ついに完結!”幻の復元国宝”の完全版をいっしょに楽しもう!
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 36人
- 募集終了日
- 2019年7月16日
いよいよ1週間前です。
いよいよ一週間前となりました。
このプロジェクトは、自然破壊や民族対立、福祉や人権、地方創生にも関係ありません。廃れた芸能や、存続危ぶまれるスポーツチームでもなく、確かに「平和なほのぼのプロジェクト」です。
しかし、私はそれほどこのプロジェクトを「ほのぼの」と思っていません。
それはどういうことなのか。これから終了までの間お話して、このクラウドファンディングを終えたいと思います。(今回は見送りになっても、このプロジェクトは終わることはありません。どんな形になるか分かりませんが、なんとか完成させます)
まず今日は、この屏風が二つ(一双)そろうことで、どんなことが期待できるかを、改めてご紹介しましょう。
ご覧いているのは、色彩復元前の右隻と左隻です。左隻の中央二扇には、きらびやかな衣装に身を包んだ貴婦人が二人、禿(かむろ)という幼い少女が左に一人、あと侍女が二人います。
プロジェクト概要で説明しましたが、この二扇は関東大震災の惨禍に巻き込まれ、失われてしまいました。なので、色は古くても、この段階で既に現実にはないデジタル復元の世界なのです。
まずは両はしの女性を比べましょう。右の女性の方がかなり背が高くなっています。そして左隻の方には山が描かれ、それは、人物の大きい右隻には見られません。
ということは、右隻は近い景色(だから人物が大きい)、左隻は遠景(だから山が見える)が描かれていることが分かります。
私は、この近景、遠景を一気にダイナミックに鑑賞しようと、下の図のように配置してみました。こうして、手前の桜の大木の下あたりに座って見上げれば、そばにいる貴婦人たちはより大きく、遠景の踊り子たちはより遠くで小さく見え、その奥行きにさらに迫力と臨場感が増して見えるのです。
近くは近くから見て、遠くは遠くに置く、という鑑賞で、奥行きを楽しみます。
このようにして自由に屏風を立て回し、見る側が参加して絵の世界に飛び込むように働きかけることで、話が成立するしかけになっているのです。
いじって触って、どのように面白い解釈を生み出していくか、私は以上のように鑑賞しているのが一番だと思っていました。しかし、いつも私の鑑賞会に参加しているある方が、
「反対側から見ると面白い!」
と教えてくれました。
(この時は、色彩復元前のミニチュアのレプリカで鑑賞していました)
やってみると、小さい人物が近くにあるので、まあまあ大きく見えます。反対に、遠くに位置する大きく描かれた人物たちは、ほどほど小さくなって見えます。つまり、みな同じくらいの背の高さになるのです。
そうなると、ダイナミックな奥行きというよりかは、貴婦人、侍女、踊り子たちが楽しんでいる宴にすぐそばで参加しているような感じへと印象ががらりと変わりました。
この感じです。
作品を触って立てまわして、みんなでワイワイと言いながら、新しい発見を意見し合うこの感じが、日本美術には必要なのです。
まだ「ほのぼの」なお話ですね。
だんだんと核心へとお話が進みますので、最後までお付き合いください。
でも、ほのぼのプロジェクトがもっと支持をもらえる世の中になってほしいなあ、という気持ちもあります。
もしこの段階ですでにご賛同いただける方、どうぞご支援をいただければ幸いです。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
リターン
5,000円
オリジナルステッカープラン
■サンクスメール
■小林泰三オリジナルステッカー(1セット)
「花下遊楽図屏風」のモチーフだけではなく、小林泰三先生がこれまでに復元した作品の中から汎用性の高い図柄をオリジナルシールにしてお届けします。
※写真はイメージです
- 支援者
- 10人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
屏風特別鑑賞会ご招待券プラン
■サンクスメール
■屏風特別鑑賞会・招待チケット(1枚)
ついに完全な形になった屏風の鑑賞会にご招待。
小林先生ご自身による屏風に関する講座、鑑賞や写真撮影、簡単な軽飲食がセットになっています。
鑑賞会は2019年中に都内・大阪市内を各1回ずつ予定しています。
