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富士花鳥園フォトコンテスト2021　バードスタッフ賞　「いつくしみ」長倉礼子様

担当スタッフ山下から「つゆちゃん」をご紹介します
・当園で初めて、試行錯誤しながらも人の手で無事に育ってくれたフラミンゴです。他の同年代のフラミンゴはフラミンゴプールのフラミンゴ達が大切に育てた子供達です。つゆちゃんの名前の由来は、生まれたのが２０２１年５月１８日火曜日の朝、梅雨の時期に生まれた事から“つゆ”と名付けました。
つゆちゃんが卵の中に入っていた頃から人の手で卵を動かしてお世話を致しました。
温めてから２８日目の５月１７日１１時４０分頃、卵の殻にヒビが入り、中からピーピーと鳴き声が聞こえて２９日目の１８日の朝、自力で無事に生まれたつゆちゃん。
生まれたばかりの体重が７、５３g。手のひらにすっぽりと収まるサイズでした。羽の色は、灰色の羽毛に覆われていました。触り心地はまるて高級で上品な絨毯の様で、今もあの感触を鮮明に憶えています。
餌は液状で、その日の体重から餌を与える量を決めていますが、与え方はつゆちゃんの口の中に、滴の様に垂らしながらゆっくりと与えました。成長の大きさにもよりますが、一回の給餌に２０分～４０分程掛かりました。ご飯を良く食べて、元気よくスクスクと育ってくれました。
 立って歩けるようになってからは、私の後を一生懸命駆け足で追いかけて来ます。その姿は今も追いかけて来ますので、運が良ければ見られるかも知れません。
 

つゆちゃんの後追い

日に日に大きくなる成長期は、生まれてから３ヶ月～６か月の間、その後は７か月～１０ヶ月位はゆっくり成長し、大人と変わらない大きさに成長します。一年後には瞳（虹彩）の色が徐々に黒目から薄い黄色へと変化し、羽根や脚や嘴も黒色又は灰色からピンク色に変化して行きます。後１～２年後には大人のフラミンゴ同様の鮮やかなピンク色に彩られると思います。色の変化を観察するのも楽しみです。
 見た目のつゆちゃんは、他のフラミンゴよりもスレンダーで脚が長い美脚の持ち主で、鳴き声はカエルの様な鳴き声が特徴です。人の手で育てた為、同世代のフラミンゴに比べて人に一番馴れています。

スレンダーつゆちゃん

　他の同年代のフラミンゴと比べてみても、本来ならば親離れをしておりますが、つゆちゃんは未だ完全な親離れしておりません。今でも水の中でお腹一杯で寝ていない限りは、私の姿を見ると私の元に寄って来ます。お互いの声でフラミンゴは親子確認をする為、私が「つゆちゃん」と呼ぶと、駆け足で私の元に駆け寄って来ます。私が呼ばなくても私が気付かずともシレっと傍にいる事もあります。傍にいる時はスリスリして私の傍から離れようとしないベッタベタな甘えん坊ちゃんです。私が朝、掃除にで使用するゴミ袋の上に乗って脚でフミフミと足踏みをして遊ぶのが今のつゆちゃんは楽しいみたいで、夢中に長い時間遊んでいます。
 傍に寄って来たりスリスリしたり甘えてくるのは私にしかしないつゆちゃんの姿で、とても愛おしく、育てたからこその幸せで、苦労はしましたが育てた甲斐があったと実感します。
 南の鳥の温室にいる、今でも私にベッタリな甘えん坊のつゆちゃんに会いに来て下さいね！

【つゆちゃんセット】水鳥の羽根＋コースター＋水鳥のエサ富士山盛り＋年間パスポート　15,000円
・つゆちゃんのコースター1枚
・つゆちゃんからお礼のフォトメール 
・換羽で落ちたフラミンゴ、黒鳥、オシドリ、コールダック等の羽根1枚
・来園時、水鳥のエサを富士山盛りであげられる権利
・年間パスポート　※有効期限：2023年4月－2024年3月
・HPにお名前を掲載　※希望制
・南の鳥ふれあいエリアにお名前掲出　※希望制
・鳥さんのお名刺1枚
・活動報告レポート

富士花鳥園

スタッフ一同