プロジェクト概要

 

 

現代の人形浄瑠璃を目指し、

伝統的な人形浄瑠璃の約束事を超え続けてきた

能勢人形浄瑠璃「鹿角座」との新しい挑戦へ。

 

「能勢人形浄瑠璃鹿角座

まちかねta公演 at 大阪大学」

 

この公演を実現するために、

プロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

「伝統×現代」によって、伝統芸能の新しいありかたを提案したい

 

■ごあいさつ

 

ページをご覧いただきありがとうございます。大阪大学社学共創クラスター組織「能勢町文化活性化クラスター」です。

 

大阪大学は、大阪府能勢町と包括協定を結んでおり、大阪大学文学研究科演劇学研究室での授業や社会人向けの講座で協力してきました。その関係をより強固にし、新しい活動の試みを実践すべく組織されたのが、大阪大学社学共創クラスター組織「能勢町文化活性化クラスター」です。

 

大阪大学文学研究科演劇学研究室との協力のもと、能勢町の文化活性化を目指して活動をしています。伝統的な人形浄瑠璃だけでなく、様々な現代的要素を盛り込んだ「能勢人形浄瑠璃」には、台本、演出、演技スタイル、舞台美術などすべてオリジナルで行う演目もあり、地域の伝統芸能のあり方の新しい提案をしています。

 

 

■「浄瑠璃の里 能勢浄瑠璃公演」を再び!

 

中でも、能勢町の淨るりシアターと協力してきた「鹿角座」とはこれまで、さまざまなかたちの「浄瑠璃の里 能勢浄瑠璃公演」を行ってきました。「浄瑠璃の里 能勢浄瑠璃公演」とは、普段劇場でしか見られない人形浄瑠璃芝居を、屋外に舞台を作り上げ、その場で上演するものです。

 

2008年に始まり、11年間上演を続けてきましたが、2018年に一度幕を下ろすことが決まりました。

 

しかし、これは終わりではありません。次のステップへの新たな挑戦です。そこで、

大阪大学を舞台に、野外劇場を設置。能勢人形浄瑠璃「鹿角座」との新しい公演をつくり上げるためにプロジェクトを立ち上げました。

 

淨るりシアター

 

 

大阪大学がつなぐ、大阪の伝統芸能

 

大阪大学が包括協定を結ぶ能勢町では、江戸時代から200年の伝統を持つ素浄瑠璃が存続しています。

 

 

人形浄瑠璃とは、ユネスコの無形文化遺産に登録されている「文楽」に代表される、三味線伴奏で語る義太夫節などの浄瑠璃に合わせて人形を遣い、演じる人形劇全般のことで、約400年の歴史があります。

 

人形は、首(かしら)と右手を操る「主遣い(おもづかい)」、左手を操る「左遣い」、脚を操作する「足遣い」の三人遣い形式によって操られます。

 

素浄瑠璃は、太夫と三味線のみで,演技者・人形を伴わない浄瑠璃の演奏形式で、義太夫節で語られます。

 

中でも、「能勢の浄瑠璃」の特質は、他に類例をみない”おやじ”とよばれる制度にあります。世襲制ではなく、”おやじ”になる太夫は弟子を5、6人養成し、後継者の育成を行います。

 

新しい”おやじ”が誕生することで、それまで浄瑠璃とは縁のなかったおやじの周りの町民を浄瑠璃の世界へと誘い込むことで、浄瑠璃人口の拡大に繋がっています。

 

こうして現在でも、約200名の語り手が存在し、町内各地区に太夫襲名の碑など100余基が残されています。

 

農業の傍ら、土地固有の芸事として、農閑期に師匠からマンツーマンで稽古を受け、身につけていったものであるということ、つまり、庶民によって創られ、伝え続けてきた文化なのです。

 

