外はすごい風です・・・やはり台風直撃コースです。

 

今週保護した犬は、愛犬家からすると、「え?」というようなケースです。

 

40代の男性が、「飼えなくなった」ということで8才になるビーグルを連れてきました。聞けば、外で飼っているが吠えがひどく、近所迷惑になるからと。

 

こういう時、それを素直に信用してはいけません!

その状況が、すでにおかしいのです。

 

もらった犬なのかと聞けば、ペットショップで買った犬だと。

ペットショップで飼う犬は、どんなに遅くても生後半年までの犬です。でないと、大きくなりすぎて「かわいくない」から売れないからです。

 

それが8才!

ですから、ペットショップで買ったときからずっと一緒に暮らしてきたはずなのに、今さら「近所迷惑」になる事自体が不自然です!!

 

突っ込んで聞けば、そもそもの理由は、結婚したのだけど、奥さんが犬嫌いだから、ビーグルを外に出して飼うようになったのだと。

 

 

・・・そりゃ吠えるよ!!

 

ビーグルはダブルコートなので「外飼いもできる犬種」と言う人もいますが、そもそも短毛ですし、日本の気候に合った犬ではありません。また、もともと吠えながらウサギを追いかける狩猟犬ですから吠えも多いし、飼い主と離れるのを嫌います。

 

それよりも何よりも、それまで何年も室内で一緒に暮らしてきたのに、いきなり外に出されたら、犬だろうと人間だろうと、イヤでしょう!?

 

なんでこんな人が犬を飼っていたのか本当に疑問ですが、引き取ってみてわかりました。

シャンプーもまったくしておらず、爪も伸びっぱなし。歯は歯石で真っ黒・・・当然、狂犬病の登録もしてない、ワクチンもしてない、ノミ・ダニやフィラリア予防もしていません。愛情のない飼育拒否お決まりのフルコースです。

 

そもそも動物病院に連れて行くこともないので、健康状態が悪くても気づきません。その結果、歯の状態はひどく、このままでは抜歯も必要です・・・。

年齢の割に年食って見えるのもかわいそうです。

 

ビーグルは、あの、スヌーピーのモデルにもなった犬なので、子犬の頃はかわいくて飼ったのでしょうが、犬はすぐ大きくなります。それでなくなる愛情もどうかと思いますが、「結婚相手が嫌いだから」・・・実は、こういう理由で捨てる人は、結構おり、DOG DUCAで保護した犬が何頭もいます。

 

「アレルギー」ならまだ百歩譲って理解できますが、「妻が嫌いだから」では・・・世の中には、「犬が嫌いだから捨てて」と言い放った婚約者と別れたという人もいるというのに・・・。

 

 

よく、DOG DUCAに、「犬が問題行動を起こす!」と駆け込んでくる人がいますが、僕たちは、「犬の問題よりもまず、強い飼い主になってください」と言っています。

 

「強い」というのは、体罰などの力で支配するのではなく、「頼りがいのある存在になる」という強さ、「強い心」です。

犬は、群れで生きる動物です。ですから、「強い心」を持った飼い主のもとで、安心して生活することで、心が穏やかになるのです。そうすれば、人間の言う「問題行動」を起こすことはなくなります。

 

ですが、「弱いリーダー」しかいないと、犬が群れを守ろうと神経を張り詰め、ちょっとしたことで吠えたり、攻撃をしたりするようになります。

 

この、奥さんの言うがまま、長年連れ添った飼い犬を外に出した人は、心が弱かったのだと思います。40過ぎたいい大人が・・・これは年齢に関係ありません。

しっかりしている人は、高校生でもしっかりしていますが、だらしない大人のなんと多いことか・・・でも、そういう人が、犬の面倒を見きれなくて捨てていくのです。

 

 

結婚相手が犬嫌い、というのはよくあります。

犬嫌いな人に犬を強制するのはよくないという意見もあります。

 

でもそれ以上に、本当にその犬と暮らしたいのなら、「家族」だと思っているのなら、強い気持ちを持ってその犬を守ってほしいのです。それが出来ない人は、厳しい言い方かもしれませんが、犬を飼わないでほしい。

 

犬を飼うことは、「家族」になることです

ですから、結婚と同じように、最後まで添い遂げる覚悟を持って選んでほしかった。でも、これまでとても愛情を注いでいたとは言えない状態を見てしまうと、この子は、ここに来て良かったと思います。

 

汚かったのですぐシャンプーして、保護犬たちの中に入れてあげました。一時的にとは言え、この子にとって、ここが新しい家族なのです。

でも、人寂しさを感じているだけに、人がいなくなると寂しい声を出します。

 

この子の心の傷も、癒やしてあげなければ!!

 

 

とりあえず明日、病院に連れていきます!! 何もないことを祈って!

新着情報一覧へ