このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています
福岡にフリースクールを増やしたい!~学校を選べない子に選択肢を~
マンスリーサポーター
目標人数 150人
- 募集終了日
- 2023年1月24日
盛岡の地に新しいシンボルを、みんなで。カワトクとともに、
#地域文化
- 現在
- 12,455,000円
- 支援者
- 723人
- 残り
- 47日
吉村作治エジプト調査隊、存続の危機!
#地域文化
- 現在
- 9,255,000円
- 支援者
- 482人
- 残り
- 18日
国立科学博物館マンスリーサポーター|地球の宝を守りつづける
#子ども・教育
- 総計
- 632人
盲導犬ユーザーに笑顔を届け続けたい|EJGDAーサポーター募集中!
#医療・福祉
- 総計
- 30人
北海道の豪雪地帯、旧・深名線「沼牛駅」木造駅舎を継続して守りたい!
#地域文化
- 総計
- 13人
一人でも多くの難民に~日本での生活を支えるために継続的な支援を
#国際協力
- 総計
- 16人
子どもの今と未来を支える!包括的子ども支援のマンスリーサポーター
#子ども・教育
- 総計
- 13人
プロジェクト本文
急いで選択肢を増やしたい。
初めまして。私たちは、福岡県でフリースクールを運営する認定NPO法人「エデュケーションエーキューブ」と、福岡を拠点に新聞発行をしている西日本新聞社です。この度は、ページをご覧いただきありがとうございます。
エデュケーションエーキューブは、設立から10年間、「すべての子どもたちに学びの場を」という目標を掲げ、福岡県内でフリースクール3カ所を運営、1カ所と提携するなど、学校を選べない子ども達をサポートしてきました。
西日本新聞は、福岡の教育現場に密着し、不登校を巡る問題や、こどもが通えるフリースクールを取り巻く状況について、詳しく報道してきました。
2021年度、全国・福岡ともに不登校の小中学生は過去最多となりました。
「学校を選べない子どもは増え続ける一方、フリースクールの数は追いついていない」という深刻な状況があります。
現状を少しでも改善すべく、このたび、フリースクールの安定運営・拡大を目指すエデュケーションエーキューブと、報道の枠を超えて、社会課題解決のアクションを志す西日本新聞で連携し、学校を選べない子ども達の選択肢を増やすためのプロジェクトを立ち上げました。
11月27日から1月24日まで、フリースクールの安定運営と拡大を支援していただくマンスリーサポーターを150人募集します。
ご支援が集まれば、既存校の運営を安定させることができます。さらには、新校の増設や他団体へのノウハウの提供など、子どもたちの選択肢となるフリースクール増設への流れをつくることができます。
皆さまからの温かいご支援をお願い致します。
「不登校傾向」はその数倍との推計も
文部科学省の調査では、2021年度の小・中学校の不登校の児童生徒数(年30日以上の欠席)は、全国で約24万4000人と前年度約19万6000人から24%も急増しています※1。
更に深刻なことに、そのうち55%の13万4000人は、90日以上の長期欠席となっており※2、義務教育を受けているとは言えない状態になっています。
また、日本財団が中学生を対象に行ったインターネット調査では、文科省の定義する不登校の3倍以上の子どもたちが「不登校傾向」にあることも分かっています※3。
福岡県でも、全ての小中学生の2.9%にあたる1万2299人が不登校で、前年から2531人の増加。”不登校傾向”を含めれば、みなさんのまわりでも相当数の子どもたちが、学校という場所に馴染めないでいます。
この状況で期待されるのが、民間が運営する「フリースクール(FS)」です。独自の教育プログラムにより、学習や社会との接点を維持しており、登校すれば「学校出席扱い」となるFSもあります。
フリースクール増設を阻む「固定費」の壁
ただ、FSの数は、不登校の増加に追いついてないのが現状です。
FSの数が増えないのはどうしてでしょうか?・・・収支が成立しにくい構造があることに加え、公的助成の乏しさがボトルネックとなっています。
学校に代わる場所になるには、親の送迎がなくても通える立地が必要ですし、一定品質の教育を継続して提供するには、スタッフを長期雇用できなければなりません。つまりFSの経営には「大きな固定費」がのしかかります。
そのため、身銭を切って経費を補填したり、ボランティアに近いような報酬で働いたりすることも珍しくありません。
福岡県は、FSに対して独自の助成金を出していますが、22年度に「赤字額の半分までしか出さない」という規定変更が行われた影響もあって、固定費を賄えずに経営が苦しくなった団体も数多くあります。
既存の施設の維持さえ難しい中、増設となると、難易度はさらに高くなります。
こうした背景から、実際に運営、奮闘しているFSを支援することで、学校に通えない子ども達が安心して通うことができる社会づくりへの一歩にしたいと、継続的なご支援をお願いすることにしました。
教育格差からの解放目指し10年
設立以来、400人の小中高生をサポート
こんにちは。エデュケーションエーキューブの代表、草場勇一です。
不登校・貧困・障がい等の様々な困難を抱える子どもたちが、学校の代わりに通うことができるフリースクール(FS)「スタディプレイス」を運営しています。
現在は、福岡県内に3拠点とサポートスクール1校があるほか、オンラインコースも展開しています。県内最大規模のスクールであり、設立以来400人超の小中高生をサポートしてきました(福岡市委託事業含む)。
