秋葉原にて
 

 

9月27日(木)
プロジェクトは突然に。だからいつも準備をしていないといけない。「結のファブ2.0」に来られた方と話し合っているうちに、刺繍が声に反応するTシャツをつくることになった。何か紙や布などを使ってやりたいが、FabLab鎌倉らしい手法はないだろうかと模索していた時期だった。時間はないと知りながらもこれはやるしかないと決心し、引き受けた。モノから始まる物語、人がつくりかたを後追いできて、どこで何を買えばいいのかわかるように。そのいい事例になりそうだ、という予感だけに導かれながら。鎌倉には、細かい電子部品はないので、いろいろとパーツを揃えるためメッカである秋葉原に向かう。ココに来る度、この場所の奥深さを感じます。



電子部品を多く扱う店舗が立ち並び、店内は男性率八割のような雰囲気。棚には小さな部品が所狭しと置かれ、誰もが熱心に何かを探している。この街のポテンシャルはこの情熱のようです。


店員さんに作りたいものを伝え、あれこれ欲しいパーツを買い求めた。小さな電子部品に触れていると、まるでひとつひとつのパーツが人の「耳」「眼」「皮膚」などの機能を置き換えているような細胞に見えてくる。''そこ''からつくれるようになると、表層的なデザインやフォルムだけでなくグっと世界が拡がる。ココは、そういう世界。


一通り必要なパーツをそろえ、回路、プログラミングなどを構築するために、その分野に長けた人と打ち合わせをする。急にお願いして時間をつくってもらったので、都心のど真ん中のカフェで、PCを開き、電子部品を拡げ、コードをつなげあれこれ実験していた風景は、怪しいこと極まりなかった。時々、facebookをのぞくと、誕生日だったこともあり、いろいろなメッセージをもらっていた。ひとつひとつのメッセージが、ありがたい。毎日、毎日、贈り物のような日々の中で、たくさんの人に応援されて3日前に目標金額も達する事ができたので、もうすでにミラクルな誕生日プレゼントをもらった気分だった。



「Happy Birthday Dear Friend!! I hope you have a wonderful day!!」



スタバで電気工作していたと言ったら、「全くもう!!!」と言う友人の顔が浮かぶので内緒にしておこう。大切な人の誕生日は重要だけど、自分の誕生日がどうでもよくなるのは、歳をとるのと比例しているように思えてくる。


 

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