てて住むしかありません。子どもたちは学校へ行くことができないため、親である大人に仕事の機会を提供し、収入が得られる状況までお手伝いしています。

 


今回火災が起きたのは、その支援地域の隣でした。

 

火災発生当時、ちょうど私たちは現場から3分ほど歩いた食堂にいました。一緒にいた女性から事態を聞き、スタッフ数名が現場を見に行きましたが、通行車両がすでに身動きが取れない状況。火災発生からわずか1時間ほどで全体に火が回りました。

 

火災後も、近隣4箇所で相次ぐ大小の火災があり、同じような状況でたくさんの人々が家を奪われてしまいました。緊急車両が入れる道路さえあれば、被害は最小限で済むと考えましたが、行政も財政難で道路の建設は全く進む様子がありません。


そこで、私たちは他国のNPOやNGO、行政や警察と協力して道路建設を始めることを提案して受諾。今回のプロジェクトを立ち上げた次第です。

 

 

 

すでに道路の下地は作り始めており、今年の8月には完成予定です。

 

火災の被害にあったのは、写真の赤の地域です。

 

今回皆さまからいただいた資金は、救急車などの緊急車両が通れる大通りにあたる、グレーの部分に建設する資金の一部として使われます。

 

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作業工程としては、すでにロードベッドと呼ばれる道路の下地と下水の配管などの工事は始めており、これが終われば道路建設に移ります。予想では、今年の6月中には建設を始め、遅くとも8月には終わるのではないかと見ています。

 

道路建設にかかる費用は500万円強。

 

私たちのほかに、アメリカとスイスのNPO、NGOがそれぞれ資金を集めて共同で資金調達と現地での作業をしていきます。

 

また、私たちの団体としては、今年から火災にあった地域の支援を行おうとしていたところでした。そうした中で、最初の支援が火災という悲しみはぬぐい切れませんが、支援を始めるきっかけとなることはありがたいと感じています。

 

現在、被災者は避難所で生活をしている人と、火災現場に戻りブルーシートで囲ったテントのようなところで生活している人、親戚などに身を寄せている人など、さまざまです。

 

彼らが少しでも安心して暮らせることができるよう、いち早く道路を完成させたいです。

 

 

二度と同じような悲劇を繰り返さないことを願って。

 

このプロジェクトは被災地の復興に向けた第一歩と考えています。


道路ができることで車両の通行ができるようになり、新しい住居を作る際の資材なども車で運び込むことが出来るようになります。

 

また、道路建設にあたり仕事を失くしてしまった男性たちに手伝ってもらうことで、わずかながらでも収入のサポートをすることが出来ます。


今後の展望として、道路建設をきっかけに地域チャペルの再建やコミュニティセンターの建設なども視野にいれて活動していくことで、住民や行政とより密着した支援をしていくことも可能となるでしょう。

 

 

私たちが本来の使命と感じているのは、貧困層の安定した収入を得るためのお手伝いと子どもたちへの学費補助、衛生教育や食育、救急蘇生法の指導などです。こうした通常支援に戻るためにも、このプロジェクトを無事に成功させることが大事です。

 

火災当時、1000人を超える野次馬、消防車両などの緊急車両が立ち往生している状態で、何もできませんでした。

 

私たちは建設して終わりではなく、「予防と対処」にも目を向けていきます。二度と同じことを繰り返さないためにも、道路の建設が終了したら、消火訓練や防災訓練、救急蘇生法のプログラムをこの地区で開催する予定です。

 

どうか、皆さまの温かいご支援・ご協力のほど宜しくお願いいいたします!

 

 


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