北総救命|最高の救急医療を求め続けるためシミュレーション機器購入へ

北総救命|最高の救急医療を求め続けるためシミュレーション機器購入へ

寄付総額

26,312,000

目標金額 20,000,000円

寄付者
2,320人
募集終了日
2021年9月30日

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2021年09月21日 18:00

#北総救命ドクター紹介 No3:救命救急センター病院講師 本村先生

 

先日の太田黒先生に続き、本日も #北総救命ドクター紹介 を行います。

第3弾の本日は救命救急センター病院講師の本村先生です!ぜひ最後まで、お楽しみください!

 

いきなり甲子園で優勝はできず練習試合に臨むように、救急医療でも実戦形式でなくては学べないことが沢山ある。シミュレーショントレーニングは、この練習試合のような機会になります。

●救命救急センター病院講師 本村 友一先生プロフィール

 

現在医師となって19年目の本村先生。救急医としても17年目、北総歴13年目です。

救急医としてはもちろん、フライトドクター、DMAT(災害派遣医療チーム)インストラクター、Beyound the theory pojects にも関わっていらっしゃいます。

本文ページに出てくる“自転車に乗っていた10歳の男の子が、車にはねられた”エピソードで現場を駆けつけたのも本村先生。リアルタイムで現場の動画情報を病院に送信できる機器「リモート」を開発にも関わっています。

 

 

ー救急医になったきっかけや思いを教えてください

 

「いつ、どこで、緊急性の高い患者さんと遭遇するか分からない。医師として、まず必要最小限の“救急医療”の知識と経験を積み、それから心惹かれる面白そうな診療科に進もう」と、救急医療の勉強を始めました。


途中、外科・産婦人科・小児科などの研修と並行しながら、救急医療と災害医療という分野の奥深さ、世界の拡がり、共存する膨大な課題と対峙して今年で17年目になりました。

 

…うーん…将来何科にすすもうかなぁ…


 

ー北総の中でも現在どういった業務をされていらっしゃいますか?

 

主に、病院前診療(ドクターヘリ、ラピッドカー)、救急初療、災害医療(東日本大震災(2011)、熊本地震(2016)、北海道胆振東部地震(2018)など)を行いつつ、後進指導・育成を行なっています。加えて、救急医療・災害医療の常識を変える ”Beyond the theory projects”というプロジェクトにも関わっています。

 

「動画通報システム(スマホ119)、動画伝送システム(REMOTES)、救急自動通報システム(D-Call Net)」など幅広い分野で仕事をしております。

中にはロボット支援医療環境研究など、もしかすると皆さんがあまり馴染みのないものにも関わっています。

▼この動画では本村先生がロボット支援医療環境研究について説明されています
(本村先生のYouTube動画より)

 

 

 

ー救急医として心がけていることを教えてください!

 

私が救急医としての心がけていることは7つあります。

 

①    子供たちがほどなく大人になり、次の世界を創る。そんな子供たちを救いたい

②    救急医療を通じて心トキメク魅力的な未来の創造。救急医療分野は『世界一』を明確に目指す

③    救急医療・災害医療に関する業務の「煩雑さ」「量の膨大さ」「コミュニケーション、情報・共有管理の難しさ」「リスクの大きさ」「時間的拘束の長さ」「心理的重圧」などを改善し、より多くの医師・看護師・関係業種が働きやすくしたい。救急医療・災害医療従事者がちゃんと幸せでないと、患者さんを幸せにすることはできない。

④    患者さんの社会的背景の問題、社会問題・予防医療にも救急医療が関わっていくべき。

⑤    高価で限られた医療資源の最適提供化(必要な人に必要なタイミングで必要な量・種類の医療資源(救急隊・医師・看護師・薬剤・医療資機材など)を提供できるシステムの構築)

⑥    必ずしもヒトがやる必要のないことの自動化・機械(AI)化

⑦    非医療者に医療に協力してもらう仕組みづくり

 

 

ー救急医は特に予期できない患者さんが多く運びこまれてくると思います。そういった患者さんを適切に処置できるよう、日々気をつけていることがあれば教えてください!

