適塾 緒方洪庵と門人たち。180年の歴史を詰め込んだ図録を。
寄付総額
目標金額 2,000,000円
- 寄付者
- 135人
- 募集終了日
- 2018年12月27日
適塾ツアー+貴重資料閲覧を実施しました!(6月11日)
ご無沙汰しております。
本プロジェクトのご支援に対するリターンは基本的に昨年度中に実施させていただきました。ただ1件だけ実施できていないものがありました。それが「適塾ツアー+貴重資料閲覧」でした。ご応募いただいた支援者の日程とご希望を伺いながら、準備する必要があったためです。何とこの方は適塾出身で福岡藩医、九州大学医学部の淵源となる賛生館の運営に当たった武谷祐之(椋亭)(1820-94)のご子孫でした!
まず適塾ツアーでは、適塾・緒方洪庵の基本的な解説を行った上で、祐之の在塾中とその前後の適塾・洪庵との関係を説明しました。祐之の父・元立はシーボルトに師事し、高野長英を匿うなど、蘭学・蘭医学の可能性に懸けた信念の人で、入塾前の祐之は父にしたがって解剖の記録係を務めています。在塾中は葭島での解剖にも立ち会い、種痘に関心を持ち『接痘瑣言』を翻訳し、退塾後は福岡での種痘事業に尽力しました。この活躍から藩主・黒田長溥(ながひろ)に侍医として仕えることになり、黒田家の「お出入り医」(『福翁自伝』)だった洪庵と来坂時に交流しています。
貴重資料閲覧では、祐之が携わった解剖・種痘関係、また洪庵がコレラに「虎狼痢」と当てて「コロリ」と読ませたことに祐之が疑義を呈した「虎狼痢治準」をご覧いただいた。
昼食では、祐之が在塾中、広島出身の塾生・西敬次に誘われたびたび牡蠣船に通ったことから、牡蠣料理を食すことを計画した。しかし大阪に唯一残る牡蠣船「かき広」はこの時期は牡蠣料理を提供しておらず、適塾至近のオイスターバーは当日都合によりランチ営業は休業で果たせなかった。ちなみに牡蠣船とは江戸時代、農閑期の冬に広島から牡蠣を係留して大坂の堀・川に停泊し、牡蠣料理を提供した船を指す。食料保存が不十分な当時にあって、衛生管理が重要な牡蠣を水中で保管した牡蠣船は合理的であり、大坂の冬の風物詩であった。
適塾のある北浜から、資料のある大阪大学総合学術博物館まで連れ回すことになったが、ご満足いただけたようで胸をなで下ろしたところである。なお来年は武谷祐之生誕200周年の記念の年である。この機会に改めて祐之のことを調査したところ、イベントの素材に十分なり得ると実感できたので、その方向で検討してみたいと思います。あわよくば、九大等とコラボできればと考えています。
ギフト
5,000円
五千円寄附|ご寄附に感謝いたします。
■大阪大学 総長からの感謝状
■寄附受領証明書
■図録への寄附者名の掲載(ご希望の方)
※図録への掲載は、ニックネーム不可。ご本名/団体名/組織名に限ります。内容によっては要相談。
- 申込数
- 67
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年2月
10,000円
一万円寄附|図録新版にご芳名を掲載いたします。
■大阪大学 総長からの感謝状
■寄附受領証明書
■図録への寄附者名の掲載(ご希望の方)
■適塾無料参観券(5名様分)もしくは特製絵葉書
※図録への掲載は、ニックネーム不可。ご本名/団体名/組織名に限ります。内容によっては要相談。
- 申込数
- 48
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年2月
5,000円
五千円寄附|ご寄附に感謝いたします。
■大阪大学 総長からの感謝状
■寄附受領証明書
■図録への寄附者名の掲載(ご希望の方)
※図録への掲載は、ニックネーム不可。ご本名/団体名/組織名に限ります。内容によっては要相談。
- 申込数
- 67
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年2月
10,000円
一万円寄附|図録新版にご芳名を掲載いたします。
■大阪大学 総長からの感謝状
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■適塾無料参観券(5名様分)もしくは特製絵葉書
※図録への掲載は、ニックネーム不可。ご本名/団体名/組織名に限ります。内容によっては要相談。
- 申込数
- 48
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年2月
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