内園明日美の「発達障害あるあるカルタ」を全国の書店で販売したい

支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 130人
- 募集終了日
- 2023年8月31日

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- 2,515,000円
- 支援者
- 183人
- 残り
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- 現在
- 7,115,000円
- 寄付者
- 742人
- 残り
- 34日

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- 現在
- 14,921,000円
- 支援者
- 2,048人
- 残り
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#医療・福祉
- 現在
- 9,782,000円
- 寄付者
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- 残り
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#地域文化
- 総計
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- 総計
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#子ども・教育
- 現在
- 1,581,000円
- 支援者
- 90人
- 残り
- 4日
プロジェクト本文
終了報告を読む
はじめに
高知県で障がいのある方々の芸術活動をサポートしているアートセンター画楽です。
アートセンター画楽は、1990年にデザイン事務所として創業したデザイン事務所『有限会社ファクトリー』の事業部門として自分達の経営資源を活かして社会貢献していくために2004年開所いたしました。
一人ひとりの創作活動の支援や展覧会の開催、アートグッズの開発・販売を通じて障がいのある人たちの素敵な可能性を伝え、たとえ、それぞれにできにくいことがあったとしてもそのことを補って余りある魅力を持つ人たちであることを広めることが、対等で全ての人が大切にされるインクルーシブ社会の入り口であると考え、活動をしています。
※上記掲載している画像はご本人様より許諾をいただけています
日々の活動の中から生み出される足跡は、私たちに笑顔を届けてくれると同時に、あるべき社会像に対する示唆も与えてくれます。
これらの、小さな気づきを見逃すことなくメッセージとして発信して行くことが、幸せな時間を共有させていただいた我々のミッションであると考えています。
画楽に所属するアーティストの作品はもとより、彼らの手から生み出された「おみくじだるま」をはじめとする画楽グッズはそれ自体がメディアとなって、はじめましての方の心に私たちが夢見る優しい明日の姿を届けています。
これまで、私たちのできる範囲で様々なグッズ開発や、展覧会の開催を通じて夢の実現に注力してきましたが、新たな挑戦としてこのプロジェクト「[内園明日美の発達障害あるあるカルタ]を全国の書店で販売したい」に取り組み、その費用をクラウドファウンディングで募ることにしました。
プロジェクトを立ち上げたきっかけ
アートセンター画楽に登録しているアーティスト「内園明日美」は、ASD(自閉症スペクトラム障害)でありながら、自身の特性(周りとの違い)に気づき、感じる違和感を文章にして表現することができます。
彼女は、動物園や水族館の飼育係になりたいという夢をもつほど生き物が好きで、大学に進学して海洋生物の研究者になる道も探したのですが夢を実現することができず、心の不調をきたして精神科の病院に入院してしまいます。(※お名前やお写真など紹介をさせていただくこと、許諾を得ています)
その、入院中に絵札に大好きな生きものを描き、読み札に自身の感じる違和感を文章にしたカルタを制作しました。
このカルタに描かれた生きものに注がれる優しい視線、そして、彼女自身の感じる世界観を手に取って見ることで、ASDで悩んだり苦しむ同様障がいのある人への理解が進むのではないかと考えてこのカルタを「内園明日美の発達障害あるあるカルタ」と称して全国の書店で販売したいという思いがきっかけです。
以下は、内園本人が発行にあたって寄せた「まえがき」です。
「初めまして」の人もいるかな?「お久しぶり」の人もいるかな?「いつもお世話になってます」の人もいるかな?そんな想像をモクモクと膨らませながら。
このカルタに出逢ってくれたみんなに、ありがとうの気持ちを伝えたくって。頭はグルグルさせながら、心はキラキラさせながら、指はカキカキさせながら、大切に大切に言葉を綴っていくね。
わたしが、このカルタをつくり始めたのはちょうど3年前のこと。
大学に進学したものの、学校生活も人間 関係も上手くいかず、みんなの『普通』ができない自分・みんなの『普通』が理解できない自分に疑問を持ちながらも、6年かけてやっと卒業。
しかし、その後もやっぱり上手くいかない。だけど、どうして上手くいかないのかがわからない。どうしたら上手くいくのかがわからない。
そんなわたしと、ゆっくりじっくり 向き合ってくれた主治医の先生に「あなたには、ASD(自閉症スペクトラム障害)っていう特性があるんだよ」って教えてもらったところから。いちばん近くで寄り添って支えてくれた担当の作業療法士さんに「これ(わたしがメモしてたASDによる自分の特性)、カルタにしたら絶対面白いやん」って言ってもらったところから。この物語は始まったの。
空はいつだって、ぼくらの味方。(ツキノワグマ)
このカルタをつくる時、わたしがいちばん大切にしたのは「発達障害を理解してもらうんじゃなくって、発達特性を知ってもらおう」ってことだったのね。なぜなら。“障害”って言葉は、なぜか“できない”に結びついちゃうことがいっぱいあるけど、“特性”って言葉は、ちょびっとだけども“できる”に繋がっていくんじゃないかなって思ったから。
確かに、感性・能力・感覚・思考はちょびっと特殊だし、表現や行動もちょびっと独特。発達障害を抱える人だって十人十色で、それぞれそんな凸凹をいっぱい持ってる。それがきっと“らしさ”なのに、“つらさ”になっちゃってる。凸凹は、誰のことも傷つけてないのに。そこに良し悪しはないのに。何も壊してないのに。自分の世界ではその凸凹をギュッっと抱きしめてあげられるのに、そこから一歩踏み出すと、その凸凹は手に取ってもらうこともなく、見つけた瞬間に握り潰されることもある。
もちろん、ちゃんと凸凹を抱きしめてくれることもあるし、凸凹を支えてくれることもある。だけど、そんな世界はちょびっとしかなくって、ちっちゃくって柔らかいから。たっくさんあって、でっかくってずっしりしてる世界に隠れちゃって埋もれちゃう。この宇宙は、いろんな世界が集まってできてるはずなのに、まあるくてほっこりした世界は見逃されちゃう。
それを知ってほしくって、変えたくって。わたしが紡いだ言葉と絵で伝えてみようって思って生まれたのが、このカルタ。
とは言っても、わたしはわたしの感覚しかわかんないし、わたしの表現しかできないんだよね。みんな同じ宇宙で生きてる住人なんだけど、風の感じ方も違うし、雲の流れる速さも違うし、花の匂いも違うし、光の眩しさも違う。だから、みんなは『普通』って言葉を使って、誰かの感覚に合わせようとするし自分の表現を押しつけようとする。