これは、能勢町がいかに浄瑠璃に馴染み、親しんできた土地であったかを物語っています。


「能勢の浄瑠璃」は、1993(平成5)年に大阪府無形民俗文化財に指定され、1999(平成11)年には、「浄瑠璃という芸能が地域に伝播し継承される過程で、全国的にも希少な伝承のあり方を生み出したものであり、芸能の過程を知る上で重要」とのことから、国の無形民俗文化財の選択を受けています。

 

 

能勢町

 

 

能勢人形浄瑠璃「鹿角座」

 

■能勢人形浄瑠璃「鹿角座」とは

 

 

200年以上に渡り伝えられている"能勢の浄瑠璃"(太夫と三味線の素浄瑠璃)を地域の財産として守り育てていきたい、そして、次の世代に向けての提案と発展をさせていきたい。

 

その思いから1998年に、淨るりシアターのプロデュースにより能勢町に、素浄瑠璃を基にした新しい人形浄瑠璃が誕生したのが「能勢人形浄瑠璃」です。

 

人形首(かしら)、人形衣裳、舞台美術、演目の全てが能勢オリジナルということで、全国からも注目されました。そして2006年、能勢町制施行50周年を機に新たに名称を能勢人形浄瑠璃「鹿角座」と名称を改め、劇団を旗揚げしました。

 

人形浄瑠璃の古典作品を中心に上演しています。太夫・三味線・人形遣い・囃子・それぞれの部門には「こども浄瑠璃」があり、年間を通して行われるワークショップの運営や自主練習、依頼公演などの活動しています。

 

 

<特徴>

▶︎能勢人形浄瑠璃「鹿角座」で使用する人形首(かしら)は、オリジナルのものを作成しており、これまでの人形浄瑠璃の人形にないような「現代的」な顔つきをしています。

 

これは、人形浄瑠璃の顔がその当時の人々の特徴を表すという考えのもと、現在まで伝わっている人形浄瑠璃の人形が数百年前のものであることから、現在から数百年後に現代の人の顔が伝わるようにという思いがあります。

 

▶︎能勢人形浄瑠璃「鹿角座」で使用する人形の衣装は、洋服生地で作成しているのも大きな特徴です。

 

 

▶︎鹿角座には、4つのオリジナル演目があります。『能勢三番叟』は能勢の祭りや行事・名所・特産物などが織り込まれた詞があります。『名月乗桂木』は、全国から応募された戯曲からできました。『閃光はなび〜刻の向こうがわ〜』は、宇宙人が登場する、時空を超えたSFファンタジー作品です。『風神雷神』では、日本画の世界ではよく描かれる「風神雷神」を人形浄瑠璃で描いています。

 

鹿角座レパートリー・能勢オリジナル演目「風神雷神」

 

▶︎様々な「現代」を取り入れた、定期公演を行なっています。毎年6月に行われる、能勢人形浄瑠璃「鹿角座」の定期公演「淨るり月間」では、様々な趣向が凝らされています。

・パネルを使用した演目の解説

・字幕を使用したコミュニケーション

・現代美術を大いに取り入れた舞台セット

 能勢人形浄瑠璃を擬人化した能勢PRキャラクター(「お浄」と「るりりん」)が3D映像や実際の浄瑠璃人形になって登場

 

左・お浄(西能浄(にしのきよ))    右・るりりん(木勢るり(きせるり))

 

<大阪大学と能勢淨るりシアター・鹿角座、これまでの取り組み>

大阪大学と能勢淨るりシアター、鹿角座とはこれまで様々な形で協力してきました。

 

・IFTR 国際演劇学会大阪大会レセプション(2011年)

・文学研究科アート・プロデュース論演習 「能勢人形浄瑠璃ワークショップをプロデュースする」(2012年)

 

 

・文化庁大学を活用する文化芸術推進事業「声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声 芸術祭」能勢淨るりシアター「鹿角座」 地黄城築城400年記念 シンポジウム&記念公演(2014年)

・文学研究科アート・プロデュース論演習 「能勢人形浄瑠璃をプロデュースする」  (2014年)

