11月2日にフィリピン国立盲学校を訪問した際、英語の授業にお邪魔し、現在寮で生活している生徒たちに話を聞きました。英語を担当しているロナルド先生自身弱視で、この国立盲学校の卒業生です。地方の出身なので学生時代は寮で暮らしたと言います。

 生徒たちが寮の現状について話してくれている動画をぜひご覧ください。生徒たちにインタビューをしてくれているのは、今回カメラマンをお願いしたマニラ新聞記者の富田すみれこさんです。

 

 高校生の女の子は、寮にエアコンがほしい、学生数がどんどん増えていて込み合っているし、屋根のせいでとにかく暑いと話します。現在の寮の屋根は太陽の熱を直接内部に通してしまうため、寮内の気温は午前中から35℃を超えるのです。

 

ロナルド先生は、自分が学生だったころは学生数が今より少なく、寮内のスペースにも余裕があったので暮らしていけたけれど、現在は当時より学生数も増え、気候変動の影響を受けて夏がより暑くなっているので、児童生徒は暑すぎて寮にいられず、外で過ごしていると話します。暑すぎて放課後寮内で勉強もできず、当時のような良い教育・生活環境が維持できていないと説明してくれました。

 

 児童生徒たちが学習に集中しながら快適な環境で学校に通い続けられるよう、地方出身の子どもたちが中退しなくて済むよう、盲学校と共に教育環境改善に力を入れていこうと再認識させられたのはやはり、当事者たちの声を聞いた時です。

 

 

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