よく、質問されることがあります。
「雅楽を演奏するきっかけは何だったのですか?」
「どんな人たちが雅楽を演奏されているのですか?」
以前、取材を受けて簡潔にまとめられている記事があります。
良かったらご覧ください。
→http://www.excite.co.jp/News/bit/E1360318613360.html

 


私が雅楽を始めた理由、それは自分探しでありました。
小学生の考える事ですから大したことでは無かったのでしょうが、
それでも「自分が自分たる所以」を考えたことがあったのでした。
たまたま、親がやっていた(すぐに止めてしまったそうですが)雅楽の
存在を見つけ、また熱心であった伯父の影響から雅楽を始めた次第です。
雅楽に出会い、私は変わりました。自分を表現する方法として雅楽を演奏しました。
今では「雅楽=私」と自分自身では考えています。


 

私の友人に、子供に雅楽を教えている人間がいます。博雅会のメンバーです。
彼はこう言います。
「最近の子達は、テレビゲームでもそうだけど、全て思い通りになるのよ。
 でも、雅楽の楽器はとても原始的だから、なかなか思うようにはならない。
 逆に、何とかして自分の思い通りにしようと、懸命に努力する。
 上手い・下手では無いのよ。こういう気持ちは絶対に大事だと思うわ」
彼の教え子は、今では大人顔負けの雅楽演奏家として育っています。

 


私の専攻は龍笛(龍笛)という横笛です。
この楽器、まず音が出ません。音が出たところで、今度は音が続かない。
ようやく続いたとして、次には音程が合いません。音程が合えば、その次には
メロディを紡ぎださなきゃいけない。メロディを作れたら、そこでようやく
音色の議論になります。まあ奥が深い楽器です。
奥が深いからこそ、私自身が一生懸けて挑むのではありますが。


 

今回、このように雅楽という1400年物の音楽に正対し、そして努力をする
そんな仲間達が東北に行きます。
何故東北に行くのか?…それは自分達が雅楽しか出来ない事を知っているからです。
音楽と言うのは、やはり生演奏が一番です。楽器は、空気を震わせて音を創ります。
その空気を共有することこそ、音楽の醍醐味でもあります。
今こそ、東北の皆さんに本当の雅楽を伝えたい。


 

私たちに仕事をさせて下さい。宜しくお願いいたします。 

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