教育を受けている、学生証がある、それはフィリピンにおいて時に、私たち障害者を差別から守ってくれたりします。

 

昨年度フィリピン駐在のNGO職員として働いていた私は、職場指定の銀行口座を開くため、職場からの口座開設依頼書を持ってある銀行へ行きました。学生時代からフィリピンに長期滞在していたので、すでにフィリピン国立銀行の口座は持っており、これがフィリピンにおいて二つ目の銀行口座になるはずでした。

 

職場からの依頼書やパスポート、フィリピンに長期滞在していることを示す光熱費の支払い証明書など必要書類を全て提出したのですが、

 

窓口で対応した女性の答えは

「あなた、目が見えないの?目が見えなくてどうやってATMを使うって言うの?どうやって通帳を確認できるの。だめだめ、責任能力のない方は口座開設はできません」

 

というものでした。

 

保護者や誰かちゃんと管理してくれる人の名前で口座を開設し、それを共有するならいいそうです。いやいや私この時すでに社会人で、この口座は私の給料や交通費が振り込まれる口座ですよ。


日本ではすでに銀行口座を持っているし、フィリピン国立銀行は開設させてくれたぞなどと色々抗議してみたら、女性がばかにしたように私の目の前に突きつけたのが紙とペン。

 

「口座を開設したいなら、責任能力があると言うなら、この紙に口座開設を希望する旨の手紙を書いて下さい、代筆は認めません」と。

 

 文字は知っています、もちろん英語も知っています、パソコンなら書けます、点字なら書けます…、でも悔しいですが全盲、紙とペンだけ渡されたのでは他人が読めるような手紙を書くのは難しいです、サインくらいならできますが。

 


<ミーティング中点字でメモを取る石田>

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