開催日時や場所の詳細はまだ未定ですが、11月中にはReadyforのメッセージから皆さまにくわしいご案内を順次お送りしてまいります。
会場での飲食代はご招待の中に含まれておりますが、会場までの交通費や宿泊費等は参加者のご負担となります。
【プログラム案】(150分)
・おしのぎ(軽食)を囲んで先生との歓談(45分)
・先生による講座と鑑賞のポイント解説(30分)
・参加者による鑑賞や記念撮影(75分)
※人数により入替制での鑑賞になります
- 支援者
- 15人
- 在庫数
- 33
- 発送完了予定月
- 2019年12月
16,000円
屏風特別鑑賞会ご招待券プラン(ペア)
■サンクスメール
■屏風特別鑑賞会・招待チケット(2枚)
ついに完全な形になった屏風の鑑賞会にご招待。お得なペアプランです。
小林先生ご自身による屏風に関する講座、鑑賞や写真撮影、簡単な軽飲食がセットになっています。
鑑賞会は2019年中に都内・大阪市内を各1回ずつ予定しています。
開催日時や場所の詳細はまだ未定ですが、11月中にはReadyforのメッセージから皆さまにくわしいご案内を順次お送りしてまいります。
会場での飲食代はご招待の中に含まれておりますが、会場までの交通費や宿泊費等は参加者のご負担となります。
【プログラム案】(150分)
・おしのぎ(軽食)を囲んで先生との歓談(45分)
・先生による講座と鑑賞のポイント解説(30分)
・参加者による鑑賞や記念撮影(75分)
※人数により入替制での鑑賞になります
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 44
- 発送完了予定月
- 2019年12月
20,000円
特別鑑賞会+ミニ復元屏風つきプラン
■サンクスメール
■屏風特別鑑賞会・招待チケット(1枚)
■ミニ花下遊楽図屏風(1セット)
特別鑑賞会参加に加え、このプロジェクトのために制作されるミニ屏風がついたコースです。
玄関に置いたり、花瓶の後ろに置いたり…お部屋の雰囲気をたちまち雅やかな雰囲気にしてくれます。
※リターン画像はあくまでイメージです。現状模写ではなく、描かれた当時の復元模写になります
小林先生ご自身による屏風に関する講座、鑑賞や写真撮影、簡単な軽飲食がセットになった鑑賞会は2019年中に都内・大阪市内を各1回ずつ予定しています。
開催日時や場所の詳細はまだ未定ですが、11月中にはReadyforのメッセージから皆さまにくわしいご案内を順次お送りしてまいります。
会場での飲食代はご招待の中に含まれておりますが、会場までの交通費や宿泊費等は参加者のご負担となります。
【プログラム案】(150分)
・おしのぎ(軽食)を囲んで先生との歓談(45分)
・先生による講座と鑑賞のポイント解説(30分)
・参加者による鑑賞や記念撮影(75分)
※人数により入替制での鑑賞になります
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 30
- 発送完了予定月
- 2019年12月
30,000円
先生によるデラックス!都内日本美術解説ツアープラン
■サンクスメール
■先生による都内日本美術解説ツアー
■ミニ花下遊楽図屏風(1セット)
■屏風特別鑑賞会・招待チケット(1枚)
鑑賞会の参加とミニ屏風に加え、先生と一緒に都内日本美術作品を「賞道的に」鑑賞しながら回ることのできるスペシャルプランです。
開催日時や開催場所は各美術館の秋の特別展情報が公開される9月中旬をメドに当プロジェクトの更新情報でお知らせします。
美術館観覧のあと、会場を借りて講演会形式にするか、カフェなどで気軽にサロン形式にするかは、参加人数をふまえながら11月初旬に決定し、具体的な日程と内容を11月中に参加の皆さまにReadyforのメッセージでお送りします。
なお、解説ツアーにともなう会場までの交通費や宿泊代、施設入場料、飲食代は参加者のご負担となります。
【解説ツアー案(上野の場合)】(180分)
10:00 上野集合 上野東照宮見学
11:00 美術館見学
12:00 食事をとりながら歓談、質疑応答など
鑑賞会の内容については他プランと同様です。詳細は他プランの内容をご確認ください。
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 25
- 発送完了予定月
- 2019年12月