ICTを活用し個別最適化された学習と社会で必要となる様々な体験・探求型学習により、子ども達が社会で幸せに生きていくために必要な学びの機会を提供しています。
経済的困難な世帯に、独自の奨学制度
経済的負担を理由に、FSを選択できない世帯も少なくありません。
授業料の全国平均は、月額33,000円となっています※4。授業料に対し、公的支援の仕組みがある行政区は限られているため、全額が家庭負担になっているケースがほとんどです。
スタディプレイスでは、ひとり親世帯や住民税非課税世帯等の経済的な困難を抱えている世帯を対象に、寄付を原資に授業料の50〜70%を減免する独自の奨学制度を提供しています。
これまでに約150人の経済的に困難な状況にある子どもたちに学習機会を提供しました。
奨学制度利用者の声
安定運営と新設資金に活用します
教室の家賃・スタッフの人件費・教材費や活動費など、フリーススクール運営の費用は、公的支援が乏しいため、家庭から受け取る授業料収入で賄う必要があります。また、奨学制度を提供するため、年間300万円程度の寄付を運営費とは別に集める必要もあります。
エデュケーションエーキューブでは現在、既存の3教室の家賃だけでも月額計30万円超が発生し、これだけで大きな負担となっています。
今回のクラウドファンディングでお預かりした支援金は、主要な固定費である家賃に充当し、従来の教室の安定運営を補強します。さらに、新たな拠点開設に向けての資金調達にも繋げたいと思っております。
西日本新聞は報道機関として、取材報道およびプロジェクトの発信を担います。支援金は受領せず、ReadyFor手数料を除いた全額をエデュケーションエーキューブへの支援に活用いたします。
エデュケーションエーキューブは、今後3年以内を目標に、福岡県全域の子どもたちがFSを選択できるようにするため、自社教室の展開および地域のFSや学習塾などとの提携を進めたいと考えています。
FSを展開したい個人や、既に拠点を持つ小規模な学習塾などに、FS運営に必要なノウハウ・サポートを有償で提供するプラットフォーム事業に展開したいと考えています。
学校を選べない子供たちが通えるフリースクールを増やし、さらには、経済的背景にかかわらず教育や体験機会を得られる社会をつくり、貧困の連鎖を止める一助となることを目指します。
みなさまの温かい支援を、どうぞよろしくお願い致します。
「報じて終わりでいいのか?」新聞記者の苦悩
西日本新聞社で教育分野の担当記者をしている四宮淳平(しのみやじゅんぺい)と申します。 2005年に入社し、2016年からは教育分野の取材を増やしていきました。「本当の意味で地域を元気にするために、今のままの学校教育でいいのか」と考えたことが根本にあります。
ただ、どれだけ記事を積み重ねても、教育に直接関わる担い手ではありません。
2020年、ビジネスを通じた新たな道を模索すべく社会人大学院(事業構想大学院大学)に入学しました。研究テーマに選んだのは「不登校」。教育を巡る最も深刻な問題だと考えたからです。 ただ、斬新な事業アイデアなどは思いつきませんでした。
この悩みを、大学院の先輩に相談したときのこと。「四宮さんだから、できることがある。それは報道する役割だ」。報道という大きな強みが、自分にあることに気付かされました。
他にも色んな方々の助言を得て、卒業時点で私が出した結論は「役割分担」でした。自分が問題を伝え、世の中の関心と寄付を集める。それを教育現場にいる人たちに託し、子どもたちの支援につなげる。
誰かの行為を報道するという立場から一歩踏み出し、課題解決の主体の一部を担う。従来の枠組みを超えた、新しいジャーナリズムに挑戦したいと考えました。
挑戦のパートナーを選ぶ
本クラウドファンディングは、その第一歩として、エデュケーションエーキューブと協力して実施するものです。
福岡県でFSの多拠点展開は珍しい上、さらなる拡大を視野に入れている。また、経済困窮世帯向けの奨学制度もあり、発足10年の運営実績がある。こうした理由から、取り組みのパートナーになってほしいと依頼しました。
福岡には他にもフリースクールがあります。もっと多くと協力できるに越したことはありませんが、大きな枠組みを作るのには時間がかかります。まずはエデュケーションエーキューブと協力してクラウドファンディングを立ち上げ、不登校に関する記事を発信していきます。
大きな教育課題の解決に向けた一歩を踏み出して形にしたうえで、次の展開につなげていきたいと考えています。
「経済的理由で受験を断念…」実体験が背景に
私がフリースクール(FS)の運営を始めた背景には、両親の離婚に起因する経済的な理由から志望大学の受験がかなわなかった、という実体験があります。
父が高校生の時に、家から出ていくことになり、母の収入だけで生活しなければいけなくなりました。私も家計を支えるため、母がやっていた喫茶店の仕事を手伝い、母は夜の仕事を掛け持ちしながら生活していました。東京の大学に進学することを希望していましたが、自宅から通えて奨学制度がある地元・福岡の大学に進学しました。
こうした実体験から、経済的背景がもたらす教育格差を何とかしたいという思いを常に持っていました。そして2011年、東日本大震災を東京で体験し、人生に限りがあることを強く意識し、自分にしかできない挑戦をしようと考えるようになり、10年前に故郷の福岡で当法人を立ち上げました。
現在、運営するFSに関して、年間150件を超えるお問い合わせを頂いています。しかし、お問い合わせを頂いても、送迎の関係で断念されるケースや定員の関係でお断りするケースも少なくありません。
藁にもすがる思いでお子さんの居場所を探している保護者に対して、お断りしなければいけない時は、自分たちの力のなさに胸が痛みます。
