支援総額
目標金額 350,000円
- 支援者
- 55人
- 募集終了日
- 2015年3月28日
プロジェクト実施報告
READYFOR?「今年4月に『JR福知山線脱線事故から10年展』を開催したい!」プロジェクトにご支援頂いた皆様へ
JR福知山線脱線事故から10年展実行委員会・実行委員長の木村です。
去る4月22日(水)〜26日(日)まで、「わたしたちのJR福知山線脱線事故ー事故から10年展」を開催いたしました。
会場には、負傷者の方が事故現場を再現した絵画と模型、事故当時芸術大学の学生だった負傷者の方が、苦悩しながら完成させた卒業制作。事故から一年後に福知山線の主要駅で利用客等にメッセージを書いてもらったメッセージボード。事故関係者の方々へのインタビュー。関連資料など約10点を展示しました。
また、初日には負傷者の方々、事故を取材してきた記者の方にお越しいただき、トークセッションを開催しました。当事者と非当事者がともに事故について思いを巡らす貴重な時間となりました。
来場者数は、5日間で約500名にのぼり、テキストや資料が多いにも関わらず、みなさん1時間でも2時間でも時間をかけてじっくりと見て・読んでくださって、主催者として大変有り難かったです。
また、用意したA4のメッセージ用紙には、展示の感想や、事故関係者の方々へのメッセージ、事故や社会、日々の暮らしについての思いなどを皆さん残してくださり、このメッセージ用紙の束に詰まったひとりひとりの思いが、展覧会の一番の成果と言ってもいいかもしれません。
「事故への関心が薄い東京だからこそ」と思って企画した本展ですが、それはすこしばかり勘違いで、事故現場から遠く離れた東京でも、色んな理由で事故に思いを寄せる人たちがいるということを、展示を通して私自身が教えてもらいました。
あらためて、展覧会実現の機会を与えてくださった皆様に感謝申し上げます。
最後に、本展でもインタビューをさせていただいた、事故のドキュメンタリーを監督された三宅響子さんのお言葉をお借りして締めくくらせていただきたいと思います。
「事故の取材を通して、絶望的な気持ちになるときが何度かありました。その一方で、事故後の苦しい年月においても事故と向き合い続けてきた遺族・負傷者の方々の強さと知性には、本当に頭が下がる思いでしたし、日本社会の底力をみた思いでした。この展覧会を機に、もっと、遺族・負傷者の方々の言葉が、広く伝わればと願っております。」
展覧会の準備・開催を通して、私自身も、日本社会の底力をみた思いです。
事故で犠牲になられた方々へ哀悼の意を捧げるとともに、今自分が生きていることの意味を考えながら日々を過ごしていきたいと思います。
あらためて、このたびはこのような機会を頂戴し、誠にありがとうございました。
なお、下記で展覧会の模様などをご覧いただけます。
毎日新聞「福知山線脱線:負傷者が描いた作品展覧会 東京で始まる」
http://mainichi.jp/select/news/20150423k0000m040051000c.html
時事ドットコム「負傷者らが『10年展』=絵画や模型、風化に危機感-福知山線脱線・東京」
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201504/2015042200740&g=soc
ハフィントン・ポスト「4月25日だけでも『福知山線の脱線事故があったっけ』と思い出して」
読売テレビ「かんさい情報ネットten.」特集ニュース「事故を知らない私が伝える」
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なお、引換券については現在発送準備中です。
5月中には発送開始予定です。お待たせして恐縮ですが、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
リターン
3,000円
・サンクスレターと空色の栞
- 支援者
- 36人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
・サンクスレターと空色の栞
・展覧会HP、会場にお名前掲載
- 支援者
- 17人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円
・サンクスレターと空色の栞
・展覧会HP、会場にお名前掲載
・トークイベントご招待
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 12