プロジェクト終了まであと1週間(と1日)。

3月末まで、ガーナで協力隊として助産師をしていました、對馬朱香です。先月参加したPIECESさんとの合同イベントについて報告いたします。

 

協力隊のプログラムが終了して帰国した翌日、初めて見た新聞の1面はどれも、児童虐待の相談件数の増加についてでした。地域の人たちとの助け合いの中で生活をするガーナで生活をし、地域住民みんなで子育てをする社会に、安心と心地よさを感じ、日本もこんな社会になったらいいなー、なんてのんきに考えていた私にとっては、とても衝撃的で悲しいニュースでした。

 

そんなとき、PIECESさんとの合同イベントに参加してきました。

PIECESさんは、子どもの孤立問題に取り組んでおられます。子どもが孤立しない社会にするために「コミュニティユースワーカー」と呼ばれる、子どもが、安心して頼れるような市民の育成をすることも事業の一つとして行なっています。

 

この日は、平日の夜7時からにも関わらず、オンライン参加も含めて、多くの方が参加してくださいました。みなさん、うなずき真剣にメモを取りながら話を聞かれており、これだけ多くの方が関心を持っていることを実感しました。

それぞれの活動について話した後、小澤さんと林のクロストークが行われました。

 

「元気な赤ちゃんが欲しい」と思うことは当然のことで、そんな時もし「おなかの赤ちゃんに病気があるかもしれない」と診断されたら、その夢は無残に打ち砕かれてしまいます。心は粉々です。想像していた未来の形が壊れたとき、そこから「うむ」「うまない」「看取る」「養子に出す」など、どれを選択したとしても、納得できる答えは出ないかもしれません。正解なんてないかもしれません。けれど、多様な選択ができること、そして悩んで迷って向き合って出した選択が尊重される社会にしていきたいね、という話がされました。

 

このような家族の葛藤や決断は、公には話されないことが多く、そのために、どこか他人事のような、自分ごととして考えるきっかけも少ないのかもしれません。子どもの孤立についても、数字を見て、ひどいな、多いな、と思ったとしても、やはり遠い世界の話に思ってしまうのかもしれません。私たちは、発信しづらい方達やこどもたちに代わって、世の中に伝え続け関心を集めることで、無関心の壁を壊し、一緒に行動できる仲間たちを増やしていきたいと強く思いました。

 

また、途中(小澤さんの無茶振り)で、水戸川やPIECESの斎さんからのお話しもありました。自分が良かれと思ったことでも相手を傷つけてしまったり、気遣ったつもりがすれ違ってしまったりするなど、思いやりの気持ちが裏目に出てしまうこともあるということ。しかし、これらのことを知ってる上で、考えること、話し合っておくことが大切だということ。そして、決断したあとでも、その思いはいつでも変わっていいし、直前まで迷っても当然であること、どれだけ向き合えたかが大事だということ。などが話されました。子どもを望むカップルは、妊娠する前にぜひ話し合う機会を持てたらいいなと思いました。

 

小澤さんは、人に頼るには「3つの壁」があるとおっしゃっていました。まず自分で問題に気づけること、そしてそれを相談できる人が思い浮かべられること、最後に実際にその人に相談に行けること、だそうです。妊婦さんが誰かに相談したい…と思った時に、頼りたいと思える存在になれるように、そして相談することに躊躇しなくてすむようなシステムを、確実に作っていこうと、改めて心に誓った日でした。

 

PIECESのみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました。

 

閉会後も話に花が咲いている方達が多くいらっしゃいました。

 

 

オンライン参加者のみなさんへ話しかけているところ。

 

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【応援しています!】

PIECESの皆さんは朝日新聞社のクラウドファンディングサイトA-portでプロジェクトに取り組んでいます!

[日本から「子どもの孤立」をなくしたい! 子どもと寄り添う優しい大人の育成プログラムを全国に展開します!]

https://a-port.asahi.com/projects/PIECES_2019/

このプロジェクトについて(A-portサイトから転載)

「子どもと寄り添う優しい大人」育成プログラムをつくる「応援団」になってください。

貧困、虐待、不登校。その背景には頼れる場所がないという「子どもの孤立」問題があります。認定NPO法人PIECESは、その問題を解決するために「子どもと寄り添う優しい大人」育成プログラムを全国展開いたします。日本から「子どもの孤立」をなくすためには、一人でも多くの大人の協力が必要です。育成プログラムを全国展開する「応援団」として、ご支援・ご協力をお願いします!

★このプロジェクトはコモンズ投信株式会社 取締役会長 渋澤健さんが推薦するプロジェクトです。

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皆様のご協力、お願いいたします!

 

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