
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 122人
- 募集終了日
- 2021年1月18日
秋田大学の学生さんが現地リポート 2
私たちは5年前から秋田大学 教育文化学部の地域連携ゼミという授業で、学生のフィールドワークを受け入れております。
このクラウドファンディング立ち上げにあたって、学生さんたちのレポートを頂戴しましたので掲載いたします。
今回は菊地菜央さんのレポート。今回のプロジェクトのメンバーたちやお酒に関わる方々について詳しくレポートされています!
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1.収穫時期の様子
クッキングアップルの生産者は合わせて7人いるが、今回は小原農園の小原暢さん、藤井農園の藤井克徳さん、佐藤農園の佐藤和也さん、平良木農園の平良木亨さんの4人に訪問・インタビューを行った。
青空の下、大きなケースいっぱいに入っているのは、平良木さんが一年間を通して一生懸命、大切に育ててきたクッキングアップル「紅の夢」だ。取材の前日に雨が降って地面が軽くぬかるんでいたため、作業しやすいわけではなかったが、りんごの状態が一番良いタイミングを狙って一気に収穫している。1本の木を大きく育てて収穫する栽培方法に比べて、平良木農園でメインに採用しているわい化栽培は水や風に弱く、寿命も短いが、コンパクトですぐに実がなり、高さもないため収穫しやすいという。
水滴をまとって瑞々しさがたっぷりの紅の夢を、丁寧に1つ1つ仕分けしているのは、平良木農園の4代目園主平良木亨さん。
収穫してすぐに大きさや表面の見た目の綺麗さで仕分けされていく紅の夢。しかし実はこのクッキングアップル、収穫のタイミングの見極めが難しいそう。紅の夢の名の通り、綺麗な紅色に染まる果肉が特徴的なりんごなのだが、その中身の紅さは9・10月の夜の気温が10°以下の日数の多さで決まり、寒くないと少ないと色づかないのだ。
また、クッキングアップルは調理用のりんごであり、生食用ではないため、その場で食べても調理したときの味は判断できない。そんなタイミングを絶妙な仕方で見極め、収穫していくところはまさに匠の技と言えるだろう。
ベストな状態で収穫した紅の夢は、一次加工をすることで綺麗な色味を均一化し、高品質なものに仕上げている。そこまで丁寧に紅の夢を手掛けているのは、りんごを作った人も、売る人も、そして実際に使う人も、全ての人の幸せになれるようにだと話す平良木さんに、紅の夢への情熱が感じられた。
紅の夢の栽培方法は生産者さんたちの間でもそれぞれ異なり、雑草の駆除を行って作業がしやすいようにしているところもあれば、できるだけ自然に近い環境で育てるため、草も刈らず葉も摘まず、特定の虫のみを殺虫する農薬を使うようにしているところもあった。切磋琢磨し合いながらも、それぞれの仕方で紅の夢と向き合っていることがうかがえた。
日本では甘い果物が好まれる傾向にあり、りんごにおいても甘いものほど高値で取引されてきた結果、紅玉などの酸味のある調理向けりんごが姿を消してしまった。そんな中、クッキングアップルの郷の生産者は、日本人が忘れてしまった、あるいはまだ知らないクッキングアップルのおいしさを伝えようとしている。クッキングアップルの栽培を始めた理由はそれぞれの生産者によって違うが、平良木さんや高橋社長の勧めもあったという。
大雪の災害を乗り越え、各農園でクッキングアップルの栽培が順調に進み、収穫の時期を安定して迎えられるようになってきた今、必要なのはこのクッキングアップルたちを惚れ込んで使ってくれるファンだと、生産者のみなさんは話してくれた。
クラウドファンディングをきっかけにクッキングアップル生産者との縁が生まれ、秋田のりんごを好きになってくれる人が少しでも増えることを期待したい。
2.大学生から見たクッキングアップルの郷
これまで何度かクッキングアップルの生産者、醸造にかかわる方を訪問し、インタビューを続けてきたが、その度に実感するのは、田舎でも夢を持って実現させていこうとする豊かでたくましい「生き方」だ。都会に比べて田舎は閉鎖的だ、遅れている、寂れている、そんなイメージをどことなく抱いてきたのだが、クッキングアップルの郷は全く違った。
