女性サポートAsyl 波田地です。

 

現在19人の方にご支援いただき、20万円を突破することができました。

ありがとうございます!! 今回は、シェルターと社会の狭間にたたずむ大きな壁について、お伝えしたいと思います。

  

(https://www.facebook.com/asylchan/posts/1450017041968772の投稿より)

  

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昼下がり、事務所の電話が鳴る。見知らぬ番号だった。
 
「はい、女性サポートAsylです」
  
少しの間。
  
それからおもむろに、「えーと、○○○株式会社の採用担当ですが、△△△さんのお電話ではないのでしょうか?」と、訝し気な声が返ってきた。
  
しまった。と思いながら、説明を始める。
シェルターにいる女性の、求人応募先企業からの電話だった。
 
***
 
一般に「就職活動」をしたことがあるひとなら、それが普通のひとでもかなり骨の折れるものであることがわかるはずだ。
 
とりわけホームレス状態での就職活動は、不可能に限りなく近い。
履歴書に書く住所もなく、連絡を受け取る携帯もなく、スーツも、身なりを整えるお金もない…
 
こうした難しさは、衣食住が一応整ったシェルターでも同様だ。
特に携帯を所有できないひとの場合、応募先から連絡を受け取ることができないことは、就職活動において致命的となる。
 
団体では、貸し出し用の携帯を用意している。だがこの時は、たまたま全て出払ってしまっていた。
 
女性は、履歴書の自宅番号として、事務所の代表番号を書いて、送った。
***
説明は最小限にした。
それでも「シェルター」という言葉を聞いた瞬間から、電話口の向こう側の声が冷えていくのをはっきり感じた。
 
だから、というわけではないかもしれない。それでも、と心のどこかで思ってしまう。
 
「面談日程の予約について、明朝にこちらから連絡しますね」と、電話口の担当者は応じて切った。
だが次の朝、どれだけ待っても電話は鳴らなかった。
おかしいと思ってこちらからかける。
  
「ちょうど枠が埋まってしまったので、今回は縁がなかったということで…」
 
***
 
就職活動は、シェルター内の思いと、一般的な社会の論理とのずれを、まざまざと浮彫にします。
この出来事も、しばらく胸がチクチクして止まらず。でした。
  

   
辛気臭い投稿になっちゃったので、せめて写真はおいしそうなものを・・・
最近、スタッフSの料理スキルが上がっていると評判です。夏野菜たっぷり!(トウモロコシは、他の支援団体の利用者の方から、おすそわけしてもらったものです)
   
こうした就職活動のための資金も、今回のプロジェクトの寄付によって補われます!!


現在、貸し出し用携帯、貸し出し用スーツなどが不足しています。どうかご支援をよろしくおねがいします。

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