 

・能勢人形浄瑠璃野外公演 留学生異文化体験ツアー(2015年)

・文学研究科演劇学演習「人形浄瑠璃と現代演劇」 連続セミナー(2017年)

 

 

 

 

・文学研究科演劇学演習「能勢人形浄瑠璃ワークショップ」(2018年)

 

 

 

古典への入り口を開くことで、若い人々にも人形浄瑠璃を楽しんでもらいたい

 

人形浄瑠璃は古典であるために、せりふや音楽が現代の人々には理解されにくい部分があります。また、時代背景などもわからないと理解できない部分もあります。そのため、現代語の字幕をつけることもありますが、その場合は舞台そのものが見えづらいという問題も発生します。

 

さらに、能勢町は過疎化や高齢化、少子化が進んでおり、若い人たちが素浄瑠璃や人形浄瑠璃に触れる機会が少ないため、後継者が不足するという危機にあるとも言えるのです。

 

そこで今回、このコラボレーションによって、人形浄瑠璃などに出てくるような古典の話を現代的な演劇の手法で表現することで、古典のもつ良さ(せりふや音楽など)や時代背景などへの理解がスムーズになると期待できます。そして、古典への入り口も開けてくるのではないかと考えています。

 

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能勢の祭りや行事・名所・特産物などが織り込まれた詞が特徴的な、
オリジナル演目の『能勢三番叟』の人形

 

 

伝統的な人形浄瑠璃の約束事を超えた、新しい表現方法の実験を


人形遣いは黒い衣装を着て、登場しているのは人形のみという認識、人形は3人で遣う、太夫、三味線、人形、お囃子がそろって上演するetc…。

 

今回は、演出・舞台美術など能勢オリジナルの人形浄瑠璃を楽しんでいただきます。

 

能勢人形浄瑠璃「鹿角座」はこれまで、それぞれ伝統を重視しつつも、新しい試みを行ってきました。今回の大阪大学での公演を機会に、さらに新しいことを生み出していきたいと考えています。

 

■上演予定

開催時期:2019年7月 下旬頃 

※平日夕刻の開催を期待しています

 

鹿角座のファンの方はもちろん、大阪大学の学生、商店街等の大学近隣の方々など、これまで人形浄瑠璃や演劇に興味がなかった人たちにも観ていただきたいです。

 

そして、人形浄瑠璃を知っていただき、人形浄瑠璃の新しいファンになっていただけたら嬉しいです。

 

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2014年1月に大阪大学の文学部・文学研究科の授業「文化政策論演習」の受講生が、
能勢にある公立劇場「淨るりシアター」の全面協力のもと、
能勢の人形浄瑠璃劇団「鹿角座」の公演をプロデュースした時の上演の様子

 

 

古典への入り口を開くことで、若い人々にも人形浄瑠璃を楽しんでもらいたい

 

人形浄瑠璃の新作をつくったり、人形浄瑠璃で新しいことを始めたりするのは、簡単なことではありません。

 

それでも、私たちは能勢人形浄瑠璃を擬人化した能勢PRキャラクターの2人の女子高生「お浄」と「るりりん」といった萌えキャラを人形化した、「日本で一番新しい」人形浄瑠璃劇団である「鹿角座」だからこそ、できることがあると考えています。

 

伝統的な部分は守りつつも、上演における古典作品の扱い方や表現方法、人形浄瑠璃という枠にはまらない上演の形によって、新しい人形浄瑠璃の手法を考えるきっかけになればと考えています。

 

そして、地域の伝統芸能のあり方の新しい提案をすると同時に、地域発信型の舞台芸術のあり方のモデルも提起したい、そして、この貴重な能勢町の文化の活性化に繋がることを期待しています。

 

私たちの新たな挑戦に、皆さまの力を貸していただけませんか?応援・ご寄附をお願いいたします。

 

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能勢PRキャラクターの木勢るり(きせるり/愛称:るりりん・左)と
西能浄(にしのきよ/愛称:お浄(おじょう)・右)

