学びたいと願うすべての人にカンボジアのコミュ二ティ図書館を!
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支援総額

337,000

目標金額 300,000円

支援者
31人
募集終了日
2015年2月24日

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2015年02月06日 13:11

文字を読み書きできることは、声を形にできること

私たちのコミュニティ図書館では、読み書きの教室を行っています。でも「文字の読み書きができない人ってそんなにいるの?」と疑問に思われるかもしれません。

 

カンボジア政府の国勢調査(2008年)によると、全国の「識字率」は約77%。10人に7~8人が読み書きができるとなると「結構高い数字だなぁ」と思うかもしれません。

 

これは、調査の担当者が家に来て「読み書きができますか」という質問に「はい」と答えたら「文字の読み書きができる」とされる、自己申告にしたから。

 

フィールドで仕事をしていると「この数字は本当か」といつも疑問に思っていました。そこで調査を実施しました。

 

43人の集合村長、778人の村人、126人の子どもたちに聞き取りをしたのです。

 

(インタビューの様子)

 

インタビュー回答者の4分の3以上は小学校までしか通っておらず、約30%は学校に一度も通ったことがないということが分かりました。

 

また回答者全体の5分の2(39.6%)は非識字者であることがわかりました。具体的には、シェムリアップ州の61.5%が非識字者で、バンテイミンチェイ州では27.2%が非識字者であることがわかりました。

 

(学校を建設する前に、地雷を除去する必要があります。そのために学校に通えなかった村人もいます。)

 

調査の回答者である非識字者全体の84%の非識字者が生活に不安や困難を抱えています。

 

女性回答者のうち86%の非識字者、男性は79%の非識字者が生活に困難を感じていると答えました。

 

また村人が必要としている情報を聞くと、

 

・農業(53%)

・保健(公衆衛生)(51%)

・教育(34%)

 

が上位を占めました。

 

コミュニティ図書館は、村人たちの限られた情報アクセス環境の改善においても役割を担っています。

 

村人の生活に合致した本などを提供できるコミュニティ図書館は、村人たちの生活の質を向上し、生活環境の改善に貢献できると考えられます。

 

声を聞きながら教材をそろえていっています。

 

 

改めて数字は、どのようにデータが取られたのかを含め、疑問に思ったら調べてみることが大切だと実感しました。

 

 

数字の裏にこそ、光の影で生活を余儀なくされている人たちを映し出されているようです。

 

そのような人を見つけ、出会い、声なき声を伝えていくことが、私がやらねばいけないことだとも感じています。

 

 

文字を読み書きできることは、声を形にできることなのかもしれません。

 

リターン

3,000


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・お礼状と報告書

申込数
19
在庫数
制限なし

10,000


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・お礼状と報告書
・カンボジアシルクで作ったフラワーテッシュケース

申込数
10
在庫数
制限なし

3,000


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・お礼状と報告書

申込数
19
在庫数
制限なし

10,000


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・お礼状と報告書
・カンボジアシルクで作ったフラワーテッシュケース

申込数
10
在庫数
制限なし
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