高圧受電施設とトリミング室エアコン更新工事が完了しました!
2022年4月1日から5月31日の2ヶ月間挑戦させていただきました
「盲導犬の健康を維持するため古くなった電気の供給設備を更新したい」
プロジェクトが無事達成できましたのでご報告申しあげます。
300名を上回る皆様から温かいご支援をいただきました。本当にありがとう
ございました。
(1)高圧受電設備の更新
古くなった電気の供給設備(写左真)と6月4日に設置された新しい設備(右写真)です。
当協会では飲料水など生活用水として地下水をポンプで汲み上げて使用しているため、
終日停電となる工事に対応するために、発電機を臨時に設置し犬舎の清掃(排泄訓練後)
や飲用・食器洗浄に対処いたしました。この工事に付随して接地抵抗改善工事も実施し
設備機器の更新と環境の整備が実現しました。
(2)追加支援による事業第1弾 トリミング室のエアコン更新工事
6月21日 20年近く使用した機器を取り外し、新たな機器を設置しました。
当初の目標500万円を達成し、ネクストゴールに掲げた追加100万円で、これまで
助成金申請をしても採択されていなかったエアコン更新プランの内、まず犬舎のシャ
ンプー室に隣接するトリミング室のエアコン更新工事を実施させていただきました。
週2~3日作業ボランティアの皆様に協力をいた
だき、訓練犬達はいつも清潔に体調維持を図るこ
とができています。ドライヤーを使用しますので
この季節は訓練犬達もボランティアさんもエアコンは必須アイテムです。新しくなって空調能力も
格段にアップし節電効果もあがりました。これからは、夏冬関係無く適温のもと作業をしていただけるとともに、訓練犬たちも心地よくトリミングをしてもらえることと思います。
ご支援ありがとうございました。
(3)追加支援による事業第2弾 共同訓練室3室のエアコン更新工事
追加支援をいただいた資金で、共同訓練室3室のエアコン更新を計画させていただき
ました。当協会では新たに盲導犬ユーザーとなられる皆さんはもとより、これまでユーザーとして盲導犬と生活を共にされていた皆さんで、それまでの盲導犬が活動適性年齢を過ぎて引退し、新たな盲導犬に更新される場合にも約一週間にわたって協会の共同訓練室で寝食を共に生活し、ユーザー・盲導犬候補犬・訓練士が共同で適合訓練を行います。
この施設の空調設備も約20年使用し能力及び経済性に課題を抱えていたことから、今回更新させていただきます。最近の半導体不足等の影響で機器の調達が遅延しておりましたが、7月26日に更新工事の日程が決定しましたので、工事の状況等は改めて最新情報にて報告させていただきます。
当協会は現在の施設を新設してから20年余を経過し、設備や訓練用車輌など様々な改修・修繕の必要性が生じてきておりますが、皆様の温かいご支援により着実に改善させていただいております。本当に有り難く、役職員一同感謝の念に堪えません。
皆様からのご寄付(6,040,000円 当初目標5,000,000円)は、
⇒キュービクル更新工事 3,982,000円 6月 4日完了
⇒トリミング室エアコン更新工事 107,800円 6月21日完了
⇒共同訓練室エアコン更新工事 784,300円 7月26日施工予定
⇒返礼品購入等 14,170円
⇒盲導犬育成費用 221,570円
⇒READYFOR手数料 930,160円
に使用させていただく予定です予定です。
新型コロナ ウィルス感染については、やや落ち着きを取り戻す傾向から、出張講演や見学会の要望も例年ベースに復活傾向と思いきや、昨日7月6日にはまた2万人を超える状況にあり第7波の到来が懸念されます。
当協会はその運営経費の9割を皆様からのご寄付や募金活動で賄っておりますので、イベントや募金活動の制限は直接育成活動への大きなダメージとなります。
今後はREADYFOR様の協力をあおぎながら、継続寄付への取り組みを検討中でございます。
できることであれば、フード代・医療費については躊躇なく対応できる安定した資金調達を基盤に、優秀な盲導犬の育成に邁進したいと思います。
今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。
公益財団法人東日本盲導犬協会 役職員一同