プロジェクト概要

東日本大震災をテーマに、フランスから招いたアーティストと

一緒にダンス作品をつくります。その活動を通して、

地域と向き合い、地域の未来への可能性を拡げることを目指します。

 

初めましてこんにちは!東北、山形県の庄内地方に場所に住んでいる、橋本匡史(はしもと まさふみ)と申します。カラダを動かすのが大好きで、現在ダンス仲間と一緒に一つの企画を進めています!

今回の企画では、昨年の夏にフランスのアーティスト達と共に「東北・福島・東日本大震災・原子力発電所」をテーマとして制作しましたダンス作品、『フクシマ-痛むものの声-』をもう一度上演することを通して、震災と今とを見つめ合い、同時に地域の明るい未来づくりを進めることを目的にしています!

 

今回のプロジェクトにあたって、舞台制作費(舞台美術・照明・音響)が足りません。皆様にご支援いただけませんでしょうか。

 

 

(昨年行われた稽古の時のワンシーン)

 

いま私たちが暮らしている地域社会が
どんな方向に向かいたいのか、一緒に考え、
前に向かって変化していくきっかけにしたいと思っています。

 

震災から2年半が経ちました。現在も山形県には約6,500人の避難者が暮らし、その約9割が福島県からの避難者です。自分自身の身の回りでも、避難してきた人と知り合い、新しく友達にもなったりしました。彼らは、一般的なマスメディアから流れる実状と、かけ離れている現実が今もあることを教えてくれます。


震災が風化していくことを私たちは日々の暮らしの中で体感しています。そんな中で今回上演する作品では、3月11日に起きた震災の爪痕や、風化していく記憶と誠実に向き合うことを信念としています。

 

(廃校になった小学校の体育館で行われた稽古の様子)

 

私は大学進学のため、北海道から山形へ移り住みました。震災が起こったのは、2011年の卒業時でした。当初は岩手県の山田町で支援物資のボランティア活動をしていました。ここで見た風景や、経験はその後の自分の生き方に強く影響を受けました。

こんなにも自然の力に圧倒された事が無く、ただただ茫然としました。しかし、それ以上に圧倒されたのが、その現場に日本中から人が集まり、それぞれが自分の能力をいかんなく発揮していた姿です。ふつうの人・自衛隊の人・海外からの支援・アーティスト達。その当時の私にとって支援活動が辛くなかったと言えば嘘で、先行きは見えないし、疲労はたまるし、どうしたらいいか分からない中、目の前の事に取り組む事しか出来ませんでした。


だけど、大人が心折れそうな時ほど、避難所で暮らしている子どもたちのエネルギーはとても力強く、溢れんばかりに輝いていました。あの当時、支援しているつもりが、子どもに助けられていたと今でも強く感じています。その時学んだのは、何よりも次世代のために物事や震災復興のあるべき姿があるんだという事です。

 

疎遠になってしまった地域のコミュニティを取り戻したい。

これが今回の上映する作品のもう一つの願いです。

 

現在は山形県のご縁のあった地域で次世代のためのまちづくりをするための会社に努めています。その土地とコミュニティには、被災地とは違う性質を持った、どうすることも出来ない現状や、住んでいる人にしか分からない閉塞感があります。
現在地方の地域社会では、ありとあらゆることが「問題」として取り上げられ、解決すべき課題として山積しています。実際に暮らしの中で体験することや、人と対話することで多くの現状が浮かび上がってきます。少子高齢化地域の担い手が慢性化して、すべての産業が衰退していたり、困っているけれど、誰にも相談できない………
こうしたことは、3.11の震災によって露わにされた、地域コミュニティの大切さの一端でもあります。

 

(福島からの避難家族を招き、田んぼの体験作業を提供している出演ダンサー兼農家の阿部さん(写真中央))


自分たちのダンスチームも、地域社会の中ではとてもマイノリティな集団でした。ある一人は、田んぼや農機具についての詩をつくり、それを踊りで表現する。ある一人は、地域の伝統や文化を研究し、現代の新しい伝統芸能をつくりあげる。ある一人は、山の中でぼろ布をまとい地霊を表現するなど、その地域の中ではひと際目立つ存在で、創り上げた作品や、踊りの表現によっては、理解しがたい部分がある集団でした。


しかし「地域で目立つことは恥ずかしい、嫌われる」という風土の中で、日常の仕事の傍らダンスを続け、震災をテーマに海外からのアーティストも招き舞踊公演を行うことで、閉塞感をいい意味で壊すことが出来ると考えています。
地域社会に暮らし自分自身も表現者として踊り、よそもの目線で地域の課題を目の当たりにしていく中、自分自身がこのプロジェクトに挑戦すること、その姿勢や行動を周囲に発信していくこと、それがこの目に見えない状況を打破する一つの手がかりになるんじゃないかと考えています。それをきっかけに、様々な個性を認め合える、多様性を生み出せる地域づくりを目指します。

