日本でも、盲学校が件に数校しかなく遠くから通学している生徒たちがいるため、ほとんどの盲学校には寮があります。

 

関西出身の私は、中学を卒業するまでは家から通える範囲の盲学校に行っていましたが、高校からは唯一の国立である筑波大学視覚特別支援学校に進学しました。もちろん家からは通えないので、3年間学内の寮で生活しました。


3度の食事は出るので自炊はしないのですが、掃除や洗濯等は各自で行います。高校1年生、2年生のころは2人部屋、3年生になると受験生だということで1人部屋になり、お手洗いや洗面所、お風呂等は共有でした。

各部屋には、机とベッド、タンスなどの家具は備え付け、エアコンやテラスがあるのは当たり前でした。


 さて、フィリピンの盲学校の寮はと言いますと、スペースの関係上各自の部屋などはなく、男女だけ分かれています。各部屋35人以上、まるで夏期学校などの時に泊まる宿泊施設のように、2段ベッドだけが所狭しと並んでいます。机など置く場所も無く、寮はとにかく宿泊するための場所となっているのです。


フィリピンと日本では文化や習慣が違い、フィリピン人は各自部屋にこもるというよりは、みんなでワイワイ過ごすのが好きな人が多いので、各自の部屋が持てないことがストレスになっている児童生徒は少ないかも知れないのですが、それにしても机が置けず勉強するスペースもなく、30人以上で一つのバスルームを共有している状況はけっして快適な生活環境だとは言えません。


その他にも、寮の問題…について、実際に生徒たちに聞いてみた声を明日お届けします。
  


■フィリピン盲学校の寮内部

 

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