「人の手が入った自然は暖かい。その暖かさを求めて旅に出よう。」

 

旅する民俗学者、宮本常一の言葉です。

 

手付かずの自然も美しいですが、どこか寂しい気もします。人が手を入れ続けた自然には温かみがあります。先祖代々途切れることなく手を入れ続けた石神なの花畑にも、どこかほっとする暖かさがあります。

 

 

先週の土曜日、石神なの花畑の水路掃除がありました。地権者全員で水源や水路の掃除を行い、これから始まる田植えに備えます。水路にきちんと水が流れるようにしておかないと、菜の花畑にも水が流れこんでしまいます。菜の花は水はけの悪い場所を嫌うため、水路掃除はなの花畑にとっても大事なことです。

 

 

 

石神なの花畑は元々田んぼでした。昔は集落総出でお米を作っていました。それぞれがそれぞれの田んぼをやるのではなく、集落の田んぼは、集落みんなで端から順々に田植えをしていったそうです。田植え歌を歌いながら、冗談を言い合いながらみんなで行う田植えは、1年の中で最も賑やかで楽しみな行事の一つだったそうです。水源となる山や、そこから水を引くための水路も集落みんなで大切に守ってきました。

 

現在石神なの花畑で田んぼを続けているのは2名のみ。去年は3人でしたが今年に入って1人休耕してしまいました。山や田は手を入れ続けないとすぐに荒れていきます。休耕した田が菜の花畑になるのか、手入れが追いつかず荒れてしまうのか、それは次の代の私たち次第です。

 

私たち石神なの花会は、先祖から引き継いだこの美しい風景に、手を入れ続けます。風景は自分たちで作ることができます。私たちと一緒に未来の石神なの花畑を作りませんか。

 

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