佐藤農園4代目園主、佐藤和也さんは高校を卒業後、都内のレストランでワインを担当していたが、先代の体調悪化を受けて帰郷し、就農した。レストランで働いていた時から、料理に使われる原料の産地や生産者に気を配っており、そのころから自然と生産者をリスペクトしていた佐藤さん。自らワインを醸造したいと夢見ていたころ、丁度シードルの存在を知り、自分の農園で栽培する果物を使って何かできるのではないかと考え、就農する際にモチベーションがあがったという。過去にオカノウエシードルプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングを成功させた。
ゲストハウスHostel&Bar CAMOSIBAの阿部円香さんは、もともとクラフトビールが好きだったことと、横手市がホップの産地であることから、そのホップを使ってクラフトビールを作りたいと考えていた。ゲストハウス運営を通して近隣の果樹農家さんとの交流が増えて、横手の果物への興味が高まっていく中、アメリカのハードサイダーに出会う。りんごとホップの掛け合わせができて、クラフトビールのように楽しめる点に惹かれ、アメリカでの研修後、自社ブランドのOK,ADAMを立ち上げた。
二人はワインからシードルへ、クラフトビールからハードサイダーへと形を変えながらあらたな夢として目標を持ち、実現させてきたことがわかった。そしてこの二人は、どちらも横手市の果物に触れ、その魅力やおいしさ、農園のメンバーとのかかわりからりんごを使ったお酒を造りたいと思うようになっていた。それほど、クッキングアップルの郷の生産者たちは果物の生産だけでなく、あたらしい美味しさをもった商品の開発や、その販路開拓にも力を注ぎ、意欲的に活動をしてきたであろうことが分かった。
それまで生産したものを農協に出荷していたのを、直接取引先に交渉し、販売していくことに挑戦したのは、農家でも自分で営業し、顧客に言い値で買い取ってもらうことで、利益が上がるし、顧客とのつながりが築けるからだという。
大変だけど、取引先が果物に惚れ込み、扱ってもらえるようになるなど、成果が感じられるのが面白いと平良木さんは話してくれた。
小原さんは、これまで生産者と使用者でコミュニケーション不足による使用感のズレから、突然果物を扱ってくれなくなるなどの問題があったとしたうえで、たかえんさんが生産者と使用者の間に入り、使用感などを生産者にフィードバックすることで、その問題をなくしていくことはとても良いこととした。
このように訪問を通して、クッキングアップルの郷はみんながそれぞれに夢や目標をもち、ときに切磋琢磨し合いながら、横手の地でたくましく、豊かに生きていることを強く感じた。クッキングアップルの郷は果物だけでなく、それにかかわる人たちも素敵な人たちばかりであった。
リターン
5,000円

【お手軽にご支援】ジュース&チップスコース
・生産者からの手紙
・紅玉りんごチップス1袋(20g)
・紅の夢100%ストレートジュース3パック(1パック150g)
※写真はイメージです。
- 申込数
- 22
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円

【リターンご不要な方へ】 クッキングアップルの郷応援コースA
・生産者からのお礼のメール
※このコースではリターン費用がかからない分、いただいたご支援金からサービス手数料を除き、全ての金額を活動内容に充当させて頂きます。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円

【お手軽にご支援】ジュース&チップスコース
・生産者からの手紙
・紅玉りんごチップス1袋(20g)
・紅の夢100%ストレートジュース3パック(1パック150g)
※写真はイメージです。
- 申込数
- 22
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円

【リターンご不要な方へ】 クッキングアップルの郷応援コースA
・生産者からのお礼のメール
※このコースではリターン費用がかからない分、いただいたご支援金からサービス手数料を除き、全ての金額を活動内容に充当させて頂きます。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月

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- 462人

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- 支援者
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