 

能勢人形浄瑠璃「鹿角座」より

 

能勢人形浄瑠璃「鹿角座」は、今後も大阪大学と交流を深め、関係を密にし、様々なかたちで協力していきたいと考えています。今後は、大阪大学での人形浄瑠璃サークルや新しいレパートリーとなる作品をつくっていきたいと考えています。本企画は、その第一歩として位置付づけられ、今後も互いに協力し合っていきたいと考えています。

 

また、近松門左衛門が竹本義太夫と協力して、数々の名作を発表したように、鹿角座と大阪大学が強く協力して、上演を行い、次につなげていけたらと考えています。

 

 

 

 

ーいただいたご寄附の使い道ー

みなさまからいただいたご寄附は、新作を創るための費用、上演に必要な費用の一部として、大切に活用させていただきます。

 

 

特定寄附金による税制優遇について

 

大阪大学へのご寄附については、税制上の優遇措置が受けられます。

 

- 個人の皆様-

■所得税の軽減

大阪大学への寄附金は、所得税法上の寄附金控除の対象となる特定寄附金(所得税法第78条第2項第2号)として 財務大臣から指定されています。具体的には、寄附金の額(当該年分の総所得金額等の40%を限度とする。)から2,000円を除いた額を所得から控除することができます。

 

■住民税の軽減

大阪大学への寄附金を個人住民税の控除対象としている都道府県・市区町村にお住まいの皆様は寄附金税額控除の適用を受けることができます。具体的には、寄附金の額(当該年分の総所得金額等の30%を限度とする。)から2,000円を除いた額に4%(都道府県民税)・6%(市区町村民税)を乗じた額が、翌年の個人住民税額から控除されます。

 

大阪大学への寄附金は、例えば以下の都道府県・市区町村の個人住民税控除対象となっております。

 

・都道府県:大阪府

・市区町村:大阪市・吹田市・豊中市・茨木市・箕面市

 

【具体例】

大阪市・吹田市・豊中市・茨木市・箕面市にお住まいの方は、寄附金の額(当該年分の総所得金額等の30%を限度とする。)から2,000円を除いた額に10%(都道府県民税4%・市区町村民税6%)を乗じた額が、翌年の個人住民税から控除されます。

 

大阪府(個人住民税控除対象外の市町村)にお住まいの方は、寄附金の額(当該年分の総所得金額等の30%を限度とする。)から2,000円を除いた額に4%(都道府県民税)を乗じた額が、翌年の個人住民税から控除されます。

 

- 法人様-

大阪大学への寄附金は、法人税法上の指定寄附金(法人税法第37条第3項第2号)として財務大臣から指定されています。

具体的には、寄附金の全額を、一般の寄附金の損金算入限度額と別枠で、損金算入することができます。

 

ー 団体/グループでのご寄附について ー

複数名様からのご寄附を一括して、団体/グループとしてご寄附いただく場合、目標額達成時にお送りいたしますギフト内容(感謝状・寄附受領書含む)は、ご寄附いただきました個人ごとに発送をさせていただくことが可能です。


例:10名の団体で、5,000円×10名=50,000円を一括してご寄附いただく場合
Readyforサイト上では、

アカウント名:〜〜会
と団体名にてご登録いただき、寄附時に入力が必要なご連絡先は、代表者さまのものをご入力ください。目標額達成後、大阪大学担当者よりご登録いただいた連絡先へご連絡差し上げます。個人ごとのギフト発送をご希望の場合、代表者さま以外の方々の個人情報リストをお送りいただきましたら、対応させていただきます。


※寄附時、ギフトは複数口の選択が可能です。上記例の場合、5,000円ギフト×10口、にてご寄附いただけます。個人ごとのギフト発送をご希望の場合、大学事務局側での確認作業の関係上、複数口でのご寄附を選択いただきますようお願いいたします。

 

 


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