経営が決して楽ではない中で教室を増やしているのは、学校以外の学びの選択肢を探している保護者や子ども達に少しでも力になりたいと思っているからです。今の日本には義務教育を受ける場所は学校しかありません。子ども達の学ぶ権利を保障するためには学校以外の選択肢が必要とされています。
NPO法人エデュケーションエーキューブ 法人概要・沿革
https://education-a3.net/about/
「すべての子どもたちに学びの場を」
年々不登校や不登校傾向の子どもたちが増えてきています。家庭の状況や様々な理由から、学校に行けない子どもたちのために、フリースクールは大きな役割を果たしています。子どもたちが安心して学ぶことができる環境づくりは、我々おとなたちの役割です。本プロジェクトを通じて多くの方にフリースクールの取り組みを知って頂き、一過性ではなく、継続的に活動に関わって頂けるよう願っています。
本プロジェクトは、税制上のメリット(控除)があります。ご支援金は、認定NPO法人エデュケーションエーキューブへの寄附金として受領いたします。本プロジェクトを通じて寄附を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。
<内容>
・個人の場合:2000円以上の寄附をされた方は、寄付金受領証明書を添えて確定申告を行うことで所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。
・法人の場合:「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。
※詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイト等をご覧ください。
<寄付金受領証明書の発行について>
・寄附をされた方には、後日「寄付金受領証明書」を送付致します。
・証明書名義:READYFORアカウントにご登録の氏名を宛名として作成します。
・証明書発送先:READYFORアカウントにご登録の「リターン/ギフトの発送先ご住所」にお送りします。
・寄附の受領日(証明日):READYFORから実行者に入金された日となります。
・証明書の発送日:毎年2月ごろに送付いたします。
●出典
※1:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
※2:同上
※3:日本財団「不登校傾向にある子どもの実態調査報告書」
※4:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」
活動報告について
・支援者の皆様への活動報告書は、エデュケーションエーキューブより、メールでお届けします。クラウドファンディング募集期間終了後も、支援をいただいている期間中は、継続してお届けします。
・西日本新聞による本プロジェクトの発信は、クラウドファンディング募集期間終了後は、通常報道内での発信に移行します。
留意事項
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク)
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク)
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
- 寄付金が充てられる事業活動の責任者:
- 草場 勇一(認定NPO法人エデュケーションエーキューブ)
- 団体の活動開始年月日:
- 2013年4月1日
- 団体の法人設立年月日:
- 2013年8月2日
- 団体の役職員数:
- 10〜29人
活動実績の概要
ICTの活用により個別最適化された学習と社会で必要となる様々な体験・探求型学習により、子ども達が社会で幸せに生きていくために必要な学びの機会を提供しています。カリキュラムの質の高さから、在籍する小中学生全員の「スタディプレイス」への出席が所属校での出席扱いとなっています。また、ひとり親世帯や住民税非課税世帯等の経済的な困難を抱えている世帯を対象に、寄付を原資に授業料の50〜70%を減免する独自の奨学制度を提供しています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
コース
1,000円 / 月
個人サポーター1,000
・活動報告書をメールでお届け
・西日本新聞の紙面にお名前掲載
※お名前掲載は任意です。登録時に選択いただけます(内容によって掲載を控える場合もございます)。
※寄付金受領証明書をお届けします(毎年2月頃に郵送します)。
3,000円 / 月
個人サポーター3,000
・活動報告書をメールでお届け
・西日本新聞の紙面にお名前掲載
※お名前掲載は任意です。登録時に選択いただけます(内容によって掲載を控える場合もございます)。
※寄付金受領証明書をお届けします(毎年2月頃に郵送します)。
1,000円 / 月
個人サポーター1,000
・活動報告書をメールでお届け
・西日本新聞の紙面にお名前掲載
※お名前掲載は任意です。登録時に選択いただけます(内容によって掲載を控える場合もございます)。
※寄付金受領証明書をお届けします(毎年2月頃に郵送します)。
3,000円 / 月
個人サポーター3,000
・活動報告書をメールでお届け
・西日本新聞の紙面にお名前掲載
※お名前掲載は任意です。登録時に選択いただけます(内容によって掲載を控える場合もございます)。
※寄付金受領証明書をお届けします(毎年2月頃に郵送します)。