凸凹のあるわたしたちは、『普通』って言葉のボールをあっちこっちから投げられて、それを一生懸命避けるんだけど、受け止めなきゃいけない時もある。「何だろ?これ」って思いながらも、次から次にやってくるボールからも自分を守らなきゃいけないから、仕方なく飲み込んじゃう。悔しいけど、悲しいけど、寂しいけど、苦しいけど、この宇宙で生きてく為にはこうするしかないって、諦めてる人がいっぱいいる。
だけど、本当は『普通』なんてないんだと思う。
自分のこと、弱いって思わなくっていいんだよ。(ハシビロコウ)
凸凹のあるわたしたちが望んでるのは、ちょっとだけわたしたちの世界を覗いてみてほしいなってこと。初めっから決めつけないでほしい。初めっから遠ざけないでほしい。ただ、ちょっと離れた丘の上からそっと望遠鏡を覗いてみてほしい。違っていることを恐れないでほしいし、笑わないでほしいし、比べないでほしい。
同じ宇宙に住んでるんだもん。困ってる時は、お互いに手を差し伸べられるようになるように。自分に無いものを持ってる人の事を、素直に受け入れられる関わり合いができるように。
その為に、わたしができることってね。きっと、このカルタを通して、いろんな世界に住むたくさんの人を丘の上に案内してあげることだと思ってる。そこから先は、それぞれが思いのままに感じてくれたらいいなーって思う。共感できるかどうかではなく、理解できるかどうかではなく、どちらかが正しいとか間違ってるとかではなく、どちらが優れてるとか劣ってるとかではなく。ただ、そこにある多種多様な凸凹の存在を知ってもらうことがいちばん大切なんじゃないかな。
仲良くなりたい時って、相手のことを知りたいって思うでしょ?一緒に遊んでるうちに、相手のことを前よりももっと好きになってるでしょ?それとおんなじだと思ってて。
わたしにはちっぽけなチカラしかないけど、このカルタで、“絵でおはなししたい”って気持ちがたくさんの人の“カルタで知りたい”って言う気持ちに繋がるはず。
凸のてっぺんから見てる景色を、凹の底に広がってる世界を、一人でも多くの人に眺めてもらえますように。そして、わたしとみんなで踏み出すこの小さな一歩が、もっと優しい社会・未来に繋がっていきますように。
内園明日美
※掲載している画像は内園明日美より許諾を得て掲載しています。
プロジェクトの内容
このカルタを全国の書店で発売したいという思いで準備を始めました。しかし、書店で販売するには思った以上に費用がかかり、販売だけで収支を合わせるためには、3千部以上の販売が必要となります。
昨年10月7日から1カ月間、カルタのプロモーションの為に、高知県内に6店舗あるスターバックスコーヒーさんの店舗で展覧会を開催し、3万人弱の方に見ていただきました。そのタイミングに合わせて、アートセンター画楽のネットショップで販売の予約受付を始めたところ、展示をご覧いただいた方の中で、書かれている文面に共感をいただいた方や動物の絵に心を奪われたという方などすぐに50人以上の方からお申し込みをいただきました。
この経験から、このカルタのことを知っていただければ購入したいと思われる方が大勢いらっしゃると思いますが、なかなか知っていただく機会を増やすことは難しく、3千部を販売するまでには相当時間がかかると思われるために、サンプルを制作するまでは出来ても、印刷の発注になかなか踏み切ることができません。
このクラウドファンディングを通じて、この素敵なカルタの存在を知っていただき、ひいてはご寄付いただくことでカルタの印刷に着手。全国の書店に並べさせていただき、同様の障害を原因として困ったり悩んだりしている仲間を勇気づけることができればいいなと考えています。
以下は、作ろうとしているカルタの読み札と絵札の一部です。ユニークでクスッと笑みを呼ぶ内容になっています。
カルタは、絵札、読み札、あ〜んまでの読み札に書いた気持ちの解説文がセットになって箱に入っています。
解説文を一部紹介すると
カルタのデザインは、もともとデザイン事務所である有限会社ファクトリーが手弁当で行ったとしても、印刷のためには、およそ350万円くらいの費用が必要です。そのうち、クラウドファンディングで200万をご寄付いただき、残りの不足分150万円はカルタの販売収益を当てようと考えています。
クラウドファウンディング開始後7月中には全てのデザインをアップして、印刷入稿。9月から完成したカルタを順次、書店取次から全国の書店に配本していきたいと考えています。
プロジェクトの展望・ビジョン
さまざまな色や形、デコやボコ、それらを平らに馴らすのではなく、ありのままを認め合い尊重するすることができれば、どんなに素敵なことだろうかと思います。
このプロジェクトを通して一人でも多くの方にメッセージを届け、共感を生み出すことで、一人ひとりの想いは小さな音かもしれませんが、共創することで、今日よりも優しい明日を創り出せるよう、美しい音のうねりが生まれることを夢見ています。
優しい明日は、きっと誰にとっても暮らしやすい明日となります。ぜひ皆様、ご協力ご支援をお願いします。
リターンついて
今回、返礼品としてカルタだけでなく、内園明日美の2024年版オリジナルカレンダーやカルタの原画セットなども準備しました。
オリジナルカレンダーでは、過去作で展覧会をしたときに気に入ってもらい、その人のもとに貰われていった子たち(作品)の絵も含めて作っています。
また、企業様などがカレンダーに社名のロゴと画楽のロゴをコラボした刷り込みをして300冊をご購入いただけるコースも設けています。ご検討ください。
カレンダーの1月サンプルです。サイズは30cm×30cmで日付の下に予定など書き込みがしやすいデザインにしました。
カルタの原画セットは、「あ」〜「ん」まで1文字、絵札と読み札の原画と解説文がセットで額装されています。 それぞれ1枚ずつしかない貴重なものです。
- プロジェクト実行責任者:
- 上田祐嗣(有限会社ファクトリー アートセンター画楽)
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年9月30日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
資金の使途としては、印刷単価を低減させる為の初期ロット5千部の印刷の初期費用に充てさせていただきます。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額は自己資金で調達します。
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プロフィール
アートセンター画楽は、高知県を拠点に障害があってもそのことが社会参加の障壁にならないようインクルーシブで優しい社会の実現のために活動しています。 私たちの芸術活動支援は、展覧会の企画開催をはじめ、障がいのあるメンバーの作品制作や発表のサポート、出来上がった作品の著作権管理、商品化など多岐にわたります。 作品展では、感動や共感が新しい社会像を共創する仲間づくりの種となり、商品は「素敵」「かわいい」と身の回りで、明日が、来年がこんなだったらいいなという夢を運ぶメディアとなって手から手を伝わり拡がっていきます。 日本の端の端の端っこから、小さな想いが拡がり明日が昨日より、来年が今年より良くなるように願っています。
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リターン
3,000円+システム利用料