まず最初に楽しんでもらうこと。そして異なる文化と触れ合うことで、新しい視点を持ってもらう事。人と人でコミュニケーションすることで多様な価値観を見出してもらうことを目的としています。
 

【交流ワークショップ】
平成25年12月5日~11日
庄内町の各幼稚園、小学校、中学校、高校にて。

交流ワークショップでは、身体の動きを真似たり、実際に動かすところから始まり、身体を使ってコミュニケーションや意思疎通がとれたあたりから、いつの間にかそれがダンスになっていく過程を体験します。

 

(例:大学でのWSの様子)


【歓迎レセプション】
[日時] 12月10日 18時30分より
[講演] 『日本文化と私』ドミニック・パルメ
[プロフィール] 
1949年パリ生まれ。翻訳家。大江健三郎、谷川俊太郎などの仏訳。
[参加費(懇親会費込)] 1,000円 (学生は500円)
[会場] 庄内町文化創造館響ホール(小ホール)


【公演日】
平成25年12月12日(木)19時~
      13日(金)19時~

チケット
一般:前売り2,000円 当日2,500円
学生:前売り1,000円 当日1,200円

公演時間:1時間35分を予定
場所:山形県庄内町文化創造館響ホール(大ホール)
※東日本大震災で山形県内に避難されている方の入場料を無料としています。


「ダンス作品「フクシマ」は、人類にとっての文明を考えるきっかけにしたいと願いながらつくりました。原子力は人類の文明を象徴的に表していると思えるからです。福島の事故は人類にとっての文明の未来や限界を私たちに考えさせました。

しかしただ単に、原子力発電への賛成/反対、という議論に終わらせたくはありません。原子力発電が自分たちの生活の中にいかにしてあったか、どう付き合っていたかを喚起できる、と同時に、文明の隘路(あいろ)をどう芸術のチカラで捉え克服するかに迫った作品がしたい」、と思っています。(談・演出/森繁哉)
 

ぜひとも、山形の地で避難生活するものたちの心を躍らせ、そして私たちを踊らせてください。どうぞよろしくお願いいたします!!!

 

引換券について

 

〇マガモ農法のおコメ

出演ダンサーのとしかつ父ちゃん(阿部利勝)が、自然と拮抗しながら、丹精込めて作られた、農薬・化学肥料不使用栽培のおコメです。

 

 

〇アトツギ手帳

山形県庄内地方の在来作物や、精進料理の食文化と、そのアトツギたちをめぐる展示内容をそのまま凝縮した本で、地域に根ざした足取りで取材されながらも、若々しい感覚で書かれた一冊です。

 

http://yamagata-np.jp/news/201307/13/kj_2013071300348.php


〇森繁哉 著『物語と舞踏』
現代舞踏家、森繁哉が記した、自身の体験に基づく、舞踏の身体的技法論と自伝的書物。マニアックな一冊です。

 


〇わくわくcute set(キュートセット)
出演ダンサーの橋本が作成する手作り人形(1体※選べません)と、出演ダンサーの佐藤が作成する飛島ピアスのセットになります。

 

(手作り人形(見本))

 

(飛島ピアス(見本))

 

〇大堀相馬焼
福島県双葉郡浪江町大字大堀一円で生産される焼物です。
旧藩政時代には相馬焼と呼んでいましたが、今は国の指定以来、産地名「大堀」の名を入れて大堀相馬焼と呼んでいます。現在は、避難先で製作されており、避難先でもその伝統を繋ぐ活動をしています。(下図は見本となっています。中身は選べません。大堀相馬焼一点として扱いとなります。)

 

(見本図)
 

〇Coupie(本公演出演ミュージシャン) 
CDアルバム 1枚 「la melodioj de la orientonordo」全13曲
アコースティックと電子音響。音楽と伝統工芸、農作業。東北の長閑(のどか)な空気感を奏でる電子音響ユニットCoupie 。 のんびり出来る時間が3倍濃く増える音楽。遅く起きた日曜日の音楽に最適です。

 


〇映像作家・鈴木敏明監督 作成 公演DVD
12月に行われる公演を収録したものになります。


〇地元出演者と行く、庄内㊙穴場観光ツアー

どこに連れて行かれるか分かりません、何せマル秘なんです。

 


最新の新着情報