宮脇さんとジェンダーイコールメンバー

 

先日、プロジェクトのリターン「育休前後の不安やモヤモヤを語り合うイベント」を開催しました。

参加してくださったのは宮脇智子さん。(注:ご本人からの承諾を得て実名を出しています。)
0歳4月入園フルタイム復帰を心に決め、見事第1子で野望を果たした非常にパワフルな女性です。
先月から第2子の出産に向けて産休に入り、まさに「育休前後のモヤモヤ」が出始める頃。イベントの開催時期としては、とてもタイミングが良かったと思います。


ジェンダーイコールからは、田渕・篠原・大井・樋口の4名が参加しました。

宮脇さんは自身の自己紹介文とモヤモヤポイントが箇条書きされた資料を予め準備(さすが!)。紙芝居形式でわかりやすくプレゼンしてくれました。

書き出してあったモヤモヤポイントは全部で4つ。美味しいランチをいただきながら、順番に語り合いました。


【モヤモヤ①】
第1子育休明けと同時に長期間の大規模プロジェクトに配属されたことで第2子の妊活タイミングの見極めに苦労した。


責任ある仕事を任されると、自分が抜けることで周囲の仲間に迷惑をかけてしまうと感じ、妊娠のタイミングに頭を悩ませる女性は多いと思います。
宮脇さんもその1人でした。

結果的に第2子を妊娠し産休に入るのがプロジェクトの区切りと重なり、ちょうど良いタイミングとなりましたが、もう少し早い妊娠でもよかったのではないか、と思うこともあるそうです。

 

何年にも渡る長期プロジェクトの場合、時間の経過と共に全容を網羅する人が少なくなり、初期メンバーの存在が貴重になっていきます。
自分の妊娠・出産による残されたメンバーの影響を考えるとなかなか一歩踏み出せない気持ちもよくわかります。

とはいえ、妊娠はしたくてもできないことだってあります。そもそも予測不可能なのです。そして仕事も予測不可能なものです。

結局、どんな想定外なことが起きても最終的にはなんとかなるのが仕事です。
妊娠がわかってから産休に入るまでには時間もありますし、その間に体制を整えることは会社側の役目でもあります。
結論は「妊活は会社に遠慮しなくて良い」これで良いと思います。


【モヤモヤ②】
保育園の送迎は、送りが夫で、お迎えはママが基本。
ママが飲み会などで夜予定がある時は交渉して交代している。


モヤっとポイントがどこかおわかりでしょうか?
共働き夫婦にとっては当たり前のように耳にする分担内容だと思います。
でもこの分担、実は非常にアンフェアなんです。
以前田渕がアンフェアな理由をこちらの記事に書いたのですが、彼女も読んでくれたそうです。
宮脇さんは、フルタイム勤務で重要なプロジェクトにも関わりながら、お迎えもこなしてきた方です。2人目を保育園に預けても同じようにこなしていけるでしょう。でもこのままで良いのでしょうか?

田渕・篠原も同じような思いを抱えてモヤモヤしていた時期がありました。
その後、2人ともそれぞれの夫と話し合って週の半分は夜の時間を確保できる体制に変更しました。そうしたことで確実に活動の幅が広がっています。そして夫側も一日の家事育児のボリュームを把握できた上に、お迎えに間に合わせるための仕事効率化スキルまで身についているはずです。
そして、子供自身も「家事育児は父母両方がするものだ」という意識を持つことができます。そうすれば未だに「エプロンをつけてパパを出迎えるママ」を描写する日本のアニメやCMなどのメディアにも疑問を持つようになるでしょう。
そうして疑問を感じる人が増えれば、古い性別役割分担に囚われたままのメディアの意識も変わっていくのです。

但し、夫が長時間労働が常態化している会社に勤務している場合、週の半分も早帰りすることはなかなか難しいと思います。
その場合は、週に1回もしくは月に1回からでも始めてみると良いと思います。

妻側は夜の時間を新たなチャレンジに使ってみてください。
読書、ボランティア、セミナーや交流会への参加、なんでも良いのです。
行動することが重要です。

宮脇さんはこの重要性を十分に理解されている方ですので、一歩前に踏み出してもらえたらうれしいなと思います。

【モヤモヤ③】
保育園の送迎以外は厳密に分担しておらず、「やれる方がやる・できる方

がやる」スタンス。
 

【モヤモヤ④】
掃除・洗濯・買い物など「名のある家事」は基本夫の方がやっていた。子どもの遊び相手、保育園の書類記入など「名もなき育児」は、自分の負担が大きいように思う。


モヤモヤ③④はセットだと思います。
現在、明確に家事育児の頻度や分担について決めておらず、「名もなき育児」の認知が乏しい可能性のある夫さん。
夫さんは掃除も洗濯もマメで、特に週末は率先してやってくれるそうです。 一方で子供との遊びのつきあいなど、「名もなき育児」は宮脇さんが主担当。
夫さんが掃除などの「名のある家事」をやっている傍らで「名もなき育児」をやっているとなんとなく後ろめたい気がしてモヤモヤ。逆に自分の好きなことに時間を使われていると手伝ってほしい気持ちになり、またモヤモヤ。

その気持ち、とてもわかります!多くの家庭で抱えている悩みなのではないでしょうか?
宮脇さんの場合、間近に控えた出産により育児人数が増えて環境ががらっと変わります。このタイミングは話し合いをもつ絶好のチャンス!!!

自らの経験を熱く語る篠原氏

 

そして「名もなき育児」の認知については、ハッピーシェアボードの出番です!

夫婦2人だけで実践すると、万が一意見が食い違った時に不穏な空気になることが予想されます。ですので、ご要望があればぜひ私たちが立ち会いますよとお伝えしました。

ハッピーシェアボードの実践で家事育児分担を可視化することで、
①家事育児分担率 ②やりすぎ家事 ③名もなき家事
この3つの気づきが得られます。
そして話し合いにつなげるきっかけにもなると思います。

宮脇さんご夫妻にはぜひハッピーシェアボードの実践によって夫婦で話し合うきっかけを作り、お互いのモヤモヤの解消につなげていただきたいなと思います。

 

この話以外にもいろんな話題で花が咲き、気がつけば3時間近く経っていました(笑)

美味しいランチと実のある話でとても楽しい時間を過ごせました。

 

宮脇さん、ありがとうございました!!!