 

予測できない、というより、教科書通りでは救えないほど重症や特殊な患者や複数の患者(災害)に対応しなければならないことがしばしばあります。

 

いわゆる、我々の掲げるBeyond the theory(常識を超えろ)が求められる場面です。

 

この様な事態に対応できるようになるためには、日常的にBeyondす(超える)べきTheory(常識、定石、基本)を繰り返し想定(シミュレート)し、訓練(トレーニング)しておく必要があります。『基本がダイジ!』ということです。

 

 

ー今回のクラウドファンディングではシミュレーター機器の購入費用を募っていますが、実際にシミュレーションが必要だと思った出来事はありますか?

 

前述の通り『基本がダイジ!』なのですが、これは座学のみでは身に付きません。
実戦では、患者を前に、心身をフル活動させて、“迅速”な「手技」「コミュニケーション」「判断」が次々に必要になります。

 

患者と病態は毎回少なからず異なります。


緊急度、重症度、受傷(発症)機転、情報の正確性・追加、体格差、既往歴、内服歴、社会的背景などの僅かな違いで展開はあらゆる方向に進みます。


いきなり甲子園で優勝することはできません

基本練習とともに特殊なケースを想定した細かい連携練習を行いながら、チーム一丸となって練習試合に臨みます。実戦形式でなくては学べないことが沢山あります

 

自身の所属していた佐賀大学野球部は年間に60試合もの試合を行い、西日本を制覇しました。(…野球の話です)
 

一番左が本村先生

 

シミュレーショントレーニングは、この練習試合のような機会なのかもしれません


例えば、ドクターヘリで出動した病院から遠方の現場で、意識障害と循環不全がある患者に対し、確実な気道確保の為に気管挿管を行う?行わない?

 
…どちらを選んでも以下の「今日もヘリ日和」のように上級医に叱られることもあります(苦笑)。

 

▲メディカ出版様より特別に許可を頂きました!ありがとうございます。

出典:エマージェンシー・ケア(現エマログ)vol.28(2015年11月号)

http://www.pieronline.jp/content/article/1349-6557/28110/1134

https://store.medica.co.jp/journal/06.html

 

どちらに舵を切ったか、という結論のみならず、どちらの選択肢にも良いこと(有益性)・悪いこと(リスク)があって、これらを理解した上で、現場の状況判断でより良いと考えられた方を選択した、と言ってほしいのです。

 

シミュレーターを用いた実践的な訓練・教育を通じて、例えばこんな考察を皆で共有できればとても有用です。 

 

人を救うには体力も大切。今もマラソンなど体力作りを続けています

 

 

ー最後に、今支援してくださっている方々へ一言お願いいたします!

 

施設や設備など「ハード」には、投資をする、ということが繰り返されています。

「目に見えるものにお金を払い、与える」ことが万人にとって分かりやすいからです。しかし、患者さんを救うのは、施設や設備ではなく「ヒト」です

 

患者さんを救う救急医療従事者という生身の人間を育成してこそ患者が救われ、次の世代の救急医療・災害医療が発展します。人間こそ、教育こそ、最も優先して投資されるべき対象であると考えます

 

北総救命はこの重要性を強く認識しています。

 

次の救急医師なくして我が国の明日の救急医療は成り立ちません。国民は適切な救急医療を受けれずに亡くなってしまいます。

 

今回のプロジェクトでは、救急医療の直面する現実問題を、ありのままに広く公表し、社会全体で共有することが新しい解決策の糸口になるかもしれない、新たな可能性を生むかもしれない、そんな予感もしています。

 

ぜひ、我々の挑戦の同志になって頂きたいと思います。必ずしも寄付だけが支援ではありません。この文章を読んで頂くこと自体が支援ですし、日本と世界の救急医療・災害医療へ関心を寄せ続けて頂くことも重要な支援だと感じます。

 

救急・災害医療への関心を通じて、他人への興味関心、ちょっとしたお節介、が延いては心寄せ合うあたたかい社会に繋がれば素敵だな、と思っています。

 

引き続き、このプロジェクトの応援をお願いいたします。

 

 

 

▼以下の記事もぜひご覧ください!