「内園明日美の発達障害あるあるカルタ」発行ちょびっと応援コース
応援していただいた方に感謝のメールを送らせていただくと同時に、お手紙を内園オリジナルポストカードにて送らせていただきます。
- 申込数
- 16
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年10月
5,000円+システム利用料

内園明日美作品制作ちょびっと応援コース
応援していただいた方に感謝のメールを送らせていただくと同時に、内園明日美のオリジナルポストカードやコースターの入った福袋を送らせていただきます。
※カード、コースターはプリントです。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年10月
3,000円+システム利用料

「内園明日美の発達障害あるあるカルタ」発行ちょびっと応援コース
応援していただいた方に感謝のメールを送らせていただくと同時に、お手紙を内園オリジナルポストカードにて送らせていただきます。
- 申込数
- 16
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年10月
5,000円+システム利用料

内園明日美作品制作ちょびっと応援コース
応援していただいた方に感謝のメールを送らせていただくと同時に、内園明日美のオリジナルポストカードやコースターの入った福袋を送らせていただきます。
※カード、コースターはプリントです。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年10月
プロフィール
アートセンター画楽は、高知県を拠点に障害があってもそのことが社会参加の障壁にならないようインクルーシブで優しい社会の実現のために活動しています。 私たちの芸術活動支援は、展覧会の企画開催をはじめ、障がいのあるメンバーの作品制作や発表のサポート、出来上がった作品の著作権管理、商品化など多岐にわたります。 作品展では、感動や共感が新しい社会像を共創する仲間づくりの種となり、商品は「素敵」「かわいい」と身の回りで、明日が、来年がこんなだったらいいなという夢を運ぶメディアとなって手から手を伝わり拡がっていきます。 日本の端の端の端っこから、小さな想いが拡がり明日が昨日より、来年が今年より良くなるように願っています。