火災で焼失した童学寺本堂。失われた大切なものを取り戻したい！

皆様、ご無沙汰しております。
童学寺住職、塩田龍澄です。
本プロジェクトの要である、本尊様の台座および光背の進捗報告をさせていただきます。

まずは製作の状況ですが、現在、完成には至っておりません。

しかしながら、着実にその時が近づいております。
皆様には重ねてお待たせしてしまい、大変申し訳ございませんが、私共といましばらくお待ちいただけますでしょうか。
完成予定を10月頃とさせていただいておりましたが、令和6年6月に変更させていただけますと幸いです。

ご支援いただきました皆様には、先日メッセージにて、お知らせさせていただきました。

重複する内容もございますが、この報告では写真を含めてお届けさせていただきますので、ぜひご覧いただければと思います。

製作を担当してくださっている仏師様より、メッセージとお写真を頂いております。

よしだ造佛所
仏師 吉田安成（よしだやすまさ）

 

台座、および光背について、その全体を形作ることが出来ました。
現在は、台座の荒彫りの作業を進めており、その彫刻が完成次第、古式彩色を施します。
ご本尊様にふさわしく、そのお姿をより引き立てることが出来るよう、努めて参ります。
期日内での完成とならず大変申し訳ございませんが、今後も鋭意取り組んでいく所存です。
どうぞ引き続き、見守っていただけますと幸いです。

仏師様のご苦労が、その想いが、目に見えてくるようです。

前回の報告でもお知らせしましたが、よしだ造佛所公式ホームページにて、その進捗を書き記していただいております。

こちらに、バックナンバーを時系列順に、掲載させていただきます。

「火災で焼けた台座・光背の製作開始」

「台座の木取り (1)」

「台座の木取り (2)」

「光背の木取り」

「ご仏身と仮合わせしました」

「槍鉋による台座表面の加工」

徐々に形作られていく台座と光背。動画で作業風景を写し取ってくださっている記事もあり、その臨場感がこちらまで伝わってきます。

製作途中の台座と光背を、ご本尊様と仮あわせした日には、仏師様が狸にからかわれたり…？
完成する日が本当に、待ち遠しいです。

こちらでも引き続き、進捗を報告させていただきます。

皆様、何卒よろしくお願い申し上げます。

合掌

童学寺住職　塩田龍澄