基礎化粧品と役割について

 

 

洗顔料、化粧水、乳液など

 

肌を整える化粧品を

メイクアップ化粧品と区別して

基礎化粧品と呼んでいます。

 

私が考える基本的な役割は、

 

 

まず、

 

 

汚れを落とすこと

 

 

保湿すること、

 

 

紫外線を防ぐこと

 

 

 

この3つです。

 

 

 

メイクなどの汚れはクレンジングで、

 

汗やほこりなど軽い汚れは洗顔料で落とします。

 

 

メイクをした場合は、

クレンジングの後に洗顔料を使いますが、

これをダブル洗顔といいます。

 

さまざまな、洗顔料がありますが、

肌の奥深くには汚れは入っていきませんので、

あまりゴシゴシこすらなくても大丈夫です。

 

こすりすぎて、

かえって肌表面の角質層を傷つけてしまう

ことの方が困りものです。

 

クレンジングと洗顔料は

 

汚れの度合いに応じて使い分けるものですが、

時代とともに商品も進化してきました。

 

 

まず、クレンジングです。

 

 

最近はオイルクレンジングや

ジェル状クレンジングなどが主流ですが、

 

私たちの時代は

クレンジングクリームでメイクを落としていました。

 

それも、

 

現在のように水で洗い流せる

クレンジングはありませんでした。

 

クレンジングでメイクを馴染ませ、

鏡台の前でテッシュオフする時代でした。

 

 

現代のように

 

洗面所やお風呂場で化粧落としを

するようになったのは、

 

花王ソフィーナが

「リフレッシュクリーム」

 

という

テッシュオフも水洗いもできる

両用タイプのクレンジングを

開発したからです。

 

これには、懐かしい思い出があります。

 

 

リフレッシュクリーム」の発売に先だち、

会議をしている会場に私は呼び出されました。

 

 

社長の発案で、

 

『世の中にはない製品と化粧習慣を作り上げたい』

 

という思いが伝わったものの、

 

幹部社員にはなかなか

踏み出せないものが残っていたようでした。

 

それは、

 

女性の私に直接意見を聞きたい

 

ということからもわかりました。

 

 

化粧品を使わない幹部の男性社員では、

なかなか開発者の社長には

意見しにくい部分があったのだと思います。

 

私は、

 

幹部社員の皆さんの気持ちを

その時は全く知らずに、

商品と使い方の意見を求められました。

 

 

水洗いできるクレンジングの

開発は素晴らしいと思いました。

 

何といっても、

 

花王は家庭品ではトップメーカーであり、

常に技術の先端を担っていた会社です。

 

しかし、

 

使う側の女性の立場で言えば、

 

見た目も従来のクリームタイプで、

あまり変わり映えしないのです。

 

しかし、

 

説明書きには

 

水洗い専用と

 

今まで経験のないクレンジング

 

の使い方でした。

 

私は率直に、その点を指摘し、

形状を変えないのであれば、

しばらく説明書きには、

 

水洗い、

テッシュオフどちらもオーケー、

 

 

つまり、

 

両用タイプと表記した方がよいと

意見を述べました。

 

 

すぐにその製品で

水洗いの習慣がつくとは

思いませんでしたから。

 

当時は、

 

洗面所で化粧落としをする

習慣もありませんでしたし、

 

水洗い専用という割には

なかなかすっきり洗い上がりが

期待できない製品でした。

 

 

~柳原智子の『化粧伝(けわいでん)』⑥へつづく~

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