コード・ブルーを見て医師を目指した:フライトドクター杉本貴史

#北総救命ドクター紹介 No1:救命救急センター部長 原義明先生

#北総救命ドクター紹介 No2:救命救急センター助教 太田黒 崇伸先生

 

▼残り日数も僅かになりましたが、達成を目指して決して諦めません。みなさま、拡散や応援お願い致します。

 

ギフト

3,000


alt

① |最高の救急医療を求め続けるために

● 寄付金控除証明書

● お礼のメール

● オリジナルステッカー1枚


※ 寄付金領収書は、令和3年12月中の発送を予定しています。

寄付者
1,323人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

10,000


alt

② |最高の救急医療を求め続けるために

● 限定配信にご招待

● オリジナルステッカー3枚

○ 寄付金控除証明書

○  感謝状



※ 寄付金領収書は、令和3年12月中の発送を予定しています。
※ 限定配信に関しましては2021年秋頃実施予定です。詳細に関しましてはプロジェクト終了後にご連絡させていただきます。

寄付者
833人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

30,000


alt

③|最高の救急医療を求め続けるために

● 限定配信にて質問をお答え

○ 限定配信にご招待

○ オリジナルステッカー3枚

○ 寄付金控除証明書

○ 感謝状



※ 寄付金領収書は、令和3年12月中の発送を予定しています。
※ 限定配信に関しましては2021年秋頃実施予定です。詳細に関しましてはプロジェクト終了後にご連絡させていただきます。

寄付者
80人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

50,000


alt

④|最高の救急医療を求め続けるために

● 病院広報誌にお名前掲載(希望者のみ)

○ 限定配信にご招待

○ オリジナルステッカー3枚

○  寄付金控除証明書

○ 感謝状



※ 寄付金領収書は、令和3年12月中の発送を予定しています。
※ 限定配信に関しましては2021年秋頃実施予定です。詳細に関しましてはプロジェクト終了後にご連絡させていただきます。

寄付者
48人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

100,000


alt

⑤ (個人・企業協賛)|最高の救急医療を求め続けるために

● 北総救命HPにお名前(企業名も可)掲載

○ 病院広報誌にお名前掲載(希望者のみ)

○ 限定配信にご招待

○  オリジナルステッカー3枚

○  寄付金控除証明書

○  感謝状



※ 寄付金領収書は、令和3年12月中の発送を予定しています。
※ 限定配信に関しましては2021年秋頃実施予定です。詳細に関しましてはプロジェクト終了後にご連絡させていただきます。

寄付者
32人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

300,000


alt

⑥ (個人・企業協賛)|最高の救急医療を求め続けるために

● シミュレーター機器にお名前(企業名も可)掲載(中)

● 北総救命HPにお名前(企業名も可)掲載(中)

●  インスタライブにてお名前(企業名)読み上げ

○ 病院広報誌にお名前掲載(希望者のみ)

○ 限定配信にご招待

○ オリジナルステッカー3枚

○ 寄付金控除証明書

○ 感謝状



※ 寄付金領収書は、令和3年12月中の発送を予定しています。
※ 限定配信に関しましては2021年秋頃実施予定です。詳細に関しましてはプロジェクト終了後にご連絡させていただきます。

寄付者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

500,000


alt

⑦ (個人・企業協賛)|最高の救急医療を求め続けるために

● シミュレーター機器にお名前(企業名も可)掲載(大)

● 北総救命HPにお名前(企業名も可)掲載(大)

○ インスタライブにてお名前(企業名)読み上げ

○ 病院広報誌にお名前掲載(希望者のみ)

○ 限定配信にご招待

○ オリジナルステッカー3枚

○ 寄付金控除証明書

○ 感謝状



※ 寄付金領収書は、令和3年12月中の発送を予定しています。
※ 限定配信に関しましては2021年秋頃実施予定です。詳細に関しましてはプロジェクト終了後にご連絡させていただきます。

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

1,000,000


alt

⑧ (個人・企業協賛)|最高の救急医療を求め続けるために

● シミュレーター機器にお名前(企業名も可)掲載(特大)

● 北総救命HPにお名前(企業名も可)掲載(特大)

○ インスタライブにてお名前(企業名)読み上げ

○ 病院広報誌にお名前掲載(希望者のみ)

○ 限定配信にご招待

○ オリジナルステッカー3枚

○ 寄付金控除証明書

○ 感謝状



※ 寄付金領収書は、令和3年12月中の発送を予定しています。
※ 限定配信に関しましては2021年秋頃実施予定です。詳細に関しましてはプロジェクト終了後にご連絡させていただきます。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

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