今回の5万円以上の支援をいただいた方へのリターンにもなっている「ノクシカタ」は、ベンガル地方(バングラデシュとインド東部を含む)に古くから伝わる、母から娘へ受け継がれてきた伝統刺しゅうです。

 もともと女性たちが使い古したサリーを2~3枚重ねて、ほぐしたサリーの糸で刺し子を施したもので、肌掛けや赤ちゃんのおくるみなどに使用されています。特別なお祝いには、母親たちが自由な表現で日常生活、夢や希望などをテーマに手の込んだ「ノクシカタ」を仕上げ、娘の結婚の品などとして贈っていました。
 

軒先に干されていた、ノクシカタの原型「カンタ」
家のベッドカバーも自分たちで手刺しゅうしたノクシカタ

 

また、現在は、ベンガル地方の貴重な高度な刺しゅう手法として、海外で人気の商品となり、女性たちの生活を支える重要な仕事となってきています。

 

ノクシカタのモチーフには、ベンガル地方の女性を取り巻く世界が使われています。それぞれのモチーフには意味があり、ノクシカタを手がける女性たちが思い思いの刺しゅう糸で仕上げます。例えば、人気のモチーフの鳥は幸運の出会いを、象は富の象徴、魚は子孫繁栄、舟は旅の無事を祈る気持ちなどを意味します。

 

母から娘へ受け継がれてきたノクシカタ。ここに込められた想いを皆さんもどうぞ受け取ってください。ぜひ一度お手に取りバングラデシュや少女たちを身近に感じてみませんか。

 

 
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